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2017年12月14日 (木)

【特別編】Symmetrical Seduction; #1(木更津高専・えひめいやしの南予博)

長らく斬り刻んできた「丸にブーメラン」な自治体章の類いも、もうそろそろ終わりにとは思ってるんですが、ちょっと道草をば。

非整形の丸ブーや流線形が本来持っている(はずの)躍動感や未来感といった特性とは別に、整形のマークの美しさ、対称図形によるIconの魅力にはツルはやっぱり心惹かれます。もともと、小さい頃から幾何学模様や日本の家紋が大好きだったし。スピログラフ欲しくてたまらなかったもん。
現在でもそうしたデザインがなくなったわけでは無論ないですよね。そんな中から、ツルが気に入ったものを少しばかり。完全に個人の趣味嗜好の世界ですが。

千葉県木更津市
木更津工業高等専門学校/National Institute of Technology, Kisarazu College
シンボルマーク
本木礼夫冴(れおが)(千葉工業大学大学院デザイン科学専攻博士前期課程2年・佐藤弘喜研究室)
木更津高専

詳細は木更津高専よりむしろ千葉工大のサイトに詳しく出ている。

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(2016.03.15)

木更津工業高等専門学校(木更津市・前野一夫校長)は平成29年度に創立50周年を迎えるのを機に記念ロゴマークを公募していたが、本学大学院生の本木礼夫冴さん(デザイン科学専攻博士前期課程2年・佐藤弘喜研究室)の作品が最優秀賞に選ばれ、採用が決まった。本木さんは2月4日、同校で前野校長から賞状を手渡された。
受賞ロゴは木更津市のシンボル木・[椿]にテクノロジーの礎・[六角ナット]を組み合わせた作品。椿の花言葉は「誇り」で、学生には誇りを持って勉学に励み世界で活躍してほしい、また、中心に六角ナットを組み込み、基礎の大切さを心に刻んでほしいと願った。
公募には60作品が応募。他作品はアルファベット「K」をモチーフにしたもの、左右非対称な作品が多かった。
本木さんのマークは[左右対称]の円形。既存の同校校章が千葉県シンボル花・菜の花をモチーフにしており、関係性を、と木更津市の椿を選んだ。構成色の一つ「濃い紫みの青」は同校のスクールカラー。前野校長に「力強く時代に流されない不変なイメージを感じた」といわれたという。
本木さんは「ロゴマークが採用されたのは初めてで、とてもうれしい。学校のイメージを印象づける重要なマークをデザインできたことを誇りに思います。マークはずっと使用されるので、(私も)受賞に恥じない作品作りに取り組みたい」と語った。
授賞式では前野校長が「新たな高専のシンボルマークが社会に浸透していくよう多方面で活用していきたい」と感謝。本木さんは「受賞を励みに、就職先でも、親しまれるデザインの創作に取り組んでいきたい」と抱負を伝えた。
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なるほどー。スピログラフが丸ブーに打ち克ったわけやな。ツバキは五弁じゃないの、なんて野暮はここでは言いません

(優秀賞)
小池友基
(中学生特別賞)
小嶋佳菜子

「ロゴマーク」として公募されたものだけれど、同校サイトでは現在「シンボルマーク」として校章と並んでおり、50周年後も永続的に使用されると思われます。その校章は四芒星に捻りを加えた的なデザインなので、実は本木はその発想を本歌取りしたってことになりそうなんだけどね

直線 → 曲線
四 → 六(or 三)
菜の花 → 椿
千葉県の花 → 木更津市の木

因みに本木はむしろプロダクトデザイン系らしい。学部3年だった2012年6月には、日本マグネシウム協会の第21回学生マグネシウムデザインコンテストで、この金属の軽量性を生かした「WORKING DESK」がデザイン部門の第2席を獲得している(第1席は該当なし)。卒業制作で制作した「自転車盗難防止シール 鳥のうんち」は、2014年11月、あのヴィレッジヴァンガードの企画による第1回雑貨大賞で優秀賞。盗っ人の心理を萎えさせるアイデアとしてむしろ大賞作品より話題になりました(税込540円で商品化)。さらに2015年12月、福島県郡山市の郡山商工会議所が主催した第10回世界ベンチ・イス創作コンテストで、福島県が日本におけるハーモニカ発祥の地ということに着目した「ハーモニカベンチ」が準グランプリ。若くして赫々たる実績を残しているようです。

西日本からは、敢えて、これを。

愛媛県
えひめいやしの南予博2016 シンボルマーク → えひめいやしの南予 ロゴマーク
えひめいやしの南予博2016えひめいやしの南予

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(2015.08.06 えひめいやしの南予博2016 実施計画 抜粋)

関係市町を表す周囲の[四角形]が中心に向かって丸く変化していくことで、南予を訪れた方がその豊かさにいやされ、気持ちが丸くなっていくストーリーを表現している。
色合いも「いやし」をイメージさせる[暖色系]のカラーを基本としている。
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で、中心にあるこっちの[丸]は何を表しているんですかね?ツルには求心的なデザインとは思えません。むしろ、打ち上がり外へ広がっていく花火のイメージ。「いやし」は「みかん」に置き換えても可

〔キャッチフレーズ〕
「さとに憩い、ひとに和む。
 えひめ南予の、いやし旅。」

2016年の3月〜11月に、愛媛県南西部の10市町、すなわち;

 宇和島市
 八幡浜市
 大洲市
 伊予市
 西予市
 喜多郡内子町
 西宇和郡伊方町(いかたちょう)
 北宇和郡松野町
 北宇和郡鬼北町
 南宇和郡愛南町

で開催されたイベントで、マークは2015年8月に決定された様子。前回取り上げた木更津高専とは逆に、「シンボルマーク」から「ロゴマーク」に扱いが変わっている。作者は不明で、公募ではなかったかもしれない。
デザインの基本数が「十」ではなく「九」なのは、一般に「南予」が、上記から伊予市(「中予」に属するとされる)を除いた9市町を指すからなんでしょうが、仔細はわかりません(伏線)。

イベントの一番の特徴は、「固定のメイン会場を設定しない広域周遊型の会場づくり」をしたことだとか。箱モノ行政ではないわけです、かっこよく言えば。「博」は「博覧会」というより「博物館」、とりわけ「田園空間博物館」あたりを表しているのかもしれない(cf. 2012.11.27【その10】)。田舎っぷりをどんと前面に押し出す戦法で臨んだわけです。

しかしいずれにせよ広告代理店臭、ぷんぷん。まあ、四国4県も互いの競争意識は強いんだろ。

実はご当地ではこの種のイベントは初めてではなく;

2004.04.29〜10.31 えひめ町並博2004
2012.04.22〜11.04 えひめ南予いやし博2012
2016.03.26〜11.20 えひめいやしの南予博2016

と、これが3回目になるんですが・・・。

(続く)

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