« 【適当編】デザインとパロディの関係 / 批判と悪意の境界(東京五輪エンブレム自作・パロディ) | トップページ | 【加筆編】互いに切磋琢磨・・・し合わぬ関係(金川牛ロゴ) »

2018年8月17日 (金)

【適当編】"gender" の問題か、"sex" の問題か(香川大学男女共同参画室)

ツル自身がお下劣なんでしょうか。この作品のことなんですけれども。

香川県高松市
香川大学男女共同参画推進室 olive・heart
ロゴマーク
中本竹識(福岡県)
香川大学男女共同参画室

「男女共同参画推進室」が何するところかっちゅうとですね。

-----
(2010.11.01 香川大学男女共同参画推進室 News Letter 第1号 抜粋)

○男女共同参画(gender equality)について学生・職員・大学内外の方にむけて広めていきます。
○学術的な専門分野で女性がいきいきと活躍できるよう応援します。
○子どもができても、介護を抱えていても、学習や研究、仕事と両立していけるように応援します。
○ワークライフバランス(仕事と家庭の調和)に配慮した大学になるよう工夫し、皆さんの声を届けます。
-----

英語の "gender equality"、直訳すれば「性的平等」という言葉に「男女共同参画」の日本語訳を当てたのは非常にcleverな戦略的勝利だと思うけど、初めに考えついたのは誰だったのだろう。

うーーーーーん、でもそんなことより、このデザインの性的暗喩/sexual metaphorが気になってしょうがないツルww。どっちが女性でどっちが男性かなんて考え始めると、ホラ、貴女も貴男も・・・(笑)。「不妊治療推進マーク」とかだったら何の不思議もイヤらしさもなかったろうが(でもないか)。
これで「男女共同」だなんて・・・ふしだらだわ。ここらといい勝負かも。

【2017.06.06「校章M&A方程式:第1式」】
山梨県甲府市
甲府市立善誘館小学校
校章
中本竹識
〔2010年12月決定・2011年4月開校〕
善誘館小学校

【2017.05.24「Hのし過ぎは教育上よくないざーます!!」】
北海道小樽市
小樽市立北陵中学校
校章
工藤和久
〔2016年9月決定・2017年4月開校〕
北陵中学校

あ、善誘館小とは時期的にほとんどかぶってたんだ。当時はプチエロに走っとったんかね中本センセ、マジで(cf. 2017.11.05「展ばした腕のその先に:上」)。

同時に募集された組織愛称「olive・heart」というのもちょっといただけない。「女性活躍推進室」の愛称だったんならまだわかるんだけど。

-----
(同上)

男女共同参画推進室を身近に感じていただくために、メッセージ性のある愛称とロゴマークを募集します。
本学男女共同参画推進をアピールするために活用します。香川大学らしい、元気の出るすてきな愛称とロゴマークをお待ちしています。
-----

あ、告知のしかたもまずかったか。ワンセット募集か否かがそもそも不明確だし(ここ重要)、いかなる「メッセージ性」が必要とされるのか、(いくら同じ資料に上述の記載が別途あったとは言え)説明の具体性に欠けたことは否定できないだろう。「香川大学らしい」なんてしゃらっと書かれても、それでは自治体主催の公募と変わりゃしない。

結果、ロゴマークが曲がりなりにも作者名まで公表されたのに対し(ただし選考プロセスは不明)、愛称についてはたった一言書いてあるだけ(とツルは受け取った)。

-----
(2011.01.17 香川大学男女共同参画推進室 News Letter Vol.3 抜粋)

11月に実施いたしました愛称・ロゴマークの募集、学内外よりたくさんの応募をいただき、ありがとうございました。応募いただいた作品はいずれも力作揃いで、ひとつを選ぶのは難しい作業となりましたが、男女共同参画のイメージに相応しいと判断し、下記の作品を採用とさせていただきました。

男女共同参画推進室の愛称は「olive・heart」です。

【作者】中本竹識(福岡県)
【作品説明】香川大学の男女共同参画推進室をイメージし、[男女]の人と香川県の特産の[オリーブ]と[ハート]をモチーフにしてデザインしました。
男女が協力し手を繋いで輪を作った形がオリーブ形になっています。中央にはハートを配しました。
シンプルで親しみやすく、香川大学の男女共同参画推進室を広く内外にPRできるロゴマークです。
-----

だからっ、なんでそのネーミングに決めたんだよっ!!どんな「メッセージ性」があるんだよっっ!!自分の部門の名前が「olive・heart」だなんて、誰もこっ恥ずかしいと思わなかったのかよっ!!(ああ、すっきりした

この記事では横に中本ロゴが添えられていて、【作品説明】もロゴに関するものなので、愛称が中本作だったか否かはいまいち不明確。
一方で、ロゴは[オリーブ]と[ハート]をモチーフにしたと言っているわけだから、愛称も中本考案だったという線もあり得るけど、考えるとかえってわからなくなってくる。もしそうじゃなかったら、愛称はどうやって決まったの?そしてもしそうだったら、なぜこんなにわかりにくい書き方をしたの?

結局、愛称については公募結果が生かされたのか、生かされなかったのか、はっきりしないまま。となると、後者だったからこんな風に書いたんでしょという憶測も一人歩きしがちだろう。そのリスクに思い及ばない、意味あるものとは考えない、そこもまた田舎公募ということじゃないでしょうか。

因みに本公募では、募集時にはなかった話で、家族3人仲良しキャラ的な「さんかくん」というのが「ワークライフバランス応援マーク」として追加採用になっていて、その作者は同大学教育学部准教授の大西えい子。ううう、結局何がしたかったのだ。

« 【適当編】デザインとパロディの関係 / 批判と悪意の境界(東京五輪エンブレム自作・パロディ) | トップページ | 【加筆編】互いに切磋琢磨・・・し合わぬ関係(金川牛ロゴ) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 【適当編】デザインとパロディの関係 / 批判と悪意の境界(東京五輪エンブレム自作・パロディ) | トップページ | 【加筆編】互いに切磋琢磨・・・し合わぬ関係(金川牛ロゴ) »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想