« 【覚え書き】「ご当地ナンバー」なるものについて:16 | トップページ | 【加筆編】校章による統合新設校ペアリングの試み:15(吉川美南高校・ひらた清風中学校) »

2018年12月24日 (月)

【覚え書き】「ご当地ナンバー」なるものについて:とりあえずの〆

(承前)

Wikipediaには、こんなことも書いてある。

-----
これまで、ご当地ナンバー導入が構想されたものの実現に至っていないものとしては、日光、鎌倉、秩父、浦和、町田、熊野、博多などが挙げられる。
埼玉県さいたま市の旧浦和市エリアでは県庁所在地であった旧市時代より創設が取り沙汰されており、近年においても浦和レッズや高級住宅街として知名度が高く浦和ナンバー創設を市議会でも取り上げられている。
三陸沿岸都市会議では復興支援・地域活性化のために「三陸ナンバー」創設を提唱したが断念している。

〔後略〕
-----

そうかあ、「博多」にもそんな話があったんだ!!しかし、もしこれが現実の話になってくると、またぞろ「福岡」vs「博多」問題でいろいろモメるんだろうなあ(cf. 2017.10.30「似て非なるもの − 福岡 vs 博多 とか」)。周辺自治体もどちらかと言えば「博多」の方が好ましいと思ってるんじゃないかな。「福博」なんてのは認められるんだろうか(地元じゃ普通の言い方なんですけど)。
そしてこれはひょっとして、福岡県のもう一つの政令指定都市「北九州」にも飛び火し、悪くすると山口県下関市を巻き込んで、県またぎの「関門」ナンバーとかになったりするのかもしれない・・・な。
・・・いや、「下関」は既に第1弾で実現してるか。それに北九州市では今年の1月、原付バイクのナンバープレートを「区名表示」(1963年の5市合併前の名残ということだろうか??)から「市名表示」に変更して、デザインプレートも導入したばかりだし。今まで真剣に取り組んできたとは言い難い「北九州市」としてのネームバリューを向上させるシティプロモーションたらに目覚めてきたようです。
あ、「福岡」「北九州」というのは既存ナンバーね。

埼玉県、特に県庁所在地のさいたま市辺りにはあまり縁のないツルは、浦和に「高級住宅街として知名度が高く」というイメージが全く持てないので、コメントのしようもございません。サッカーファンでもないし。

町田市に至っては、神奈川県の中に突き出た東京都の盲腸である。こんなところが独立宣言して「町田」を名乗りでもしようものなら、いろいろと混乱が生じそう(笑)。よく言われることだけど、もし町田市が神奈川県に入っていたら、あれこれ言われることもなかったろうに。ナンバーも「相模」に乗り入れた方がよほど地理上も交通上も無理がないのじゃないかねえ。

東京都町田市

しかし、ツルとしてはやはり、「三陸」がポシャった理由が知りたい。調べてみると、おぼろげながら浮かび上がってきた。

-----
(2006.02.08 毎日新聞)

自動車のプレートに三陸ナンバーを導入する問題で、三陸地域自動車検査登録事務所誘致促進協議会長の小沢和夫釜石市長は7日、同市で開かれた三陸沿岸都市会議で「足並みがそろわない」として運動を断念する考えを表明した。しかし同会議の首長らからは異論が続出、同会議としては運動を継続することを再確認した。

同会議は青森県八戸市から宮城県気仙沼市まで7市長で構成。昨年2月、いわゆる「ご当地ナンバー」の導入に向け、同促進協と協調して取り組むことを決議している。
小沢市長が断念を表明したのは昨年8月、沿岸18市町村の担当課長会議を受けての方針。
宮古市以南の沿岸部だけでは自動車登録台数が9万3000台と要件の10万台に届かないため沿岸北部の市町村にも呼びかけて開催。しかし「必要とは思わない」とする所が多かったという。このため宮古市以南の官民で組織する同促進協は断念に等しい運動の一時凍結方針を決め、1日開かれた三陸沿岸南部3市協議会にも報告していた。
この日の会議では宮古市の熊坂義裕市長が「三陸振興の観点からナンバーは必要だ」と断念反対の口火を切り、久慈市の山内隆文、大船渡市の甘竹勝郎、陸前高田市の中里長門の3市長が同調した。
小沢市長は会議後、「促進協としてはナンバー導入運動はやめ、本来の目的である自動車検査登録事務所の誘致運動に絞る」と説明。陸中海岸国立公園から三陸海岸への名称変更問題も絡んで反対意見が強い北部の意向も考慮して「三陸ナンバー」の名称にはこだわらず、公募により理解を求めていく考えを強調した。
-----

なるほど、震災前からある話だったのか。
因みに、宮城県気仙沼市から岩手県久慈市までを区域としていた「陸中海岸国立公園」は2013年5月、青森県八戸市の蕪島(ウミネコ繁殖地)・青森県三戸郡階上町(はしかみちょう)の種差海岸まで加えて「三陸復興国立公園」と改称している。とんだ駄名だと思いますがね。

ご当地ナンバーの件は、震災後にも再び話題に上った。

-----
(2014.02.20 産経新聞 抜粋)

青森、岩手、宮城の3県7市でつくる三陸沿岸都市会議が10日、宮城県気仙沼市で開かれ、岩手県久慈市の山内隆文市長が自動車のご当地ナンバー「三陸」の導入を提案した。
三陸ナンバーは平成16年の同会議で議題となったが、沿岸自治体の足並みがそろわず、19年の沿岸地域の住民アンケートで反対が賛成を上回って立ち消えとなっていた。

〔後略〕
-----

当該3県からは、震災後、第2弾で岩手県の「盛岡」「平泉」、福島県の「郡山」が、第3弾で青森県の「弘前」が導入することとなった。そうなると改めて、欲しくなってくるもんじゃないですかね。その後現在まで、目立った動きはないようですが。

//

さて、思いのほか長びいた本Subseriesも、今回でケリをつけます、一応。後は誰がどこを獲るかという点に多少興味が残るくらいで。
はなから「ご当地ナンバー」が「地域興し」に果たす役割なんて信じていない愚blogですし。地域の結束ないしは帰属意識の強化になにがしか貢献するところならあろうかとは思うけれど。

« 【覚え書き】「ご当地ナンバー」なるものについて:16 | トップページ | 【加筆編】校章による統合新設校ペアリングの試み:15(吉川美南高校・ひらた清風中学校) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 【覚え書き】「ご当地ナンバー」なるものについて:16 | トップページ | 【加筆編】校章による統合新設校ペアリングの試み:15(吉川美南高校・ひらた清風中学校) »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想