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2017年12月31日 (日)

【【【完結編】】】もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その205:叡山講福聚教会)

(承前)

5年超の永きにわたって続けてまいりました「もうやめようよ、ご当地キャラとか。」、除夜の鐘を聞きながら、遂に今回をもちまして本編・番外編ともに終了いたします。
なんとまあ、我ながらよう続いたもんだと思うわな、Motivationが。我が50代前半の日々は常にコレとともにあったわけで、その重味はお若い方にはおわかりになりますまい。日常生活にも微妙に影響が出てきてたので、これでようやくフツウの暮らしに戻れます(T-T)。

てなわけで、最終回に取り上げるのはこのデザイン。ずっと前から最後はこれしかないと決めてました。

滋賀県大津市
叡山講福聚教会
2016西日本奉詠舞大会 記念シンボルマーク
(入賞)
塩崎榮一
叡山講 2016西日本奉詠舞大会

天上楽の妙なる調べ響き渡る中、あれ見よ化天し飛び去るその姿!(善人猶以て往生を遂ぐ、況んや悪人をや。)

2015年4月、さしものゆるキャラブームも下火になってきた頃、同教会岡山・山陽本部のFacebook上で公表されている。そう、これも塩崎デザインなんです。塩一つまみさえ感じられないけど、そこがかえって象徴的。

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a)、叡山講 福聚教会のご詠歌・宗教舞踊の音楽性・宗教性をイメージできること。
b)、信仰を重んじる宗教音楽としての品位が感じられること。
c)、色彩はフルカラーとしますが、単色でも使用出来ますよう、また使用サイズが多様ですので、拡大・縮小して使用可能なようにご配慮ください。
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このぐじょぐじょしたデザインで縮小は勘弁・・・(笑)。

「叡山講」とは、北嶺延暦寺を総本部とし、天台の教えを表した御詠歌や和讃を詠唱する講のことらしい(「奉詠舞」だから舞踊もある)。「叡山流詠讃歌」なるCDも発売されてます(ポニーキャニオン)。

叡山流詠讃歌

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天台宗さまでよくお歌いになる叡山流の御詠歌、御和讃を収録した詠讃歌集。
全曲歌声入り、叡山講福聚教会総本部さまの録音です。
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こうしたものは、実は他の宗派からも出ている。

[浄土宗 ご詠歌] 吉水流の御詠歌・御和讃〜花まつり御和讃
[曹洞宗 ご詠歌] 梅花流の御詠歌・御和讃
[臨済宗 ご詠歌] 花園流の御詠歌・御和讃
[高野山真言宗 ご詠歌] 高野山金剛流の御詠歌・御和讃

世の中にはいろいろな団体があるものだねえ。
この大会は毎年交互に東日本と西日本で開かれていて、2016年は岡山県倉敷市で7月に開催された。ご多分に漏れず会員の減少と高齢化が悩みの種で、そこをシンボルマークで盛り上げようとしたわけ。

(入賞)
藤田留実子
塩崎榮一
鈴木恵理
塚崎てる子
宮川さやか
松岡英男
駒井 暸
今井悦子
山田健二(義太耶麻)
佐藤新平

正しくは「暸」ではなく「瞭」ですよ。藤田と宮川と駒井は2016年11月結果発表の「幌延町秘境駅キャラ」にも応募している(藤田は糠南駅、宮川と駒井は糠南駅と下沼駅両方に;cf. 2017.06.26「北の駅から ― その2」)。その宮川さやかの宮川ヒロミ・詳子との関係はわからずじまい。因みに応募資格は「天台宗の檀信徒であるかどうかを問いません」とされていた。
一番不思議なのは;

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【優秀賞】
1名 賞金 5万円と盾
【本部長賞】
2名 賞金 1万円(岡山本部長賞・山陽本部長賞)
【入賞】
10名 図書券 5千円
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とあったのに、優秀賞と本部長賞の作品がネットで見つからないことです。でももういいや、もうやめようよ。

