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2017年10月 6日 (金)

【対決編】丸ブー艶競べ [54](安曇野市章・南九州市章)前段

(承前)

盆踊りに踊り疲れたところで、ちょっとばかし趣を変えましてと。

長野県安曇野市(あづみのし)
市章
古川賢一郎(27歳:神奈川県横浜市鶴見区)
安曇野市章(応募案)安曇野市章(最終版)

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安曇野市の[安]の字を図案化し、色彩については自然をモチーフにした[緑色]にしました。デザインの中央上部の[輪]は、安曇野市民を輪でつつみ、団結をするイメージで制作しました。
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丸ブーの中では少数派に属するシンメトリー系です。控え目に白いスリットを入れる補整が施されている。

鹿児島県南九州市
市章
川本 智(長野県木曽郡大桑村)
南九州市章

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南九州市の頭文字[み]と九州の[九]をモチーフにして,自然と調和したまちを表現。躍動感ある曲線が,想像力と活力やこころやすらぐまちを象徴。各色は肥沃な大地と活力,清流と豊饒の海,緑豊かな自然をイメージ。
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こっちはスリット入ってません

安曇野市章は2005年7月決定、南九州市章は2007年9月決定。前者は3,201点、後者は2,160点の応募の中から選ばれたそうなんですけど。
なんていうのかなー、どっちも好きにはなれない。大味過ぎて、不躾というか。南九州市章なんてほとんど粗暴にさえ映る、ツルの目には。

安曇野市では候補を5点に絞ってから住民意向調査をやっていて、投票総数4,462票のうち古川案はトップの1,561票(得票率 35.0%)を得てるんですがねー。

(優秀賞)
重田律子(55歳:神奈川県川崎市)
重田 修(61歳:神奈川県川崎市)
三好健一(54歳:福岡市)
渡辺康秀(51歳:東京都新宿区)

あー、ずっと前に次点を一発ぶん殴ったことがあったな(cf. 2013.12.26「さよなら三角、まねしてまん丸 ≪一≫」)。

でもこの公募で一番下世話に面白いのは、決定時の小ネタである。

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(2005.07.12 第16回安曇野地域合併協議会 会議録 抜粋)

○木下俊美委員(堀金村)

〔前略〕

このほど松本市のグラフィックデザイナーと称する方が、選考小委員会の各位ということで、怪文書と言うと大げさでございますけれども、この選考に当たりまして、いろいろな広い考慮をした上でやったのかどうかというような中傷文が回ってきまして、大したことではないんですけれども、いかにも小委員会が素人集団がやったがごとく中傷記事が入りましたものですから、少しばかり気分が悪い感じでございます。私ども、いろいろ小委員会の報告をいたしましたように、県のデザイナーの先生も付きまして、その方からいろいろレクチャーを受けて、そして二転三転の中でこれを選定をしたということでございますので、企業であるとか、いわゆる全国の市町村の類似品等の調査もしまして、抵触しないかということを事務局も時間を掛けてやってもらったり、こうしたことでやりましたものですから、この中傷には値しないと。どうも出された方が選ばれなかったのではないかという感じがいたしますが、こういうことはちょっとどうかなと思った次第でございますので、ちょっとこれを付け加えまして、私の方も、個人的には投票をしましたのは違う作品でございましたけれども、そのように皆それぞれ違いますものですから、この「安」というのが「安心・安全」という時代のニーズに沿うという意味でも、非常に良いのではないかと思っております。

〔後略〕
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選考委員を仰せつかった身として、心中穏やかならず、憤懣やる方なしといったところだったわけ。
一方この問題、紙礫を投げつけた当の本人(であろう)に言わせればこういうことになる。某公募系BBSでは。

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949:名無しの看板や:2005/10/05
シンボル応募の前に、審査員がどんなかおぶれかを確かめることだ。
今春4月募集した、長野県安曇野市(あづみのし)なんて、合併協議会の委員10人が審査員。当然この世界では10人ともドシロト。
3201点も応募があったのに、彼らが絞り込んだ5点は、ワンパターン。
かれら委員の感想・選考所感・・・「安曇野市合併協議会」をサーチ、「協議会、会議録」の5月分、6月分、7月分に議事録あり。
委員いわく「指南係りのデザインの先生が、審査の絞込みの度に指導してくれるが、その都度ぜんぜん別のものが良いものに見えてくる。」
「感性・イメージだけで選んだ」等々、こんな素人だけに選ばれたんでは浮かばれない。

306:2006/01/27
まぁ、とにかく、市章審査委員が素人集団の場合は「素人受け」するデザインのほうが選ばれやすい。起案まえに合併協のHPで審査委員のプロフィールを確かめておくことだな。
この委員たちがドシロト委員の場合は「長野県、安曇野市(あづみのし)」のように3201の作品があっても、選定された5作品はワンパターンになっちまった。
それを指摘したら、2005年7月の合併協会議で審査選定委員のひとりが「我々はデザインの専門の先生から選定前に40分間ものレクチャーを受けて選定したんだから、一丁前の選定だったはずだ」と、のたまった。会場から失笑されていたが、、、。(安曇野市合併協議会委員、木下俊美委員)
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ツル思うに、紙礫は紙礫だったのだろう。紙礫子の主張は「俺はデザイナーだ、だから豊かな才能がある、お前らはド素人だ、だから何も理解できてない」というDogmatism満開なものだから。
対して木下も、決してこのような内容でこの件を口にすべきではなかったと思う。シビアな批判を悪意ある「怪文書」「中傷文」としか捉えられなかったわけだから。これによってリテラシー欠乏症を露呈しちゃった感じでしょ、黙っていればごまかしも利いたのにw。
選考や批評をするということは、常にそれ自体が批判に晒されるということでもある。意味レスなことを表明しちゃいかんよキミ達。

南九州市の方も負けずにネタは豊富なんですが、それはまた次回に。

(続く)

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