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2018年11月13日 (火)

ゆるキャラGP2018投票のこと(上)

先日、Yahooのトップに載ってましたね、三重県四日市市などの話。

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(2018.11.09 毎日新聞 抜粋)

〔前略〕

ゆるキャラGPは8月1日から投票受け付けを開始。今月17、18日に東大阪市で開催されるイベントでグランプリが決まる。11月1日時点で2267万票が寄せられ、自治体のキャラクターが競う「ご当地部門」は1位がこにゅうどうくん、2位は福岡県大牟田市の「ジャー坊」、3位は大阪府泉佐野市「一生犬鳴!イヌナキン!」で、この3体が他を大きく引き離して接戦を繰り広げている。
毎日新聞が入手した四日市市の内部資料によると、担当の観光交流課が万単位のメールアドレスを各部局に割り振り、多い部局では3000超に達した。本来はアドレスごとに割り振られたIDで1日1回投票できるルールだが、同市では部局ごとに連日大量の投票をしている。
市関係者によると、8月末から管理職を集めた会議が開かれ、投票指示が本格化した。初会合で森 智広市長[引用註:1978.05.27生;2016.12.24〜 在任]は「私は8月に1日30票投票した。9月から10票積み増す」と発言。担当課長も「IDを1万個は持っている。どしどし渡したい」と述べた。各部局は投票に追われており、管理職の一人は「投票で勤務時間を割かれている。税金で働いている身なのに、明らかにエスカレートし過ぎだ」と悲鳴を上げる。
ゆるキャラGPの実行委は「不自然な投票は確認し、IDを削除している」とし、一般論として「目的はあくまで地域活性化。1位が目的化すると間違った方向に行く」と警鐘を鳴らす。同市の担当者は毎日新聞の取材に大量のIDを取得した事実は認めつつ、「あくまで各部局への協力依頼で無理強いはしていない。投票手法の是非は実行委が判断すること」と弁明している。

◇大牟田でも「業務の一環」
現在2位の「ジャー坊」の福岡県大牟田市も、約1万件のIDを取得していた。広報課の担当者は取材に対し「パソコンなどの操作に不慣れなお年寄りが投票できるよう、公民館などに置いている端末で使うIDを用意した」と説明した。一方で、取得したIDの一部を使い市職員が投票していることも認めた。「市の人口は約11万人。人口規模の大きい自治体とどうやったら競い合えるかを考えた。将来の街づくりに向けたプロモーション業務の一環だ」と強調した。
同3位の「イヌナキン」を擁する大阪府泉佐野市も、担当課がフリーメールのアドレスでIDを取得し、希望する職員に渡していた。市から複数のIDを得た職員はいるが、市は「不具合でIDを取得できなかった場合などに対応したもので、大量得票を狙ったものではない」と説明する。

〔中略〕

◇役割終えつつある
小竹裕人・群馬大准教授(公共政策論)の話
組織票に頼らざるを得ないのは、そのゆるキャラの魅力が足りないためだ。地域のイメージを打ち出す点で役割を果たしたゆるキャラだが、訴求力のあるキャラは既に出尽くしており、役割を終えつつあると言えるだろう。各自治体はゆるキャラに頼らず、地域の良さを、背景のストーリーとともにどう発信できるかが問われる時期にきている。
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なにぃ?「各部局への協力依頼で無理強いはしていない」だあ??「人口規模の大きい自治体とどうやったら競い合えるかを考えた」だあ??そんな身勝手な理屈が通るか。
大量組織票の件は少なくとも、2010年に同GPが始まって間もない頃から批判を受けていたところではないか(cf. 2013.11.11「「全国ご当地キャラニュース」のこと」)。

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(2012.12.31 全国ご当地キャラニュース 抜粋)

11月25日、ゆるキャラさみっと in 羽生2012でグランプリの発表が行われ、御存知の通り【バリィさん】が1位に、山口県の【ちょるる】が2位につけたが、会場の空気は冷ややかだった。
上位キャラは、いずれも職員の組織票に下支えされたもの。そこにどれだけ本当の人気票が上乗せされたかが勝負の鍵となった。
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こんな書き込み↓もあった。

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ちょるるさん、山口県PR本部長の肩書きを持つ山口県のゆるキャラですけど、東日本大震災の復興予算1400万円を流用してPR活動をしていたそうですね。ゆるキャラグランプリ2012では2位になったそうですが、、、、。
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何も変わっていないし、何も学んでいない。

このネタは、同GPの開かれる大阪にも飛び火している。

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(2018.11.13 MBS 抜粋)

〔前略〕

大阪府松原市の「マッキー」。今年は去年の19位から暫定8位となりましたが、その躍進の陰には役所をあげての投票活動がありました。今年8月の投票開始3日後に職員に配られたという“投票マニュアル”。秘書広報課長名で「マッキー」への投票が促されています。
『3日目で900票ほどしか入っておらず、全職員の投票数を下回っております。毎日一人一票の投票を必ず行ってください』(松原市が作ったマニュアル)

〔中略〕

「IDを何百かもらったので、手伝えるなら手伝ってほしいと。なにがなんでもとりあえず上位入賞というのが最初にあるので、職員のなかでは『どうなのかな』と」(松原市職員)
実際、マニュアルの中には複数のIDを切り替えて投票する方法も細かく説明されていました。松原市は取材に対し「マニュアルは作成したが、投票を強制したつもりはない。市が複数のIDを取得した、というような事実は知らない」としています。

〔後略〕
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ツルはそもそもこうした不都合を、ゆるキャラ実務上のみの問題とは見ない。コンプライアンスとガバナンスの鉄砲玉をいやというほどトップの首長の口の中に撃ち込んで黙らせてやるわっ。(四日市市も松原市も内部通報によるものだ、コワイなあ。)

百歩譲って、不正の疑いなきにしもあらずと(合理的に!)考えられる手段を取ろうとするのであれば、「投票手法の是非は実行委が判断すること」ではなくて、「あらかじめ実行委and/or外部機関に相談すること」が適切な態度であり(相談したの?)、実行委もまたそのように参加団体を規制・指導すべきである。
少なくとも四日市市のスタッフの言い分は、ご当地のイメージを毀損するものです。他の自治体の対応も、「作った器の悪用」ということでしかない。そんな街には住みたくないと、公明正大の権化たるツルは思っちゃう(大牟田は少年期を過ごした思い出深い土地だけど)。

「広報対応の誤り」ってこういうことを指すのネ。

cf.
ちょるる@2014.04.28「最強の悪夢、増殖拡大 PART 8」
マッキー@2013.05.26「別にいいんですよ、ペンネーム自体は。:下」

(続く)

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