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2018年12月15日 (土)

【覚え書き】「ご当地ナンバー」なるものについて:13

(承前)

「12」で書いたように、人口稠密地域でご当地ナンバーの導入に熱心なのは、千葉県内の自治体。第1弾で「成田」「柏」、第3弾で「市川」「船橋」「松戸」「市原」と、計6地域も送り込んでいる。
ご当地キャラクターなら埼玉、ご当地ナンバーなら千葉に行ってみろというわけやな

ツルはなんぼなんでも多過ぎると思いますね。こうなるともう、ご当地ナンバーになってない従来ナンバーの方が逆にご当地ナンバー化しちまいそうってなもんである。

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(2018.02.27 毎日新聞)

千葉県船橋市は、自動車ナンバーを「船橋」とするご当地ナンバープレートの導入を決めた。船橋ナンバーを求める請願を市議会が採択したことや市民からの要望を受け、2020年度の実施を目指す。隣の市川市も同時期に導入する方針で、あおりを受ける形の現行の習志野ナンバーは大幅に減りそうだ。
ご当地ナンバー制度は2006年度に国土交通省が採用。同制度を利用して柏と成田の両ナンバーが既に実現しており、現在の県内ナンバーは、千葉、習志野、袖ケ浦、野田を含めた六つだ。
習志野ナンバーの対象地域は、船橋▽市川▽浦安▽習志野▽八千代▽鎌ケ谷▽印西▽白井――の8市と栄町。船橋市によると、登録台数は約58万9000台(昨年3月末現在)で、うち船橋市は約18万7300台、市川市は約13万1500台と、両市で半数を超す。
船橋市は従来、国交省による「複数市町村の集合体」という要件を考慮し導入を見送っていたが、地域内の登録台数が10万台以上なら単独でも可能になったことから導入を決めた。昨年実施の市民意識調査では、船橋ナンバーに「賛成」は29.6%、「どちらかといえば賛成」が41.5%で、合わせて7割を超えている。
県内では他にも、野田ナンバーの松戸市(登録台数約13万8900台)や袖ケ浦ナンバーの市原市(同約13万1800台)が、ご当地ナンバーの導入方針を決めている。
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ほほう、現在の「習志野」から「船橋」「市川」分を引くと、残りは約27万200台。ここからは妄想ですが、これで夢と魔法の王国を持つ浦安市が独立したりすると、もっといい感じに「ご当地ナンバー」めいてくるわけです、残る「習志野」は。

こういう問題に対し、浦安市では一応の回答を持っていて。

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(浦安市サイト 抜粋)

浦安市の場合、現時点では10万台以上の自動車登録台数は見込めないことから、近隣自治体と共同で「ご当地ナンバー」を導入する方法が考えられます。
しかし、市川市や船橋市は、それぞれ単独で「ご当地ナンバー」を導入することから、現時点で実現することは難しいと考えています。
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ふむ。ご当地は人口16万人強、自動車保有5万台内外といったところなので、微妙です。そこはホレ、残った自治体に頭下げて回る前に、とっとと経済特区作っちまってだ、「東京ディズニーランド」ナンバー特区に。そうすりゃ逆に、よその方からすり寄って来ますぜ、浦安の旦那衆。ついでのことに、「相当程度の知名度」ならまるっきり問題はねえ、ちげえねえ。

えー、地域名表示は最大で4文字までとされているけれど、特区という錦の御旗さえあれば刃向かう者とていない(はず)。もしダメなら「ディズニ」または「デズニー」で我慢して頂戴。(ローマ字は禁じられているので「TDL」はきっと却下。)

妄想と冗談はこのぐらいにしといて、冒頭の記事には大きな疑問点が一つある。

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船橋市は従来、国交省による「複数市町村の集合体」という要件を考慮し導入を見送っていたが、地域内の登録台数が10万台以上なら単独でも可能になったことから導入を決めた。
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というくだりです。

だって、2006年10月導入の第1弾で既に;

仙台(宮城県仙台市)
豊田(愛知県豊田市)
一宮(愛知県一宮市)
堺(大阪府堺市)
下関(山口県下関市)

が、2014年11月導入の第2弾では;

郡山(福島県郡山市)
川口(埼玉県川口市)
越谷(埼玉県越谷市)
杉並(東京都杉並区)
世田谷(東京都世田谷区)
春日井(愛知県春日井市)

が、1自治体単独での導入を果たしていたではないか。

因みに第3弾では上述4市の他に;

苫小牧(北海道苫小牧市)
板橋(東京都板橋区)
江東(東京都江東区)
葛飾(東京都葛飾区)
四日市(三重県四日市市)
高松(香川県高松市)

も単独申請です。

深掘りしてみると、2013.02.26発表の「ご当地ナンバー(第2弾)導入要綱」に、次のように示されていた。

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①地域特性や経済圏等に関して、他の地域と区分された一定のまとまりのある地域であり、一般に広く認知された地域であること。また、原則として、単独の市町村(特別区を含む。以下同じ。)ではなく、複数の市町村の集合体であること。
②対象地域内の登録自動車数が10万台を超えていること(対象地域の全部が離島である場合は、これに準ずる規模の台数であること。)。
③対象地域において、地域住民の具体的なニーズがあること。

〔中略〕

⑥対象地域が、当該地域を管轄する都道府県内における他の地域名表示の対象地域と比較し、人口、登録自動車の台数等に関して、極端なアンバランスが生じないものであること。

〔後略〕
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その後これが、2017.05.30の第3弾導入地域募集の国交省発表資料にこう↓引き継がれたわけだ。

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・従来基準:対象地域内の登録自動車数が10万台を超えていること。
・追加基準:上記基準を満たしていない場合であっても、対象地域内に複数の自治体が存在し、かつ、当該地域の登録自動車数が概ね5万台を超え、地域名表示が当該地域を称するものとして相当程度の知名度を有すること。(観光著名地等)
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はーぁ、原則は原則であって例外を認めていなかったのではない、実際に例外はたくさん出た、そしてそのあたりを国交省も毎日新聞も適当に端折って、いやごまかして書いた、ということだったのね。

誰も皆、少しずつ、嘘をつく。もー、全くどいつもこいつも

とりわけ国交省。精読した上で批判をするのに堪えない気がする。

(続く)

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