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2017年11月26日 (日)

【番外編】重き霧の晴れて後(コウノトリPRロゴ):下

(承前)

タウンニュース宮前区版には、「人物風土記」の1週間前にこんな記事も出されていた。

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(2016.09.30 タウンニュース 宮前区版 抜粋)

徳島県鳴門市が認証するコウノトリブランドのロゴマークに区内在住の重田 修さんの作品が選ばれた。同市では優れた生産物等を、昨年同市に飛来した国の天然記念物「コウノトリ」にちなんだブランドとして認定し、市内外に発信。地域活性化を図っていく。今後、重田さんのロゴがその象徴となる。重田さんは「親しみを持ってもらえれば」と話す。

〔中略〕

デザインについて重田さんは「幸せを運ぶ鳥として知られるコウノトリによって同市に幸せがもたらされ、大きく羽ばたけるようにと願いを込めた」と話す。
重田さんはグラフィックデザイナーとして働いていたが、定年後は趣味として全国各地のロゴの公募に挑戦。10年以上続けている。これまで約45点の作品が入選。10点以上が最優秀賞に選ばれ、実際に世田谷商店連合会(東京都)等で使用されているという。重田さんの作品は全て手書き。「温かみが伝わるようにしたくて。親しんでもらって地域が元気になるようなものを作るよう心がけている」という。また、制作に入る前に地域を知ることも大切にしており、中でもその地の自然をモチーフとすることが多い。今回も[渦潮]という同市の象徴ともいえる自然を取り入れた作品となった。

〔後略〕
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何ですって!?「自然をモチーフとする」!?見たことねえぞ、この判子絵ガイダーで。

当のご当地では発表時にこのような報道があった。

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(2016.09.09 徳島新聞 抜粋)

鳴門市内に飛来している特別天然記念物コウノトリにちなんだ農作物などの認証制度を導入する市は8日、認証した農作物などのブランド名とロゴマークを決めた。いずれも全国公募していた。販路拡大や市のPRなどにつなげる。
ブランド名に決まったのは、山口県周南市の青木輝男さんが応募した「コウノトリおもてなし」。鳴門を訪れる人を心と味でもてなすとの思いが込められている。応募のあった830件から最優秀賞に選ばれた。
ロゴマークには252件の応募があった。[渦潮]と[コウノトリ]を描き、幸せを運ぶコウノトリのイメージを[ハート]で表現した川崎市の重田 修さんの作品が最優秀賞に選ばれた。重田さんの作品のほか、優秀賞の作品も使う。
鳴門市には昨年からコウノトリが定着しており、市は餌場となっているレンコン畑に着目。自然に配慮した農法で栽培したレンコンなどを認証し、独自ブランドとして売り出すことを決めた。

〔中略〕

鳴門市大麻町の巣の周辺には現在、3歳の雌と2歳の雌が巣の近くの畑で餌をついばむなどして過ごしている。
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ツルはかなり驚いた。

(1) 前回も書いたけど、重田作品が全て手描きとされていること。

【2015.03.27「十年に一度の逢瀬:1」】
長野県佐久市
新佐久市誕生10周年記念事業 ロゴマーク
重田律子
〔2014年7月決定〕
佐久市10周年

【2017.10.25「ある伝説の・・・ふにゃふにゃ」】
富山県
とやま地域包括ケアシステム シンボルマーク
重田 修
〔2015年12月発表〕
とやま地域包括ケアシステム

【2017.09.24「みほどこさ いばらきさ」】
茨城県稲敷郡美浦村
美浦村PRロゴマーク
(優秀賞)
重田 修
〔2016年12月決定〕
美浦村ロゴ(重田案)

【2015.03.27「十年に一度の逢瀬:1」】
東京都西多摩郡瑞穂町
みずほ・きらめき回廊 ロゴマーク
(優秀賞)
重田律子
〔2014年3月決定〕
みずほ・きらめき回廊(重田律子案)

【2017.10.25「ある伝説の・・・ふにゃふにゃ」】
自衛隊家族会
ロゴマーク
(優秀賞)
重田 修
〔2017年3月発表〕
自衛隊家族会(重田案)

どこが「手描きの温かみ」やねん。揺らぎや歪みに向ける眼差しはさらになし。

(2) 重田が市章をベースにしたことが一切伏せられていること。これには納得がいかない(伏せなければならぬ問題であったとも思わないし)。

コウノトリPRロゴ(応募案)

【2013.10.23「Olympics & Expos おまけ」】
徳島県鳴門市
市章
(作者不明)
〔1947年11月制定〕
鳴門市

記者の不勉強ってとこかネ。

(3) 次点作品も利用していくということ。これについては意図も詳細もわかりません。ツルも不勉強ってことやね。

(4) そもそも、コウノトリがワンペア飛んできて1年も経たない時点で、「棲みついた」としてキャンペーンを張ろうとしていること。本公募で一番浅ましいのはこの点であろう。ついでに言えば、コウノトリを用いた「何の」ブランディングであるのかが不明確。ご当地産品の販促やらご当地自体のイメージ高揚やら、包括的に運用したかったのだろうということは見てとれるが、その考え方には無理がある。ご当地とコウノトリとの間に関係性がまだできあがっていないからです。

燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや。そっとしておけ鴻の鳥。

(続く)

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