« 【番外編】「子育て」の苦労いろいろ:三苦労(すくすくかんさい・すこやん) | トップページ | 【番外編の番外編】ガイダー縁起絵巻:上巻(クリパくん・ふくしまUDキャラ) »

2017年11月 9日 (木)

【番外編】「子育て」の苦労いろいろ:四苦労(三重県子育て家庭応援)

(承前)

見てきたとおり、地方自治体の子育て支援策というのは移り変わりが激しい。概ね、都道府県単位(or 市町村単位?)で始められ、近隣自治体と複雑に連携しながら広域化していったようです(こうした動きは九州でも北関東でも見られた;cf.【その66】)。それに伴って、ビジュアルもころころ変わっていったことが見て取れる。

ここでもう一つ、東海にありながら「すくすくかんさい」にも加入した三重県を例に挙げてみます。

三重県
三重県子育て家庭応援事業(子育て家庭応援クーポン)
シンボルマーク
三重県子育て家庭応援1 三重県子育て家庭応援2

三重県子育て家庭応援3 三重県子育て家庭応援4

途中で現れてくるブレーメンの音楽隊的なものは、「はぐみん」なる愛知県出身の子育て・子育ち応援マスコットキャラクター(こちらも広域化していったわけだ)。
三重県がこのクーポン制度を開始したのは2007年12月。東海3県(2009年4月共通化完了)と関西2府7県(2010年4月共通化完了)と、どちらの提携に先に乗ったのかはわかりません。普通に考えりゃ前者やろけど。

添えられた言葉が;

まもる、みつめる、ささえあう。
子育て宣言・三重。
 ↓
子どもの育ちを応援しよう
みえのこども応援プロジェクト
 ↓
三重県子育て家庭応援事業(協賛店)
三重県の次世代育成支援シンボルマーク

と遷移していったのは、あんまりコロコロ変わるもんでキャッチフレーズ的なものを入れてられなくなったってことじゃないかしら(苦)。

若き県知事、鈴木英敬(えいけい:本名 ひでたか:1974.08.15〜:2011.04.21〜 在任中)は「にっぽん子育て応援団」サイトで宣言して曰く。

-----
三重県では、平成23年4月に「三重県子ども条例」を施行するとともに、おおむね10年先を見据えた戦略計画「みえ県民力ビジョン」(平成24年4月策定)において、子どもが豊かに育つことができる地域社会の実現に向けた取組を重要な政策として位置づけています。
子どもの活動を応援する取組を「みえのこども応援プロジェクト」として、子どもや子育て家庭を地域全体で支えるという趣旨に賛同する企業・団体で構成する「みえ次世代育成応援ネットワーク」(平成24年3月末現在1048会員)[引用註:2006年6月設立]等と連携して、「子育て応援!わくわくフェスタ」や「家族の絆一行詩コンクール」などの取組をしています。
今後とも、多くの企業や団体の皆さんの支援や協賛のもと、子どもの豊かな育ちや子育て支援の活動を進めていきます。また、「家庭の日」の普及・啓発を通じ、企業における子育て支援や家族の絆を深める取組を進め、企業や団体、県民の皆さんと力を合わせて、子育ち・子育てにおける「『幸福実感日本一』の三重」を創ってまいります。
-----

いろんな名詞が出てくるけど、それぞれの性格づけと関連性が今一つハッキリしない。
長野県が他都道府県における取り組みをまとめた資料の中で、三重県は次のように書かれている(2008年9月頃(?)のものですが)。

-----
みえ次世代育成応援ネットワークでは、当面の取り組みとして、3つの応援を考えています。

1 メッセージ応援(情報発信)
みえ次世代育成応援ネットワークにご参加いただいた企業、団体やグループの取り組みや活動内容を、みえ次世代育成応援ネットワークのホームページ「みえ次世代ネット」で紹介していきます。
「子ども・子育て家庭応援メッセージ」を、たくさんお寄せください。

2 この指とまれ応援(企画提案)
みえ次世代育成応援ネットワークにご参加いただいた企業、団体やグループ、その他の関係者から、三重県全体や広い地域で取り組む支援策などについての企画や提案をいただき、賛同者を募ってネットワークで実施します。

3 出会いの広場応援(マッチング)
みえ次世代育成応援ネットワークにご参加いただいた企業、団体やグループ、その他の関係者が、現在の取り組みや活動内容、今後の取り組み予定や連携の希望について、「みえ次世代ネット」に登録しておきます。
活動や取り組みのためのパートナー探しをネットワーク事務局がサポートします。
-----

つまり、進んで自ら汗を流す心積もりはなかった様子。一方「みえのこども応援プロジェクト」は財源を民間からの寄付金に頼っていたらしい。結構びっくりしました。こんな、もんまりとしたことをやって、いや、考えていたなんて、三重県はほんとに大丈夫なんでしょうか?たとえ10年近く前の状況だとは言え。上記の施策で、「ああ、だからこの土地で子育てしよう」という社会的共感が醸成されるとは思えないm(__)m。

ツル思うに、子育て支援政策というのは、子供を持ちたいという気持ちへの障害となるもの、その思いに待ったをかけるものを取り除くことに尽きるのではないか(例えば、待機児童が一人もいません、とか)。
それはこの知事(嫁はシンクロナイズド・スイミングの武田美保である)が率先して育児休暇を取得して「イクメン・オブ・ザ・イヤー 特別賞」だの「ベスト・ファーザー イエローリボン賞・政治部門」だのに選ばれたなんていうことよりも大事。

//

実はですね。

前回と今回取り上げたシンボルマークとキャラクター計3点については、5年前に愚blogで本series「もうやめようよ、ご当地キャラとか。」を書き始めたばかりの頃からずっと気になっていた。
というのも、この中のどれか(正確には、前回の2点のどちらかと、今回の三重県と、それぞれ)が塩崎一族の作品であると、ネット上に出ていたような記憶がおぼろげにあったからです
でも、いつまで経っても再び出会うこともないし、もともと確かな記憶でもなかったし、今調べてももうわからない。上記で判明した辺りがせいぜいのところです。ああ、見つけたその時にきちんとまとめておけばよかった

今改めて見てみれば、「すこやん」は塩崎作品と考えるにはいささか疑問が多い。「すくすくかんさい」も多少の?がつくようで、画風から言えばむしろ川本 智や信貴正明っぽい感じかも。三重県の[ハート]三つ重ねについても、あまりに情報が乏しい。従って、いずれも【無明の闇】にも分類できかねた次第。
どなたかこの3点の作者情報、ご存じないですかねえ。(「公募ガイド」誌には載っていたのかしら?)

(続く)

« 【番外編】「子育て」の苦労いろいろ:三苦労(すくすくかんさい・すこやん) | トップページ | 【番外編の番外編】ガイダー縁起絵巻:上巻(クリパくん・ふくしまUDキャラ) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 【番外編】「子育て」の苦労いろいろ:三苦労(すくすくかんさい・すこやん) | トップページ | 【番外編の番外編】ガイダー縁起絵巻:上巻(クリパくん・ふくしまUDキャラ) »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想