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2017年8月30日 (水)

【番外編】More Cutting Edgeなとんがり塩キャラ:後編(どんどん)

(承前)

もう一つだけ、錯塩キャラもここに極まれりってなものを。

公益財団法人 瓦礫を活かす森の長城プロジェクト → 公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト
公式キャラクター
どんどん
どんどん

作者不明ながら、シンプルながら、これもまたすんごい錯塩!どついたろか。【無明の闇】に分類しようかどうしようか本当に悩んだんですが、もうそれもどうだっていい。

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(2015 瓦礫を活かす森の長城プロジェクト 年次報告書)

財団発足の平成24年から働いてくれていた[どんぐり]のキャラクター。名前のないまま3年が経ってしまいましたが、平成27年の6月にホームページやフェイスブックで一般公募を呼びかけ、めでたく「どんどん」という素敵な名前を付けていただきました!どんぐりの森がどんどん増えて、どんどん苗木が育ちます様に、という願いを込めました。これからもどんどんには森の長城プロジェクトの顔として、どんどん働いてもらいます!
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旧名時代の情報がサイトからほとんど消されていて、どういう経緯でキャラクターが決定されたのか知る由もないけれど・・・。とにかくこの団体については説明が要るだろう。

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(「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」を応援する市民ネットワーク サイト抜粋)

東日本大震災で出た瓦礫を活用して、土台をつくり、植樹をして、東北の海岸沿いに、300〜400kmにもわたって、津波を防ぐ「防潮堤」をつくろう、という、壮大なプロジェクトです。
震災瓦礫は、その土地の方々にとっての、生活の形見、大切な思い出の品です。単なる「ゴミ」や「廃棄物」ではありません。
あちこちに持って行って、燃やしてしまえば、灰になってしまうだけですが、有効な資源として活用すれば、これから何世代も先まで、人々を守り続ける森になるのです。

命の宿っていたところに、命を再生させる

今こそ、瓦礫の山から、未来へ伝えるいのちの森を。
津波から人びとを守る「森の防波堤・防潮堤」を。
そのために、震災瓦礫を、燃やさずに、活用していきませんか?
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団体の推移は次のとおり。

2012.05.25 「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」発足
2012.07.01 一般財団法人 瓦礫を活かす森の長城プロジェクト 設立
2012.11.09〜11 第1回どんぐり採種ツアー(宮城県仙台市周辺)
2013.02.01 公益財団法人認定
2013.03.22 森の防潮堤創造事業 指定寄付制度認定(法人寄付の全額損金算入が可能に)
2015.06 キャラクター愛称募集
2016.07 「鎮守の森のプロジェクト」に改称
2016.夏 公共広告機構(AC)による広報開始

昨年夏の名称変更については、「活動が東北地方にとどまることなく全国に広がるように願って」と、誠に体のよい話になっている。

しかし、「東日本大震災瓦礫の処理」(高度に政治的な問題でもあった)と「近い将来の減災の備え」と「百年千年の計たる緑化」と「古き良き時代へのノスタルジー」と、ちょこっとずつ全部いいとこ取りした格好のこの活動は、社会の共感を集める一方、当初から批判や論争の対象にもなってきたわけですね。
改名の件はそこに対応せざるを得なかったものだとも取れようし、あるいは上述の脆弱な理論では持ちこたえられないという本質的な問題だったかもしれない。一言だけ付け加えれば、「震災瓦礫は被災地域内で処理すべし」論に通じるところもあったのだから。

サイトを見ると、石井竜也だのルー大柴だの倉木麻衣だのの広告塔も従えてなかなか派手に活動している。
そして、理事長は誰あろう細川護煕(1938.01.14〜)!それだけでもう危うい感じがします。突然仕事を投げ出す癖のあるこの殿様宰相をツルは信用しません。政治家は闘って闘ってボロボロになって死ね。Politique Oblige。還暦でさっさと引退して悠々と陶芸家だの書家だのになったりしとっちゃいかんのである。(奥方もね;cf. 2017.02.17「天からの恵みの重さ ― 第弐陣」)
なお、副理事長の横浜国立大学名誉教授、宮脇 昭(1928.01.29〜)は生態学の専門家で、従来から「鎮守の森」に着目し、Anti針葉樹植林を唱えていた人。
顧問には各界のお歴々が顔を出していて、佐藤可士和の名も見える。瀬戸内国際芸術祭の北川フラムに対抗しとられるようで(笑)。

我が国は基本的に農耕国であり、日本国民は作物を地道に育てることに長け、緑を守り慈しむことに近しい民族であるとは思う。
「どんぐりの種を蒔こう」という活動も、ツルが小学生だった1970年代(以前?)から確かにあった。卑近な例だけれども、ツルの父親が勤めていた福岡県大牟田市の九州電力株式会社 港火力発電所でも、敷地内に照葉樹の森 ――林というより既に森だった―― があって、これはどんぐりを蒔いて育ててきたのだと父親が話していた記憶がある。
かく言うツルも一応、遠山正瑛鳥取大学名誉教授(1906.12.14〜2004.02.27)の活動をはじめ、砂漠化防止プロジェクトに関わったことがあります、一介のボランティアとしてだけど。ツルの精神生活にとても大きな影響をもたらした経験です。

つまりは植樹や植林、緑化の活動というのはロマンがあるんだよねえ。それだけで人を惹きつける、CO2削減や地球環境変動の問題などあってもなくても。象牙の塔に座してのみはいない学者のことも評価できるだろう。

そこはいい。けれども、いかにもその辺りに狙いを定めたPopulism行動という印象も打ち消せないんです、このプロジェクトについては。あるいは、権謀術数、集合離散、君子豹変の永田町的政治世界の論理がそのまま持ち込まれたような居心地の悪さ。その象徴の一つがこの錯塩キャラと感じられて。

どんどん

そしてああ、そうだ。前回斬った深川重一の「みほっぴー」は、これまた「どんどん」よりも後なんですね。改めて、深い闇、ぞくり。

みほっぴー

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