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2017年11月18日 (土)

【番外編】當世尼崎近松生世話狂言 − 弐段目(尼崎市近松シンボルマーク・尼崎あきんど倶楽部)

(承前)

一体、双方どんなマークであったのか。

兵庫県尼崎市
近松シンボルマーク
藤井弘明(兵庫県宝塚市)
〔1990年3月発表〕
尼崎市近松シンボルマーク

兵庫県尼崎市
尼崎商工会議所
尼崎あきんど倶楽部
ロゴマーク
〔1999年頃使用開始〕
尼崎あきんど倶楽部

こりゃーさすがにまずいっ。しかし問題は少々違うところにありそうです。

類似を指摘された側は、次の文章をサイトに載せた。

-----
尼崎あきんど倶楽部のロゴマークに関する一部報道に対する当倶楽部の見解と今後の対応について

今般、当倶楽部のロゴマークが「近松のまち あまがさき」のシンボルマークを流用したかのような報道がされました。
しかしながら、当該報道については、一部事実誤認も見受けられますので、本件の経緯についてご説明をさせていただきます。
当倶楽部のロゴマークが策定されたのは今から20年ほど前になります。
策定時、尼崎市との間で明確な文書でのやり取りはありませんでしたが、尼崎市から当倶楽部のロゴマークについて類似性が指摘されることはありませんでしたので、当倶楽部は尼崎市からロゴマークの使用について了解を得たものと理解しておりました。
その後、尼崎市から平成25年頃に当倶楽部のロゴマークに関し、近松のシンボルマークとの類似性に関する指摘がありましたが、当時の指摘は使用の差し止めやロゴマークの変更を求めるようなものではありませんでした。
そのため、当倶楽部はその後もロゴマークを記載した記念品を市役所内に掲示するなどしましたが、その際も尼崎市から特段指摘を受けることもありませんでした。
ところが、平成28年、尼崎市市制100周年のロゴマークを市議会議員がパロディ化したことが公になったことをきっかけに、尼崎市から当倶楽部のロゴマークと近松のシンボルマークの類似性が指摘され、ロゴマークを変更するように求められました。
当倶楽部は当初、尼崎市から当倶楽部のロゴマークについて承諾を得たものと理解しており、変更の必要性はないと考えておりました。
もっとも、当倶楽部としても、ロゴマークの使用の承諾に関する文書がなく、尼崎市と当倶楽部双方とも当時の担当者が退職もしくは退会してしまっているなどの事情があること、当倶楽部が尼崎市の発展に寄与することを目的とする団体であり、尼崎市との間で混乱を引き起こすことを望むものではないことから、平成29年2月7日、尼崎市との間で協議を行い、今後の混乱を避けるために、当倶楽部が新たなロゴマークに変更することで双方が合意するに至りました。
現在、当倶楽部では、尼崎市との合意に基づき、法律の専門家の意見を踏まえて変更作業を進めているところです。
なお、上記尼崎市との合意では、平成29年3月31日以前に当倶楽部において製作したグッズ(幟、法被等)については、ロゴマークを変更することなく使用することが認められております。
本件の経緯は以上のとおりであり、一部メディアで報じられている内容は事実と一部異なるところがあり、当倶楽部としては、本ホームページを通じ当倶楽部の見解と今後の方向性について公表するものでございます。
上記のとおり、今後当倶楽部では法律の専門家の意見を踏まえて新たなロゴマークに変更する作業を行っております。
新ロゴマークが決まりましたら当倶楽部のHPでご案内をさせていただきますが、当倶楽部では新たなロゴマークに変更した後も、メンバー一同が気持ちを新たにし、今まで以上の事業活動を行ないながら、尼崎市の活性化に取り組んでいく所存でございます。関係各位の皆様方におかれましては、なお一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年4月25日
尼崎あきんど倶楽部
会長 下境田 耕治
-----

・・・どこが「事実誤認」なの?つまりは、「3年ほど前から」「市職員がデザインの変更を求めていた」のか、「指摘は使用の差し止めやロゴマークの変更を求めるようなものではなかった」のかという点、および、2017年2月の協議が「物別れに終わった」のか、「合意に至った」のかという点だと思うけど、そこらは本質的な問題ではないのではないかしらん。少なくとも前者は事実確認ではなく解釈の入り込む問題でしょうし。
それに「双方とも当時の担当者が退職もしくは退会してしまっている」から、「100周年のロゴマークを市議会議員がパロディ化したことが公になったことをきっかけに」指摘を受けたから、だからどうだというのか?
この一文を読んで、「ああ、そういう事情があったのなら仕方がないな」とはとても思えない。外部の目には単に「流用を認めて継続使用を断念した」のと違いは見えず、身の証しを立てることには成功してないわけです。

≪ちーがーうーだーろー!≫

この話の素性の悪さはひとえに、「会員の一人がマンホールにデザインされた近松のロゴを気に入って」同倶楽部のロゴが作られたこと(上記の文章ではそのことには触れられていないが)、これだけ酷似していて、かつその旨の指摘を遅くとも2013年頃からは受けていたのに、使用を控えようと言い出す者がいなかった(らしい)こと、そして「なあなあ」の状態が長らく続けられてきたこと(これは市側の問題でもあるが)、それら自体にある。
「降って湧いた災難だ」、「暖簾分けしてもらったはずなのに」といった意識もほの見えるけれども、原因は内なるところに在ったのだと思う。みんな、少しずつ、自分に都合のよいように、事実を引き寄せているのね。
結局、お互い自分自身のIdentity戦略を突き詰めて考えていなかったということではないのかしらん。

既に尼崎あきんど倶楽部サイトでは、しゃらっと新バージョンに差し替えられている。「当倶楽部のHPでご案内」をした形跡は残ってないんですが(反論の文章は残っているのにだ)、いつの間にやったんですかねえ。

(変更前)
〔1999年頃使用開始〕
尼崎あきんど倶楽部(変更前)

 ↓

(変更後)
〔2017年使用開始〕
尼崎あきんど倶楽部(変更後)

あぎゃー、まさかそんなぁ。これじゃ尼崎じゃなくて釜ヶ崎じゃねーかよ。パロディとしては格が上がりましたがね

(続く)

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