« 【対決編】丸ブーtyphoon艶競べheart [50](伊勢市章・伊那市章・山ノ内町●・〈上野原市章〉) | トップページ | 【番外編の番外編】関西ローカルコピー、むかし話。 »

2017年9月 6日 (水)

【番外編】海に暮らす者として(ふなやん)

(承前)

もそっとついでに「伊」つながりでいくとbleah、京都府北部に伊根という土地もある。けれどもここは平成の大合併を経験しておらず、町章も昭和タイプです。一言で言えば京の田舎ね。
そんなご当地で取り上げるべきはこれでしょう。

京都府与謝郡(よさぐん/よざぐん)伊根町
伊根町観光協会
伊根町マスコットキャラクター
ふなやん
水池俊夫(大阪府羽曳野市:イラストレーター)
ふなやん(応募案)ふなやん(最終版)

い〜〜い感じに塩味効いてるでしょ!初め、てっきり塩崎一族の作品と思った。一見、蔵に見えるけど、[漁船]が入っているから[舟屋]です。[釣竿]盛ってる、いや持ってるのはご愛嬌(よく考えると変かも)。途中で船と舟屋は明るく塗り替えられている。エンジンの位置が中央に変えられたのは、漁師さんたちから物言いがついたんでせうか。

ご当地のシンボルとも言える「舟屋」は、1993年のNHK朝ドラ「ええにょぼ」で全国的知名度を上げた。1階が海からそのまま船を着けられるガレージ、2階が住居となっている独特の家の造りで、これが230軒ほども連なる海岸沿いは、「伊根浦舟屋群/いねうら ふなやぐん」として国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

このキャラで注目したいのは後ろ姿です。舟屋ってたいてい、海側から見た姿で取り上げられる。そりゃそうだよね、道側から見ると普通のおうちになっちゃうから。

ふなやん(背面)

でも、だから、生活視点で「舟屋の背中はごく普通」って明らかにしたところに意味があるんじゃないかと。もっとも、初めから水池が背面を描いていたかどうかはわからず、採用後求めに応じて制作したものかもしれません。
さらに言うと、立ち並ぶ舟屋のイメージから、トリオキャラを想定していた節もある。現在の設定としては、「舟屋が建ち並ぶ伊根湾に住む妖精で、舟屋の数だけ存在する」との由(+_+)。

キャラクターデザインは2010年の10〜11月に募集されて12月に決定されており、翌年3月に着ぐるみがお披露目されることになっていた。さるブログポータルサイトに情報が残っている。

-----
(2011.03.01 まにあ道 抜粋)

〔前略〕

このイラストは町内の小中学生と伊根町を訪問された方々の投票によって選ばれました。いわゆる「事前審査」は行われず、438件の作品すべてから直接選ぶというユニークな投票だったため、各方面で話題となりました。
そして、「ふなやん」の名前は、伊根町民のみなさんからの公募によって名づけられました。もちろん、由来は「舟屋」からきています。発音ですが、イントネーションは一番最初の「ふ」にアクセントをつけるのが正しい呼び方となります。

既にイラストは町役場と観光協会の公式サイトで公表されていますが、着ぐるみは3月12日に堂々公開されます!

「Love and Candle 〜潮風のラブレターズ in 伊根〜」
日時 2011年3月12日(土)16:00〜19:00
場所 道の駅 舟屋の里公園
-----

「話題となりました」はむしろ「波紋を呼びました」ではなかったのかと思いますがね。
イベント名もかなり恥ずかしいです。けれどもこれは行われなかった。

-----
おことわり:東日本大震災の影響により、このイベントは当分の間延期することになりました。
あしからずご了承ください。
-----

北近畿、日本海沿いのここにも、こんな影響があったのか・・・。津波注意報はご当地も含め、全国的に発令されていた。
結局、3月21日の伊根町成人式で初お目見えし、一般向けにデビューしたのは4月3日に行われた震災復興チャリティイベント。

-----
(2011.03.31 まにあ道 抜粋)

2011年3月11日に発生した東北関東大震災では、地震と津波により多くの住民が甚大な被害を受けました。
犠牲になった方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、伊根町民の有志が、避難所生活をされている人たちに何ができないかという強い思いで、ついに立ち上がりました!
今回の被災地の中には漁港が多く含まれており、漁師さんが多い伊根町ではとても他人事には思えません。

そこで地元有志により、義捐金と支援物資を集めるためのチャリティイベントを急きょ、行うことになりました。
町民のみなさん、隣接地域である京丹後市・与謝野町・宮津市・舞鶴市のみなさん、そして丹後地域を訪問予定のみなさん!
是非ともこのイベントにご参加いただき、一緒に被災者への支援と復興への協力を進めましょう!

支援物資については下記のものに限ります。
できるだけ箱単位でお願いいたします。

★缶詰(魚やお肉系の小型のもの)
★カップ付きのスープまたは味噌汁(お湯を注ぐだけで食べられるもの)
★栄養調整食品(クッキー状・ゼリー状のもの)
★缶入りのトマトジュース・野菜ジュース

もちろん義援金での支援も歓迎いたします!

【日時】
平成23年4月3日(日) 午前11時から午後2時まで

【場所】
道の駅「舟屋の里 伊根」

〔後略〕
-----

やはり、あの災害の悲惨さを見せつけられた直後では、舟屋の耐震強度や津波対策は、といったことも役場や漁協で真剣に話し合われたんだろうなあ。
このキャラもまた、誕生して早々から「ご当地キャラの役割」なんて大きく重い問題に正面から向き合ったのだと思います。

« 【対決編】丸ブーtyphoon艶競べheart [50](伊勢市章・伊那市章・山ノ内町●・〈上野原市章〉) | トップページ | 【番外編の番外編】関西ローカルコピー、むかし話。 »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1247782/69668469

この記事へのトラックバック一覧です: 【番外編】海に暮らす者として(ふなやん):

« 【対決編】丸ブーtyphoon艶競べheart [50](伊勢市章・伊那市章・山ノ内町●・〈上野原市章〉) | トップページ | 【番外編の番外編】関西ローカルコピー、むかし話。 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想