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2018年5月20日 (日)

【解明編】闇を払う若者たちとの対話:Session B(くるみちゃん・いっちゃん・兵庫県譲りあい感謝マーク)

(承前)

ネット上見つかる他のご当地キャラクターの類についても、学生くんたちからいろいろご教示いただきました。その中から、ツルも前々から気になっていたものを少し。

まず、2011年12月制定のこのキャラ。

東京都東久留米市
東久留米市社会福祉協議会
公式マスコットキャラクター
くるみちゃん
くるみちゃん くるみちゃん(背面)

法人認可40周年を記念して公募したもので、社協キャラながら応募総数130点に達したそうな。塩キャラのようでいて真正塩キャラではなさそうだ、つまり錯塩だなと感じていたので、愚blogでは取り上げなかったんですがね。

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くるみちゃんは 人が大好きな愛にあふれた 女の子
帽子は[ハート]になっていて前面には[マーク]。
後面には東久留米市社会福祉協議会の文字が入っています。

市の木 [イチョウ]の葉でできたワンピースを着て
東久留米市民の生活が良くなるように祈り
皆さんのお役に立てるのを心待ちにしているけなげな子です。
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え、胸のブローチはひょっとして、[クルミ]じゃなくてギンナン?いと臭げ(これっ)。

彼らの情報によれば、作者はなんと、「高柳順子(グラフィックデザイナー)」。これにも少なからず驚いた。ツルは、塩キャラでなければ多分柿沼/小山朝子か工藤和久あたりだろうと思ってたんですが、見事にハズれました。

もう一つ、新しめなところで、2016年4月「誕生」のこれ。

三重県松阪市
JA一志東部(一志東部農業協同組合)
イメージキャラクター
いっちゃん
いっちゃん

こちらの作者は「高木茂則(長崎県)」。現在同JAサイトには作者名の記載はないけど、以前は確かに高木作品と出ていた記憶がある。

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いっちゃんは、JA一志東部の特産品の一つである[苺]をモチーフにデザイン。[帽子]には、農業をイメージする米の[稲穂]をあしらい、また[タオル]を配しました。多くの人に愛され親しんでもらえるように、元気に農業をアピールしている様子を表現しいます。
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サイト原文ママです、1ヵ所「てぬき」ですw。
応募は1人1点のみという制限がついていた。愛称は団体名のイニシャル「い」と、「イチゴ」の語感からつけられたとやら。デザイン&愛称ワンセットの公募だったので、ネーミングも高木のはず

でもこのキャラで特筆すべきは、頭の[麦わら帽子]と首にかけた[タオル]という盛りアイテムだと思う。ご当地名産品だけでなく、「農業者」ないしは「農業」そのものを表しているわけ。そこが自治体キャラではないJAキャラらしさを押さえているとは思う。

そこはかとなく昭和レトロな感覚を呼び起こすのが高木作品の特徴だろう。言われてみれば、確かに次の辺りと同じ作者だとは納得できる

【2016.03.15〜21「泰山鳴動して鼠一匹、全市騒動してキャラ一点」】
長野県千曲市
キャラクター
あん姫
高木茂則
〔2013年10月決定〕
あん姫

【2015.03.05「最強の悪夢の名残り:分析3」】
奈良県御所市
イメージキャラクター
ゴセンちゃん
高木茂則
〔2013年3月決定〕
ゴセンちゃん(最終版)

いずれにせよ塩キャラ純度高いわけですがww、学生くんたちの間では、「いっちゃん」が高木作だと当てた人も何人かいたそうで、さすがです。敢えて言うなら、[歩み寄りポーズ]で後ろの方の足がとりわけ小さく描かれるところが高木作品の見分けのポイントかと。瞳のハイライトが2つずつ入るのも特徴っちゃあ特徴か。やや古め、2011年7月制定のこれ↓もそうだしね。

兵庫県
公益財団法人 兵庫県身体障害者福祉協会
譲りあい感謝マーク
高木茂則(64歳:長崎市)
兵庫県譲りあい感謝マーク

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[ハート]をもつ左手で譲りあいの気持ちを、[帽子]をとった右手で感謝の気持ちをあらわしています。
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つまりは錯塩です、これまた見事なまでの。知っていたなら【2014.12.07〜11「2年課程修了試験」】あたりで使ったものをww。イニシャル[ひ]のプラットフォームというのもたくさん類例があるしねえ。
これは、外見上わかりにくい内部障害と難病への配慮を求める趣旨の活動らしい。白髪頭でもなく、お腹が大きいわけでもなく(cf. 2017.11.07「「子育て」の苦労いろいろ:二苦労「)、車いすに乗っているわけでもなく、白杖を使っているわけでも手話で話しているわけでもなく、guide dogを連れているわけでもなく、といった場合に、「バスや電車での座席の譲りあいをはじめ、そうした方々の社会参加を応援し、みんなに優しい環境づくりを進めていこうというもの」。
だから、「注意事項」として;

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「譲りあい感謝マーク」グッズは、身体障害者や難病患者の当事者が身につけるものです。当事者以外の方が身につけることはご遠慮ください。
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という厳し目な制約がつけられている。つまり、これを使っていいのは兵庫県内在住の身障者手帳を持つ内部障害のある者(当時約57千人)、および特定疾患の認定を受けた難病患者(同 約29千人)だけということなんだろう。ツルは正直、この趣旨にまるきりの賛同はいたしかねますが(-.-)y-~~~。

話戻って、この農協は、ご当地の自治体合併とはだいぶ違う推移を辿っている。

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(Wikipedia)

一志東部農業協同組合(いちしとうぶのうぎょうきょうどうくみあい、通称:JA一志東部)は、三重県松阪市(旧 一志郡嬉野町)に本店を置く農業協同組合。平成の大合併以前の嬉野町・三雲町(以上、現 松阪市)・香良洲町(現 津市香良洲町)を管轄域とする。
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三雲町も香良洲町も、もとは一志郡だった。各町にそれぞれ農協があったんですかね。先月(2018年4月)で合併30周年というから古い話じゃあるけれど、その後、松阪と津、市を跨ぐことになったのでいろいろややこしげ。現在、前者にはJA松阪、後者にはJA津安芸(つあげ)というのが別にありますし。

しかし、社協とJA、今や遅れてきたマイナーキャラの宝庫だよな。

(続く)

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