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2018年7月 2日 (月)

【加筆編】其の村は平成の歴史と共に在り(朝日村130周年・西都市60周年)

(承前)

中川村の2ヵ月後、2018年4月(ついこないだだ)には、同じ長野県内でまたまたふにゃふにゃが。

長野県東筑摩郡朝日村
開村130周年 記念ロゴマーク
梅村元彦(愛知県)
朝日村130周年

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頭文字にひらがなの[あ]をモチーフとして、村の花[カタクリ]の花を村民が頭に飾り、笑顔で明るく、楽しく130周年をお祝いしている。
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ふにゃふにゃにこだわるあまり、「あ」の字は浮かんでこない。「3」の形については【その215】をご覧あれかし(笑)。

この時には、コピーも別途公募された(よくあるケースで)。

開村130周年 記念キャッチフレーズ
「130年のときを未来へ、朝日村。」
本郷 修(東京都)

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130年の歴史と時間を「とき」で表現し、「輝く未来へ」のメッセージを込めている。
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うわ、作者コメント、簡潔。てより、意味レス。句読点の使用法は遠い80年代風。

村なのに60周年だの130周年だの結構なご長寿組が目立つのは、それが長野県だから。平成大合併が最も少なかったところです。

「概要」にはこうある。

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明治22年[引用註:1889年]5月1日に誕生した朝日村は、開村130周年を迎え、開村100周年記念事業を実施してから30年が経過します。
この記念すべき節目に、30年前の100周年からこの30年間歩んできた道を振り返るとともに、10年後、20年後の未来へつなげることができるよう、平成30年度に各種記念事業を展開してまいります。

〔後略〕
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いや、100周年の30年後が130周年なのは、それはそうだろうけれども。
これはこう読み解くべきなんだろう。ご当地が130周年を迎えるのは来年、2019年(平成31年)。100周年は1889年(平成元年)だった。つまり「100年目以降の30年間の歴史を平成の世とともに歩んできた」と制定側は考えているのだと思う。
そして、130周年記念日に当たる2019年5月1日は、まさに新天皇即位・改元の日!!新元号発表は今のところ4月1日が想定されている。(カレンダー屋やシステム屋が泣いている、なんて話にはもううんざり。30年前や19年前から技術が進化してないわけ?)

このことを朝日村が追い風と考えたか、逆風と捉えたか、それはわからないけれど。そこは巧妙に避けて通ってる気がする。下手すりゃ不敬モノだし。

さて、デザインの話に戻って。
中川村と朝日村で特筆すべきは、梅村作品がどうやら手描きだったらしいこと。元画像ファイル(やたらでかくて1,280 x 984 pixel、1,652 x 1,285 pixelもある。田舎公募の特徴の一つ。;cf.【その203】)では微妙な塗りムラが認められます。この点、駒井 瞭あたりと同じ。

一方、この公募↓では募集要項上、手描き応募は許容されていなかったので、こちらはデジタル制作だったことになる。

【2016.12.28「ふにゃふにゃのおうさま」】
長野県大町市
大町温泉郷観光協会
大町温泉郷50周年 ロゴマーク
梅村元彦
〔2014年11月発表〕
大町温泉郷50周年

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大町の大自然の美しい風景の中に[カタクリ]を加えて、人々が笑顔で楽しく50周年をお祝いしているイメージ
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この老ガイダーが自らPCを駆使したのか、登美子か貴子に頼んだのか(cf. 2017.12.21「大御所厳選!Countdown, 8!!」)、それとも制定側で処理したのか、気になるところです。嫁か娘か孫だか知らぬが。

周年記念モノ、あと1ネタだけ。中川村と朝日村の間に割って入る、2018年3月の発表。

宮崎県西都市(さいとし)
市制施行60周年 記念ロゴマーク
天野穂積(64歳:静岡県)
西都市60周年

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西都原[引用註:さいとばる]古墳群からイメージされる[古代人]を60周年の[6]と組合せ、市の花である[ミツバツツジ]を60周年の[0]と組合せ、60周年を表し、西都らしさを擬人化する事で親しみやすさを強調しました。
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えっ、高齢の堀江 豊、再びかと一瞬思ったら、新星の天野穂積であったとは(^^;。(いずれも年齢的・精神的にはロートルであるが。)

(優秀賞)
椎 沙貴(西都市)
井口やすひさ(群馬県)

井口作品はもちろんこんな感じ。

西都市60周年(やすひさ案)

60周年ロゴ≒Double Faceってな金太郎飴発想は国家の法律で禁止してしまえやぁぁ

市制施行60周年 記念キャッチフレーズ
「はばたけ未来へ 伸びゆく西都」
武藤 哲(49歳:東京都)

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未来に向かって、自然や住環境のよさなど、まだまだ多くの部分で伸びしろがある西都市を表現しました。
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押しつけがましい船橋市の元市コメントや意味性の薄い朝日村の本郷コメントよりはなんぼかマシと思うけれど、「伸びしろ」の例として示されたのが「自然や住環境」だけというのはいかにも漠として弱い。「自然を活かした観光産業に注力するのか」「住環境とは何を意味するのか」といった疑問を呼ぼう。

(優秀賞)
「彩り豊かに みんなで創る 西都の未来」
青木輝男(山口県)

「さ、いこう。西都」
小島涼香(宮崎県児湯郡都農町(こゆぐん つのちょう))

やっぱり、ご当地公募において「これは」と心を惹かれる作品はほとんどなく・・・。一体、何を求めて公募をするのか。それは(ツルには)いまだに不明なまま。

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