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2017年12月 5日 (火)

【対決編】丸ブー艶競べ [60](白山市章・南魚沼市章):結

(承前)

一方、南魚沼市章は、2004年7月の合併協議会で、やれ[稲穂]が米じゃなく麦みたいに見えるとか、そこが具体的過ぎてかえってイメージが限定されてしまうとか、それなりに活発な議論が交わされたんですが、結局そのまま無投票で水谷(娘)作品にすんなり決まった(住民投票は不実施)。
結局沙織がご当地に呼ばれて表彰を受けたかどうかは不明です、協議会には旅費を出すつもりがなかったことは会議録に出てるんだけど

で、早速デザイン補整に取りかかった。これに携わったのは長岡造形大学の学長(!!)、鎌田豊成(かまだ とよしげ)。

南魚沼市章(応募案)南魚沼市章(最終版)

[稲穂]を大きくして目立たせ、[白スリット]もばっちり。しかしグラフィックデザイナーの学長さん、あんまりいい仕事してないなあ。縮小時に稲穂がつぶれちゃうリスクには無頓着だもん。

これを翌回の合併協で報告したわけだけど、ここで例の問題が蒸し返されている。

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(2004.09.29 第10回六日町・大和町合併協議会 会議録 抜粋)

○関事務局長

〔前略〕

主にこの前と変わった点は、[穂]の部分と[葉]の部分が交差するところが、前は交わっていたんですが、そこに[空白]を入れたというところだと思います。
次に、14ページになりますが、色の指定ということで、色をきちんとしておかないと、時間の経過とともに変わっていく恐れがあるということから、こういう形で色を特定するということでございます。CMYKとありますが、Yが黄色でございます。Mが赤、Cが青、Kが黒で、一番上の赤の部分につきましては、黄色が100パーセント、赤が90パーセント、青が10パーセントの割合ということです。そうしますと、専門家が見るともうこれで色が特定されるということです。同様に特定する方法が、もう一つありまして、それが特色印刷の場合ということで、大日本インキの標準色によるものだそうでございます。ここに示してあるものが色のナンバーで、赤の部分がDIC198で、次が2591、次が205です。

〔中略〕

○和田委員
これは、既にそこここで出ていると思いますが、たばこのマークにそっくりだということで、「その辺はきちんと調査されたのか」というような質疑がありました。これについては、担当課長から再度事務局を通して確認をしたいという答弁がされておりまし[た]。それから、「議案に出ている市章のデザイン・色と明らかに違うがどっちが本当なのか」ということで議論がありました。特に賛成とか反対とかということではありませんが、そういう質疑がありました。以上です。

〔中略〕

○関事務局長
まず、似ているのではないかという点でございますが、先般選定の際にも申し上げましたが、私共では長岡造形大学の指導の中で、「これを意匠登録まで取る云々ということまでは必要ないけれども、クレームが付かないように同様のものがあるかどうかの調査をやっておいた方が良い」というアドバイスをいただきまして、黒田特許事務所さんにお願いを致しまして、先般の協議会の前にその点を調査してもらいました。そうしたら、「意匠登録上重複するものはない」というお答えをいただいて、協議をお願いしたわけです。実は、事務局の方にもメール等で、善意的に「クレームが付いては困るのではないか」というご意見をいただきました。「マイルドセブンのそれと似ているから、JTからクレームが付くと困るから調査した方が良いですよ」という関係が2件ありました。それから、「盗作ではないか」ということでもハガキで来ておりました。それで、あらためて黒田特許事務所さんに確認致しました。そうしましたら、いわゆる盗作云々でのクレームという点では、「問題はない」ということでしたし、これがマイルドセブンと似ているから、うちのものを使ったのではないかということでのクレームについては、「デザインに差異があるので、そういう点では専門的に見て大丈夫だ」という回答でございました。ただ、盗作かどうかという点につきましては、なかなか本人にそれを確かめることができないものですから何とも言えません。盗作云々というのは逆に言えば、盗作された側が訴えるという性格のものだということもあろうかと思いまして、それについて本人にどういうものを参考にしたかとも聞けませんでしたので、照会した範囲は黒田特許事務所さんにまた確認したということです。そして、そういうデザイン的な面で、こちらが意匠を使ったということのクレームという点は大丈夫という回答をいただいております。
それから、色につきましては、今日配布した資料がカラーコピーでございます。そして、協議会だよりの方は印刷屋さんにお願いをして色番号等を指定してありますので、そういうことでのズレかと思われます。従いまして、協議会だよりの方が正だという捉え方をしていただきたいと思います。
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カラーコピーの取り方まで文句つけられたひにゃあ、事務方も大変よねー。

でもね。「あなた盗作してませんか」と作者に質すのは事務局の大きな責務ですよ。ね、沙織ちゃんもそう思うでしょ?
15年前、ウチの会社の労組で自作年賀状のコンテストやった時にも、ツルが応募したらそんなこと内々に訊きにきたもん。(めでたくグランプリ、とはいかなんだが。)

そこを「訊きにくいから」と逃げ回っていてどうする。君達公務員は全体の下僕、じゃなかった公僕として、新市の住民の負託に応える責めを負っているのだよ。仕事に対する態度が甘いわ!!憲法第15条にも「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」と書いてあろうが云々。

それはそれとして、ツルが一番疑問視するのは「デザインに差異があるから大丈夫だ」という特許事務所の見解です。一般の感覚とズレている。普通は「デザインに似たところがあるからいかがなものか」という認識でしょう。ここんところで作者の権利を必要以上に手厚く保護することはないのではないかといつも思う。
となると必ず出てくるのが「デザイナーの萎縮」という問題だろうけど、大局的に見ればデザインの衰退を招くのはどちらも同じことではないのでしょうか。そしてその中からまた真の力を持った者(のみ)が立ち上がってくる、はず。
少なくとも、平成丸ブー自治体章やご当地キャラの公募の安易な実態は、我々が50年後100年後の世代に誇れるものではないと思う。昭和の自治体章に今ツルが反発を覚えているのと同じように(cf. 2017.05.01〜02「あなたの生まれてくる前に・・・」)。

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