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2017年9月 3日 (日)

【対決編】丸ブーtyphoon艶競べheart [48](伊賀市章・〈多気町章〉・伊予市章)

(承前)

さて、そろそろまた自治体章Subseries、いきましょうか。「煮詰まっちゃったオーラ」とか、[盆踊り系丸ブー]ってとこまで書いてたっすね。盆踊りをそれほど虚仮にするわけではないけれど、いずれの自治体章も「品」というものを感じられんのだわ。

♪はァーーーア
 丸ぅーへぇぇぇ ブーメランへぇぇとォ
 草木もなびくヨ

三重県伊賀市
市章
信貴正明(41歳:新潟県燕市)
伊賀市章1 伊賀市章2)

また三重県かいな・・・。ご当地は2004年11月に上野市、阿山郡の伊賀町・阿山町・島ヶ原村・大山田村、名賀郡(ながぐん)の青山町の6市町村が新設合併したところ。旧自治体のうち市ではなく町の名前を引き継いだ例は時たまあるな・・・。福岡県朝倉市もそうだったっけ(甘木市 + 朝倉町 + 杷木町 → 朝倉市;cf. 2015.12.09「アは阿呆のア,A is for Absurd ― 1」・2017.08.07「淀みに浮かぶ泡沫の如く且つ消え且つ結びて:南の帖」)。
市章は同年9月の決定だけれども、今なお市サイトには相当色合いの違う2種類が見られます(なぜだかわかりませんが)。多分、淡色の方が先にできたものと思われる。

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[伊]の文字をモチーフにし、山々に囲まれた自然豊かな市のイメージと未来へ向かい躍動する市民の姿を表現しました。[グリーン]は市の自然、[ブルー]は過去から未来へと続く歴史を表し、それらとともに人が輝く、地域が輝く、住み良さが実感できる自立と共生のまち、伊賀市をシンボライズしました。
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(優秀賞)
岩下ミホ(東京都新宿区)
河野 通(大阪府堺市)
長澤幸子(岩手県盛岡市)
服部成行&近藤里奈(愛知県名古屋市)(合作)

同じ三重県のこの町↓とタメを張る、見事なまでの盆踊りっぷりです。

【2017.08.20「丸ブーtyphoon艶競べheart [47]」】
三重県多気郡多気町
町章
立志哲洋
〔2005年8月決定〕
多気町章

これだから時々信貴と立志がごっちゃになっちゃう。伊賀市章には2,440点、多気町章にも1,149点の応募があったというから昔日の感がありますな。

信貴は2005年2月、こんなものにも選ばれている。伊賀は居よいか、伊予は居よいか。

愛媛県伊予市
市章
信貴正明(41歳:新潟県)
伊予市章

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[い]、[よ]の文字をモチーフに豊かな緑や海などの自然や太陽、人々が未来へ躍動する姿を[無限大∞]のフォルムに重ね合わせて表現。「ひと・まち・自然が出会う郷」新伊予市がさらに発展、飛躍していく姿をシンボライズしました。
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んまあ!∞は須賀裕明の専売特許と思うていたに。
こうした赤丸つきのブーメランを選んだ自治体に「田舎みかん市」の称号を与える向きもあったようですが、それではりんご農家の工藤和久センセにいささか失礼というものですわ。

講評がまたすんげえテンプレで。

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この作品は、全体を囲む線がリボンが流れるようなリズムを感じさせ、躍動感がある。また、その形は[無限大∞]とともに新伊予市の地形もイメージさせて、輝く未来へと向かう勢いのあるデザインである。山、海、太陽のイメージも分かりやすく、モノクロにした場合にもトーンに変化があり、楽しいデザインとなっている。
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まさかの「作者コメント鸚鵡返し」とは小癪な真似を。

(優秀賞)
北野公一(60歳:和歌山県)
田中博士(48歳:愛知県)
中島 厚(73歳:群馬県)
長澤竹四郎(68歳:岩手県)

因みに、北野は[い]、田中は[伊]、中島は[i]、長澤は[イヨ]がモチーフ。出揃ったねーwink
しかしスゴいのはむしろ特別賞の講評です。

森 直衛(84歳:宮城県)

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この方は、84歳の高齢(応募者全員の中で最高齢)にもかかわらず、11点もの作品を送付して下さった。それぞれのデザインもしっかりとした意図を持って考えられたもので、着色もていねいである。
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大西美沙希(11歳:伊予市)

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この作品は、伊予市在住の小学5年生の女の子が、伊予市の[灯台]を外枠にし、中に双海町の海、中山町の山を入れ、3市町が1つになったイメージのデザインである。
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村上祐太(18歳:松山市)

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この作品は、[イヨ]という文字を形に取り入れ、全体として、まとまりのある作品になっている。形は人の顔にも見え、ユーモラスな楽しさも感じられる。パソコンを用いた応募作品が多い中、高校生ながら、マスキングをして彩色しており、その仕事の正確さは、評価に値する。
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だから、それが何なのだ。

「蝶」のモチーフを多用して「マダム・バタフライ」と渾名された森 英絵(1926.01.08〜)が大昔、「どんなファッションデザイナーでもいつかは、縫製がしっかりしているとか刺繍が綺麗とか、そんなことでしか評価されない時期が来てしまう。でもファッションとはそんなことではなく、思いや夢を世に送り出していく仕事だ。自分にとってはそれを託せるものが、幼い頃郷里の島根の野原で遊んでいた時に周りを飛んでいたちょうちょだった」と語っていて、感じ入ったことがある。あの辟易する蝶の乱舞にもちゃんと意味はあったわけです。
上記の講評にはこのわかりやすさも、デザインの根底に流れている(はずの)思いへの共感も表されていない。ご当地公募は素人相手だと鼻で笑う前に、素人から嗤われることを意識すべきであったろう。

(続く)

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