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2017年12月17日 (日)

【対決編】丸ブー艶競べ [65](湖南市章・雲南市章)

(承前)

さて、自治体章中心に斬ってきた「丸ブー艶競べ」Subseriesも、今回をもって最終回です。

ほったらかしにしてたのが、ちょっと前【2017.10.28「丸ブー艶競べ [57]」】で取り上げた、さる公募系BBSでのやり取りの件なんですが。

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434:2005/08/13 13:20
みなさんは最近決まった市町章デザインで
どこのが一番すきですか?

435:2005/08/13 17:55 ID:k+2IZ4FC
>434
佐久市かな。次点は亀山市
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この次に続いていたのは、こんな書き込み。

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436:2005/08/13 19:54
最近でもないけど…湖南市がベスト
単純さといいよくぞこれを選んだなと
選考委員会の勇気に敬意を表します
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ほほぉ、どんなものだろう。

滋賀県湖南市
市章
柳本芳亮(よしあき)(東京都町田市)
湖南市章

ほぉーーー、ちょっと驚きました、今までとは違う意味で。確かにこれは記憶に残るデザインだよなあ。黒一色で表しても特異性はほとんど変わらないだろうし。

作者コメントがまた大人で素晴らしい。

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湖と南に位置する町を表現したマーク。
町と湖の大切な関係、その環境を守って行く気持ちも表現している。2町の合併の隠喩でもある。
このマークのようなやさしい[感嘆]のある市になってもらいたい。
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緑がああだ、青がこうだなんて言い方はしてなくて、関係性に着目してるんですね。突っ込みを入れるとすれば、「湖南」といいながらご当地は琵琶湖に接しているわけではないという点だけであろう(因みに静岡県の「湖西市/こさいし」は浜名湖に接している)。

選考理由は次のように挙げられている。

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形はシンプルで力強い。
びわ湖の南に位置する湖南市を造形的にうまく表していると同時に、豊かな水と緑に囲まれた市の環境をも表現している。
大小二つの[楕円]を結ぶ繊細な[曲線]は、このデザインをあたたかい人間味のあるものにしている。形全体は[エクスクラメーション・マーク(!)]になっており、遠くから見てもすぐ認識でき、注目度も高い。
マークに求められる湖南市のイメージ(自然とやさしさにつつまれた 笑顔と夢あふれるまち)を見事にデザイン化したものといえる。
独創性・視認性、記憶性などにも優れ、いままでの、あるいはこれから生まれる自治体のマークのなかでも出色の出来、と考えられる。
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ツルとしては、「びわ湖」とかな書きした時点で既に興醒めですが、それはまあどうでもよろしいわ。選考側が相当自信を持って送り出したことは伝わってくる。

(優秀賞)
池崎美代子(大阪府吹田市)
渡辺信一(宮城県宮城郡利府町)
杉江一登(かずと)(滋賀県草津市)
久永正昭(福岡県北九州市)

(特別賞)
北島詠美(11歳:滋賀県甲賀郡甲西町(現 湖南市):小学校6年)

この公募でもう一つ目を惹くのが、「文字をモチーフした作品についての考え方」として;

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文字をモチーフにした、アルファベットの「K」や、平仮名の「こ」、漢字の「湖」の作品については、分別しないで選考を行う。
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と明示されていたことで、そーゆーのは十把一絡げに扱いますよとガツンと一喝してたわけ。結果、そこら辺は全て落とされた次第(渡辺は「K」、久永は「こ」だった)。

でもねえ。新市になって正式に制定された時には、デザイン趣旨はこんなものに変じていた。

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(2004.10.01 告示第1号)

本市の市章は、琵琶湖の豊かな水を表現する上部と、その南に位置する緑の大地を表現する下部で構成し、豊かな水と緑に囲まれた市の環境と、自然とやさしさに包まれた笑顔と夢のあふれる市勢を象徴するものである。
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一気につまらなくなりました・・・。
しかもその10年後にゃこれだよ。

【2015.03.27「十年に一度の逢瀬:1」】
滋賀県湖南市
湖南市制10周年 記念シンボルマーク
駒井 瞭
〔2014年3月発表〕
湖南市10周年

相性、悪ぅ。新市になってから文化的レベルが・・・、ああいやいや。

気を取り直してと。
湖南市章と対になり得るものは、これ↓しかないように思う。例によって優劣ではなくて好悪の問題になってしまうけれども・・・。

島根県雲南市
市章
(作者不明)
雲南市章

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(2004.11.01 告示第141号)

雲南市の[U]をモチーフに、「いきいきとした自然・人・街」、「生命と神話が息づく新しい日本のふるさと」をイメージし、全体として未来に向かって躍動・発展する雲南市を力強く表現している。
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中国の雲南じゃありませんよ、中国地方の雲南ですよ。ラフに言えば、出雲の南ってな意味。その市名からして、青い空に湧く白い雲みたいなとこに落ち着きそうなのを、敢えて暖色系だけで攻めたところに勝利の源もあったろう。エッグスタンドに乗った半熟卵、みたいな感じもなくもがなですが(笑)。

因みに中国の方の雲南省といえば、珍稀植物の宝庫です。ツル的には雲南とか昆明とかって、生きてるうちに行ってみたい次なる奥地の候補・・・。あこがれを持って生きることは大切なのよ(笑)。

しかしご当地では合併後2年ほど経った2007年7月、『市章は行政のシンボルとしては活用できるが、「雲南市」を想起させるシンボルとしては機能していないのではないか』などとして、ご当地ブランディング事業が発動されている。
広告代理店臭がぷんぷんですがね。少なくともツルには、ご当地のLocalityに真摯に向き合って練られた計画とは思えなかった。あんまり好き勝手やらせるなよ。プロジェクトシンボルは、「幸運なんです。雲南です。」です

おっと。今回は最終回にふさわしく、批判することが目的ではなかったか

こう並べてみると、多色遣いのものに比べ(あるいは二色であっても補色関係に立つような場合にも言えるだろうけど)、デザインの緊密度が高いように思わされます。ここに(次の元号の大合併における?)自治体章の未来が見えるんじゃなかろうか。三色丸ブー、もう飽き飽きです。

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まだ気になるものは多少あるけれど、思い切ります。とにかくイチ抜けたっと。あとは全編の最終回(大晦日を予定!)に向けて、もう落穂拾いだけね。

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