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2017年10月21日 (土)

【番外編の追補】ある北のローカルガイダーの来し方:前編(きたひろ<img src="http://emojies.cocolog-nifty.com/emoticon/maple.gif">まいピー・あげポン・シカぼう)

(承前)

 

今度は一気に北海道に飛びまーす。取り上げるのは八谷早希子、ではなくて、このキャラの作者のこと。

 

【2017.08.24「Tall, Dark & Salty」】
北海道函館市
一般社団法人 函館国際観光コンベンション協会
五稜郭築造150年祭実行委員会
五稜郭築造150年祭 キャラクター
かくルン
斉藤はつめ(北海道北広島市:道都大学美術学部デザイン学科2年)
かくルン

 

前回記事を書いた後もいろいろ調べていて大変興味深く感じたので、再びものします。

 

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(2013.11.15 函館新聞 抜粋)

 

特別史跡「五稜郭」が来年築造150年を迎えることから、150年祭開催に向けて実行委の設立総会が14日、函館市総合保健センターで開かれた。

 

〔中略〕

 

この日は先月公募したキャラクターとシンボルマークも発表された。函館市内をはじめ、全国各地から合わせて100点を超す応募があった。キャラクターは函館出身で北広島市の大学生、斉藤はつめさんの作品が選ばれた。[五稜郭]をかたどったかわいらしいデザインが特徴。

 

〔後略〕
-----

 

「五稜郭がルンルン」なる愛称は、道南地域に住む小学生から別途募集されたもの。

 

実は斉藤は大学在学中に、↑を含めて少なくとも4点のキャラクター公募に採用されている。必ずしも錯塩モノばかりではないんですが、まず最初は2012年8月デザイン決定のこれ。

 

北海道北広島市
北広島商工会
ゆるキャラ
きたひろまいピー
斉藤はつめ(道都大学美術学部デザイン学科1年)
きたひろ<img src=

 

同大学のある北広島市で、明治時代、北海道稲作の父、中山久蔵翁が苦心の末栽培に成功した[赤毛米]のキャラクター。応募資格は「北広島に熱い“想い”のある方」とされていた。つまり一応全国版。

 

おそらく本人にとっても一番思い入れのある作品ではないか。2年後の地元情報紙には次の記事が載っている。

 

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(2014.11.14 情報新聞陽だまり 第26号 人物クローズアップ 抜粋)

 

ちいさい頃は、漁師や大工さんになりたかった。
でもいまは、美術を活かせる仕事がしたい。

 

道都大学美術学部デザイン学科3年生
斉藤 はつめさん

 

〔中略〕

 

斉藤さんが、デザインする際に大切にしていることは、募集内容を読みその土地や、ものを調べること。地域について知る所から徐々にキャラクターが形に。まいピーも最初はやんちゃな少年をイメージしていたそうですが、「リボンを付けてみたら?」「表情を変えてみたら?」とだんだん今の形になり、制作中は「稲子(いねこ)」という名前で呼び、愛情を注ぎ生み育てたそうです。
斉藤さんはまいピーの今後の活躍に期待しているそう。地域の人の身近な存在になるよう、もっとPRしてほしい。もっと活発に活動してほしいと思っています。
すべてのキャラクター達は手を離れると、自治体に育てられ、活躍していきます。自分の手を離れたら陰ながら応援し、活躍を見守るそうです。
今後も得意なキャラクターデザインを考え、自分の世界観を大切に、絵を描いていきたいと話す斉藤さん。これからは、どこの?誰の?生みの親になるのか、若い力に期待は高まります。
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ふーん。ちょっと高柳順子のことを思い出した。(「もち-うさぎ」の作者makiとは経歴が似ているけれど、考え方は相当違うように思われる。)
この記事には;

 

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はつめさんの名前は漁師のお父さんが魚の名前から付けてくれた名前。とても綺麗な魚で、本人も気に入っているそうです。
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なんてことも出ている(^_-)。ハツメ/Sebastes owstoniはメバル科(旧 フサカサゴ科)メバル属の魚。

 

さらに翌々年、大学卒業を控えた時点では。

 

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(2016.03.01 広報北広島 992号 人の森 抜粋)

 

〔前略〕

 

道南の松前町で生まれ育った斉藤さんは、子どもの頃から絵を描くことが大好きだったそう。中学、高校では美術部に所属していた。「初めて油絵を描いたり、コンクールに作品を応募したり、いろいろなことに挑戦しました」と話す。

 

〔中略〕

 

昨年、斉藤さんが挿絵を担当した電子版の絵本が、インターネットの通販サイトで発売された。北海道に稲作を広めた中山久蔵翁の物語だ。「久蔵さんが稲作に成功した当時の顔や服装などの資料が、ほとんどなかったので、苦労しました」と語る。

 

〔中略〕

 

4月からは就職のため、札幌で暮らすことが決まっている。「まいピーを見る機会が減るので、テレビなどに出演してくれたらうれしいです」と笑顔を見せた。
社会人になっても、創作活動は続けるという斉藤さん。これからも、みんなに愛されるキャラクターを生み出すことだろう。
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「きたひろまいピー」の実績がこの電子絵本「赤毛米をそだてた久ぞうさん」につながったんでしょうなあ。

 

2年生だった2013年5月に発表されたのはこれ。

 

北海道虻田郡喜茂別町(きもべつちょう)
道の駅 望羊中山
ゆるキャラ
あげポン
斉藤はつめ(道都大学美術学部デザイン学科2年)
あげポン

 

モチーフは道民にはよく知られているという[峠のあげいも]、米の次は芋です。応募は1年の時で、「道内の大学生らから峠に親しみを持ってもらおうとキャラクタを募集」したと大学サイトに出ている。「望羊」とは、「蝦夷富士」の異名を取る[羊蹄山]を望むという意味なんでしょう。

 

2年の時には上掲の「かくルン」採用もあって、さらに3年になると、とうとう。

 

北海道北広島市
道都大学(2017年4月〜 星槎道都大学)
イメージキャラクター
シカぼう
斉藤はつめ(北海道函館市:大学3年)
シカぼう

 

同大学の法人設立50周年を記念したキャラクターで、構内に飾ってある[シカ]の剥製がモチーフになったそうな。自分の通う学校のキャラに選ばれたとは誠に名誉なことと思うわけですが、公表資料には;

 

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大賞:斉藤はつめ様
北海道函館市 大学3年生

 

入賞:前田昌克様(大阪府大阪市)
   蔦森敦子様(愛知県名古屋市)
   長井悠香様(埼玉県越谷市)

 

特別賞(学長賞) 大阪府立布施北高等学校
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とあるだけ。つまりは学校の名前を伏せたとしか思えないんですよねえ。

 

(続く)

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