« ゆるキャラGP2018投票のこと(上) | トップページ | ゆるキャラGP2018投票のこと(下) »

2018年11月13日 (火)

ゆるキャラGP2018投票のこと(中)

(承前)

このイベントのことは、今年も少し前から気になっていた。

-----
(2018.10.17 毎日新聞 抜粋)

開催中の「ゆるキャラグランプリ」で2位と健闘している大牟田市の公式キャラクター「ジャー坊」と中尾昌弘市長[引用註:1954.10.17生:2015.12.03〜 在任]らが16日、県庁を訪問し、小川 洋知事に応援を依頼した。
ジャー坊は8月1日の投票開始直後から順調に票を伸ばし、1位を走っていた。だが三重県四日市市のマスコット「こにゅうどうくん」の猛追を受け、今月8日に首位から陥落。一度は奪還したが14日に再び抜かれ、約1万3000票差(16日午後4時現在)を付けられている。
初出場した昨年は6位だった。中尾市長は「1位になれば福岡県で初めて。力強い支援をお願いします」と要請。小川知事は「福岡の名を高める大事な機会なので、県民一人一人に応援してほしい」と応じた。
この日は、229位(同)に甘んじている県のゆるキャラ「エコトン」も出迎え、ジャー坊と健闘を誓い合う一幕もあった。

〔後略〕
-----

それってくさ、昨年から組織ぐるみの大量投票やっとったってことじゃなかと?こすかーー。
いいよ、1位でも2位でも229位でも。福岡県出身・東京都在住のツルが言うてやりましょう、「福岡」「博多」はそげなとに血道を上げんでも十分に知名度と好感度高いと!!(傲然)。問題は、「福岡」<「博多」というイメージの偏りの点、あるいは「福岡市」vs「それ以外(特に北九州市)」の人気に乖離が大き過ぎるいびつさにあると思う。

ゆるキャラブームは去った。一頃は盛んにその「内外への発信力」ということが喧伝されたけど、少なくとも外部に対する発信力はもうない。そのことを直視しなさいよ。

-----
(2018.09.18 上毛新聞 抜粋)

〔前略〕

海外を含めたキャラが人気を競うグランプリは11月9日までインターネット投票が行われている。沼田市の「ぬまたんち」は2013〜17年まで出場していたが、今年は取りやめた。昨年の248位(ご当地部門)が最高順位で、市の担当者は「毎日の投票や協力を呼び掛ける職員の労力と結果が見合わず、エントリーによる効果もあまり感じられなかった」と選挙運動の負担を理由に挙げる。
前橋市のころとん(最高・総合29位)も16年以降は出馬しておらず、今年8月には公式ツイッターで「肉ならぬ29位を最後にゆるキャラGPをやめて地道なPRに努めているころー」とつぶやいている。
一方、昨年誕生した長野原町の「にゃがのはら」は今回初参戦した。後発組として知名度を少しでも上げようと、チラシやポスターを町内に配布して投票の呼び掛けに懸命だ。
上毛新聞の調べによると、グランプリの県内エントリー数はぐんまちゃんが優勝した14年と翌15年の37体をピークに16年29体、17年26体、今年は17体に減った。全国のエントリー数も、15年の最多1727体に対し、今年は半数近い909体となっている。
ゆるキャラの効果を疑問視する動きもある。みどり市が8月下旬、公認キャラクターの制作を発表したところ、市議会が「今更作る必要があるのか」などの反対意見を理由に中止を求める方針を決定。その後、方針は撤回され、予定通り制作されることになったが、ブームの一段落を印象づけた騒動となった。ただ、活動のバロメーターとなる着ぐるみの出動件数は、ぐんまちゃんが昨年度900件、ころとんは同107件で、いずれもここ数年の勢いを維持する。
前橋市の担当者は「一時の爆発的なブームは落ち着いたが、堅くなりがちな行政の文書や行事のワンポイントになっている」と、本業での活躍を評価している。
-----

あのねえ。「ぬまたんち」の問題はそんなことじゃないでしょ。トリオキャラのうち「まっくん」の市サイト画像に「たっくん」が1点紛れ込んだのを放置しといたキャラ運用自体のゆるゆるぶりでしょ。

まっくん(訂正前)

 ↓

まっくん(訂正後)

ツルの指摘によりこの訂正がなされたのは2015年12月のことである。

みどり市の件がまたいろいろ経緯がありまして。

-----
(2018.10.09 ウェブ桐生タイムス)

みどり市の公認マスコットキャラクター制作に向け、どんなキャラクターにするかを子どもたちが議論する「デザイン検討会議」が6日、同市役所大間々庁舎で始まった。

〔中略〕

市の一体感や市民の市への愛着を醸成しようと、須藤昭男市長[引用註:すとう あきお:1960.10.16生:2018.04.23〜 在任]が8月に打ち出したマスコット制作。市が制作費約189万円を盛り込んだ今年度補正予算を9月の市議会に提案し、議会の一部から「今さら不要」と反発の声があったものの、補正予算は可決。制作を進めることになった。

〔中略〕

これらの意見を参考に、県内自治体のマスコット制作を手掛けてきた朝日印刷工業(前橋市)の制作部に図案化を委託。検討会議でこれを修正し、名称を考えた上で、5体のデザイン案を固め、12月から来年1月に市内の小中学生による投票で1体に絞る。1月中のデザイン決定をへて着ぐるみを作製し、3月のお披露目をめざす。
須藤市長は「市の未来を担う子どもたちに意見を出してもらい、ぐんまちゃんやくまモンのように親しまれるキャラクターを作りたい」と期待した。
-----

しかし実は今年5月10日、みどり市観光物産協会(事務局:みどり市観光課)もPRキャラクター「小菊 華」を発表したばかり。ウェブ桐生タイムスには、同市大間々(旧 山田郡大間々町)にある「ながめ余興場」の『菊花大会をイメージした女の子で、8等身と2等身の2パターンを制作』『キャラクターデザインを手掛ける業者に発注』などと出ている(「等身」は「頭身」の間違いね)。名前から推して知るべしのマンガ系ハンコ絵キャラです。

はあぁ。どうやったって役割かぶっちゃうでしょ。ひょっとしたら「業者」も同じかもしれない。「小菊 華」発表のわずか半月前に就任した須藤としては自分の息のかかったキャラが欲しかったものと見えるが、ご当地キャラ乱立と税金使途についてはどう考えているのか、この新米市長は。

cf.
ぬまたんち(ぬっくん・まっくん・たっくん)@2016.03.03「アナタのムラのウェブの不具合?」
ころとん・ぐんまちゃん@2014.03.19「最強の悪夢、増殖拡大 PART 2」
にゃがのはら@2017.02.20【その179】

(続く)

« ゆるキャラGP2018投票のこと(上) | トップページ | ゆるキャラGP2018投票のこと(下) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ゆるキャラGP2018投票のこと(中):

« ゆるキャラGP2018投票のこと(上) | トップページ | ゆるキャラGP2018投票のこと(下) »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想