« 【番外編】當世尼崎近松生世話狂言 − 参段目(尼崎市100周年 パロディ) | トップページ | 雑感:新たな時代の予感 »

2017年11月20日 (月)

雑感:一つの時代の終わり

今年もあのグランプリの結果が発表されたらしい。千葉県内の某キャラクターが栄冠を勝ち得たようですが、それはさておき、ゆるキャラ好きにはもっと気になる(であろう)ニュースが報じられていた。

-----
(2017.11.19 時事通信)

ゆるキャラGP、終了検討=20年めどに ― 実行委会長

ご当地キャラクターの人気投票イベント「ゆるキャラグランプリ」の西 秀一郎実行委員会会長は19日、同イベントを2020年をめどに終了させることを検討していると明らかにした。
三重県桑名市のナガシマリゾートで、時事通信の取材に応じた。
西会長は理由について、「ゆるキャラで地方を元気にと思ってやってきたが、自治体の人がやればいいことだと思う」と説明。「20年くらいで終わりにしたい。グランプリを続ける、続けないはみんながもっと考えてくれるといい」と語った。
-----

そうじゃないでしょう??
「ゆるキャラグランプリで好成績を収めること」が自己目的化しているケースも多々見られる以上、この「目標」がなくなってしまえば、キャラの新規制定も、あるいは既存キャラの着ぐるみの経年劣化に伴う再作成も、予算は下りにくくなるでしょうね。息の根が止められることを意味していると思う。
読売系のスポーツ紙には多少突っ込んだ切り口で出ている。

-----
(2017.11.21 スポーツ報知)

ゆるキャラGP、2020年で終了へ 11年震災復興でスタート、一つの区切り

〔前略〕

地方自治体のご当地キャラクターなどの日本一を決める「ゆるキャラグランプリ(GP)」が東京五輪・パラリンピックが行われる2020年をメドに終了する見通しとなったことが20日、分かった。西 秀一郎大会実行委員会会長(54)がスポーツ報知の取材に応じ「20年にはオリパラも行われており、一つの集大成になれば」と話した。

〔中略〕

西会長は「GPが始まった2011年には東日本大震災があり、復興が大きなテーマだった」とし、「20年にはオリパラも行われるので、GPも一つの区切り。集大成になるでしょう」と語った。ゆるキャラについては「人口減の続く地方はヒト・モノ・カネを集めるため、観光などを通じて知恵を出し合ってきた。ゆるキャラも地方創生という大きな目的を達成するための手段の一つでした」と意義を強調した。

〔中略〕

16年4月に熊本地震が発生した際、県は復興を応援するシンボルマークと旗印「くま紋」を制作。16年の食品などの関連グッズの売り上げは1280億円を記録した。東日本大震災の被災地のゆるキャラとも交流することで、復興支援の輪も広がった。
これまでGPの運営は西会長を中心とする大会実行委員会が行い、IT大手「ヤフー」や銀行などの地元企業などが協力してきた。関係者によると、今後は別のイベントとして、各自治体などが持ち回りで主催する形が検討されている。

〔後略〕
-----

完了形で語られるにはあまりに早過ぎると思うし(謎)、「被災者=ゆるキャラによる癒しを受ける者」という図式もやや短絡的と思いますが(cf. 2012.11.24〜25「やめちゃいけないキャラもあろ。」)。

2020年にオリンピック・パラリンピックを開いてしまった後には、日本は確かに今度こそ人口減少の問題に真っ正面から向き合わねばならないだろう。そこまでの「つなぎ」ということなのですかね、ご当地キャラの役割は。

あ、そう言えば、東京五輪マスコットの最終候補3点の発表、来月7日になったんだよな。全国の2万1千校の小学校に選考はがきも発送されたらしい。21世紀初頭の日本に華開いたキャラクター文化(マンガ文化とはまた違う)の最後の光芒となるんだろうか?

(続く)

« 【番外編】當世尼崎近松生世話狂言 − 参段目(尼崎市100周年 パロディ) | トップページ | 雑感:新たな時代の予感 »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 雑感:一つの時代の終わり:

« 【番外編】當世尼崎近松生世話狂言 − 参段目(尼崎市100周年 パロディ) | トップページ | 雑感:新たな時代の予感 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想