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2018年10月 3日 (水)

【加筆編のおまけ】花の香り絶えざる島から:一(あわ神ファミリー・みっくマン・はなかちゃん)

(承前)

前々回取り上げたこの作家について掘り下げてみる。

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三原は淡路島在住のイラストレーターで、地域に根差した活動を主としている様子。一番知られた作品は「あわ神」だろう。
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このキャラクターはだんだんにファミリーが増やされていき、2013年までに4人家族となった。

兵庫県淡路市
マスコットキャラクター
あわ神・あわ姫・なぎ・なみ
ちでまる / 三原敏秀
あわ神ファミリー

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デザインは国生み神話に登場する[イザナギノミコト]をモチーフに、その装飾は[明石海峡大橋]の形をした帽子をかぶり、腰には刀の代わりに[線香]を差しています。また、帽子のオレンジは淡路島オレンジがイメージされています。
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[イザナミノミコト]をイメージした姿で、耳には柑橘類や特産のびわをイメージしたオレンジ色の[耳飾り]。
[髪結び]は[そば]をイメージしているんです。
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なぎ:頭には明石海峡の[タコ]をのせているんだよ〜
なみ:頭に淡路島の柑橘類をイメージしたオレンジ色の[髪飾り]をつけています
[波]の模様が描かれたお揃いの服を着ています♪
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三原は淡路市在住だからまさにお膝元、しかし無理くり感がひたひたと。淡路島が蕎麦に力を入れているとは知らなんだけど、対岸の「播州手延素麺 揖保の糸」への対抗意識かしら。皆[勾玉]を身につけているのは深い意味はなく、家族おそろ、というほどのことらしい。し、しかしそれにしても嫁が「あわ姫」だなんて・・・。紹介されたこっちがあらぬ想像を働かせてしまうがな。
東京にも出張って結婚披露宴など派手にやったようですが、あんましいいファミリー化じゃないと思うんだよね。最初のあわ神の持っていたインパクトを、あわ姫以降はなくしてしまっているから。新しいものを何も打ち出せていない。それはご当地の地域振興そのものの現状を表しているのかもしれない(微伏線)。
当初は何かスポーツチームが組めるぐらいになるまで子作りするべ、みたいなことになってたようだけど、今さらそれはないだろう。

三原作品、地元では他にも次のようなものがある。

兵庫県洲本市
洲本市社会福祉協議会
キャラクター
みっくマン
ちでまる(イラストレーター) / 三原敏秀
みっくマン

社協キャラとはいえ、2007年12月27日生まれとされているから最近の話ではない。ご当地限定で募集されたもので応募総数は25点、当然三原には有利に働いたわけやねww。
因みに洲本市は2006年2月11日に(旧)洲本市と津名郡の五色町が合併して市制施行したところ。従って、自治体合併から2年足らずというタイミングで作ったことになります。

そしてツルは三原キャラデザインの中ではこれが一等気に入ってたりもする。いや、社協キャラ全体の中でもかなり、かな。テンプレや盛りや媚びなんかお構いなし、すごくハジケてるから。見飽きた[ハート]もここでは許せちゃう。
全体のモチーフは[三熊山]とそこにある[洲本城]を表しているのだろう。顔は1928年に建てられた鉄筋コンクリート4階建ての[模擬天守]。「江戸時代の天守を復元したものではないが、模擬天守としては日本最古のもの」という、すっごく微妙なところがご自慢です。愛称の由来がなかなかわからなかったけど、お山の名前から来てたのね。

2014年になると、これである。

兵庫県淡路島
淡路島内商工会議所女性会・商工会女性部
イメージキャラクター
はなかちゃん
ちでまる / 三原敏秀
(愛称)岩井莉愛(りあ)(6歳:兵庫県洲本市)
はなかちゃん

制定の経緯がいまいち不明なキャラで、そもそもは「笑売ステッカー」なる企画だったようだし、「淡路島を咲かそう」というコピーも外向けキャンペーンだったのか内部的なスローガンだったのか性格がよくわからない。まあ、商売ネタであったことは間違いないようです。デザインと愛称は別々に募集され、2014年2月28日に愛称決定の授賞式が行われたところまでしか突き止められなかった(三原も出席した模様)。
えーっと、そこら辺が不詳ってことは、制定後の活動/活用が低調ってことを意味するんじゃないかと、そこを申し上げたいわけ。

「島内」というのがどんな意味なのかもよくわからない。各団体がそういう風に連合してるってことなのかね?

平成大合併により、島の自治体は北から淡路市、洲本市、南あわじ市の3つとなった。商工会とかも各自で持ってるんでせう。市の花はそれぞれ、名産のカーネーション、大規模な自生のある[スイセン]、同じく[スイセン]。
一方、あわ神が頭に盛った明石海峡大橋が開通したのは1998年、今から20年前。そして2000年の淡路花博以来、ご当地では何かと「花」に力をいれているようで、「花の公園島」「あわじ花さじき」「あわじ花へんろ」「淡路花祭」といったキーワードが見つかります。[コスモス]まつりなんてのも当然あるわけ。

おや、こう考えてくると、淡路市の公式キャラクターたるあわ神ファミリーが一切花に触れていないのが、逆に不思議に思えてくるんだけど。

(続く)

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