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2018年12月 8日 (土)

【加筆編】特徴ある学園、「特徴のない」キャラ(サンディー)

今回は、権謀術数渦巻くご当地公募界に送り込まれた新たな刺客を返り討ちの滅多斬り。

北海道江別市
酪農学園大学
電子ジャーナル「酪農PLUS+」 マスコットキャラクター
サンディー
天野穂積(静岡市:グラフィックデザイナー)
サンディー

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[牛]をモチーフとし、[大学帽]をかぶり、[辞書]を持ち、「酪農PLUS+」の[ロゴ]が入った[つなぎ服]を着て、酪農学園大学らしさと「酪農PLUS+」を表現
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本年7月に発表されたもの。あのーー、コンセプト間違ってますよー。これじゃ酪農学園大学のマスコットにしかなりませんよ

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(2018.08.02 大学プレスセンター 抜粋)

「酪農PLUS+」は、酪農学園大学の建学の理念や酪農教育、研究成果の普及・啓蒙を目的として2017年3月まで発行された『酪農ジャーナル』の電子版として、2018年4月に開設。同大の教職員の専門知識を広く発信しているほか、電子媒体ならではの機能を活かし、双方向型の情報交換を行っている。
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江別市と言えば、つい先日も別の学園で斬った八谷早希子のお膝元。その牙城を突き崩しての採用です。しかし、ビジュアルにせよコンセプトにせよ、愚blogで見てきた学校系塩キャラと変わりはない。過去の他人の作品↓を上手になぞっただけで、新しいものは何もない。(今日はツルは何かしら機嫌が悪い。)

【2015.12.30「無明の闇 その10」】・【2018.05.19「闇を払う若者たちとの対話:Session A」】
茨城県水戸市
学校法人常磐大学
TOKIWAマスコットキャラクター
ときわんこ
福添あゆみ
〔2012年7月決定〕
ときわんこ

千葉市稲毛区
敬愛大学
生涯学習センター マスコットキャラクター
KeLLくん
塩崎栄一
〔2014年頃決定〕
KeLLくん

【その216】
徳島県
徳島大学
マスコットキャラクター
とくぽん
塩崎榮一
〔2018年5月発表〕
とくぽん

【2017.06.27「北の駅から ― その3」】
北海道天塩郡幌延町
糠南駅・下沼駅
秘境駅キャラクター
(入選)シモッピー
深川重一
〔2016年11月発表〕
シモッピー

愛称の由来は「サン(太陽・日の出) + デイリー(酪農・エブリデイ)」だそうな。なぜ "sun" なのかという高邁かつ深遠な問題は避けて通るとしてもだ、"dairy" と "daily"、RとLの発音はいまだに日本人には苦手なのだと思い知らされる。つまり知性は感じられない([辞書]を抱えていても)。

塩崎一族と異なる点を敢えて探せば、7月30日(月:つまり平日)に行われた表彰式に天野が出向いたことぐらいである(そりゃ、塩崎家のセンセ方もたまには出席なさいますがね)。リタイア後のガイダーとはまた何と自由なこと。

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(2018.07.31 同学サイト)

〔前略〕

表彰式では、竹花一成学長が「酪農家へ情報発信をして来た酪農専門雑誌『酪農ジャーナル』が、電子版『酪農PLUS+』へリニューアルし、『土から学ぶ、未来へ紡ぐ酪農学園』をコンセプトとして運営をしています。親しみを持ってご利用いただけるようマスコットキャラクターを募集しましたが、趣旨を深くご理解いただいた天野様のおかげで、このような素晴らしいマスコット『サンディー』が誕生しました。今後は着ぐるみなども作成し、私自身も着用しながら、さまざまなイベントで活用したいと考えております」と話しました。
受賞した天野氏は「キャラクターをデザインする上で最も悩むのは何をモチーフにするかですが、今回は酪農学園大学ですから[牛]しかないと考え、実際に酪農学園を訪れてホルスタイン柄のベンチなどを見て、牛で間違いなかったと改めて思いました。屋上に上がって学園の全景も眺めましたが、自然に囲まれたその広大さに感銘を受けました」と話しました。
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そんなの、夏の北海道に物見遊山にやって来た観光客の態度と変わりゃしないじゃん。Public RelationsやCustomer Relationsなどの "Relations" の主体としての視点を感じないんですよ。
お人好しのツルは、「あれ、天野はわざわざ北海道まで出かけて取材したんだ!!感心感心」と思いかけましたが、そういうことじゃないな。表彰式で訪れただけ。

これではただの学園祭専用になってしまう。学長サンも自ら着ぐるみに入るなんて与太は再考されてはどうだろう。大学のキャラじゃなくて電子雑誌のキャラなんだから、内輪受けしてればいいってものではない。まあ、それ言ったらデジタル化されたのになんで[アナログ書籍]を手にしてるの、なんでデジタル媒体に着ぐるみが要るのって話にもなっちゃうけど。

本公募は当初、今年の1月31日まで、酪農学園大学および法人傘下の「とわの森三愛高等学校」の学生・生徒・教職員の間でサイト名称とキャラクターが募集された。
ところが。

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(2018.03.06 同学 Facebook)

酪農ジャーナル電子版の「愛称」及び「マスコットキャラクター」募集に際しまして、多くの皆さまからご応募いただきありがとうございました。

◇愛称 『酪農PLUS』(応募者:匿名希望)
◇マスコットキャラクター 該当作品なし ※後日、再募集を予定

なお、応募者が匿名希望のため表彰式及び商品の贈呈は行いません。
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いささか冴えないことになっちゃった。そこで、5月から全国公募で仕切り直し、賞金も5千円から3万円にUPして捲土重来。今度は48点の応募を集め、何とか決着した様子。ちょっとかわいそうな身の上、だからってやっつけ仕事でOKつってんじゃないけど。

思うに、このケースでは「酪農」という特異な分野から情報発信するという極めてはっきりした独自性があるのだから、そう聞いた瞬間にあの「特徴のない」という呪縛(蓋し前田の至言也)からは解き放たれるはずと思う。様々な想像と選択が生まれ出ようところ、[牛]だけで止まっちゃったらしい天野の発想は、しかしこんな「特徴のない」キャラクターを生んだわけです。

なんていうかな、平成大合併の頃から斯界に巣食っている老残大御所ならまだしも、天野や八谷早希子や小池友基など、「遅れて来た」連中まで旧来とまるで変わらない手法で出してくるのって、ほんとに救い難い状況と思うんだよね。

(続く)

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