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某公募系BBSに曰く。

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72:2005/10/07 00:19
市町章に挑戦しだしてやがて1年
仕事以外の時間は殆ど市町章の事を考えている
好きな本も1年間まともに読んでいない
これでいいのかな〜

77:2005/10/07 01:19
>>72
オレもそうだがこの一年夜遊びもせずに夜な夜な奮闘してる
映画も見ずゲームもやらず女房とは一年ご無沙汰
一生のうちのほんの一年間一つの事に情熱燃やしたっていいじゃない
もう間もなく募集は終わる…心配なのはその後の虚脱感かもよ

854:2005/10/21 23:40
今回の一連の募集の最後の一つが発表し終えた時って寂しいだろうな。
泣くかも。

699:2005/12/03 23:41
改めて数えてみたら去年から160以上も出してた
切手代だけで2万超えてる
まぁそれだけで1年間情熱燃やして楽しめたから安いもんかな
このスレも楽しかったしな

〔後略〕

701:2005/12/04 01:31
>>699
「情熱燃やして楽しめた」って
いいこと言うねぇ〜。
俺も楽しんでやってたぜ!
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ああ、今こそわかる、その気持ち。2012年10月にほんの思いつきで始めてから5年この方、公募ガイダーでもないのに、「公募ガイド」誌を読んだことすらないのに、よくもここまで公募(叩き)にハマったもんだと思いますわ。

顧みれば、当初は思ってもみなかったのが、ご当地キャラと東日本大震災との関連の深さ。書いていて震災のことに突き当たることは予想外にすごく多かったけれど、そこのところを書き尽くせていない気はする。東京五輪エンブレム問題も考えるネタを数々提供してくれたよなあ。

他にもまだ書き残したことはあります。2013.01.13【その22】や2013.08.27【お堅いこと】で書いといた本質的な問いかけにも答を出せてないし、【攻撃 vs 防御編】も「(5)」までものしたところで中絶状態。特に、愚blogにclaimや異論が寄せられた(予想よりずっと少なかったけれど、それでも5年強で7件ほどはあった)際の「防御」については、いささか思うところあって詳細を書いていないものもあります(^_-)。そう言えば五輪マスコットもまだ決まっていない。
もちろん、塩崎一族だってほんとに昇天なすったわけではなし、これからも塩キャラ/塩ロゴが生まれてくることは想定し得る。

愚blog自体、少し寝かそうかと考えていますが、気になることが出てくればまた斬りにかかることはあるかもです。

//

もはや、ご当地公募は行政によるお手軽なコストダウン策となり果ててしまった。地域の活性化、プロセスの透明化、情報公開、住民参加等、数々の美名の下に。ツルに言わせりゃそこが一番問題でしょ("spec work" 論には今なお賛同しかねるが)。我が国のデザインの向上に資するものではさらさらない。

公募界に応募側のモラルや募集側のリテラシーの重視が定着したようにも見えない、それは佐野研二郎の五輪エンブレム騒動の後でも。例えば、(素人の!)ツルが通報した駒井 瞭の日野市ユニバーサルデザインロゴマーク(cf. 2016.05.12〜13・07.09「アナタのマチのUDってなぁに?」)は2015.09.01〜10.30に募集され2016.03.01に制定されて07.07に取り消されており、これは2015.07.24に発表されて09.01に取り消された五輪エンブレム(cf. 2015.09.18〜20「わたしはそうは思わない」)より後のこと ――奇しくも前者の募集開始と後者の取消は同日―― である。

平成大合併から10年かかってそういうところへ流れ着いたんだから、(たとえ欺瞞的ガイダーを全て排除したとしても)公募界がそこから再生していくためにはもっと長い時間が必要なんだろうなあ。でもその前に平成大合併第二陣の嵐も吹き荒れそうだというのがツルの見立てです、元号は変わっているわけだけど。
そんときゃツルも定年後、さすがに再び青龍刀や斬鉄剣を振るう気力はなかろうて

というわけで、これで一巻の終わりです。皆様、長いことありがとうございました。

(完)

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