【加筆編】みほとけの生まれ変わりとなむ 語り伝へたるとや(川越市キャラ応募作品・なーらん・平城遷都1300年キャラ候補作品・はるか・ひめか)
(承前)
-----
「青森の人」とは工藤和久のこと。
-----
なぜこのように↑言い切れるのか?
当該作者による作品というのがこれ↓だったからです。
埼玉県川越市
川越市マスコットキャラクター
(応募作品 431)
(作者不明)
これだけでは何のことかわからないでしょう。(「なぜ川越で[仏像]なのか」もわからんが、そこはスルーするとして。)
鍵はここにあった。
-----
17:2009/10/05 20:14
431はマントくんのキャラの公募のときに見覚えがwww
29:2009/10/06 11:28
>>17
あれ青森のキャラだったのかよwww
当時、ダサい[仏像]のキャラがいるな〜って思ったらwww
やっぱりセンスないね青森の人は
-----
そこで奈良へ飛んでみると、平城遷都1300年祭のアンチヒーロー「まんとくん」制定時の投票プロセスの痕跡がネット上にまだ残っていた。このたび初めて気がついて驚きました。かれこれ10年前の話だもん。
【2014.12.17「往け往け!せんとくん:呂」】
奈良市
クリエイターズ会議・大和(現 まんとくんネット)
オリジナルキャラクター
まんとくん
クロガネジンザ(茂木 穂)
〔2008年6月発表〕
※ Web投票1位(5,189票/49,003票:10.6%)
街頭投票6位(251票/4,553票:5.5%)
投票にかけられた30点の候補の中から印象深いものを拾ってみますと。
(一次選考通過作品 3)なーらん
(作者不明)
※ Web投票7位(2,485票/49,003票:5.1%)
街頭投票5位(255票/4,553票:5.6%)
うははは、激しくリサイクル(笑えんがな😠)。ま、「角を生やした仏様なんて不敬」と非難された「せんとくん」の対抗馬いや対抗仏がコレというのでは、世間は納得しなかったろう。
しかし、これで誰の作品かが判明するわけでもない。そこはもう一押し。
-----
奈良の[大仏]を基調とした可愛く、元気で、楽しいオリジナルキャラクターです。輝く[金色]は創建当時の色合いと奈良の輝く未来を明るくイメージしました。また、額には[地球]があり、地球温暖化、食糧問題など世界規模で憂いています。シンプルで、親しみやすく、人に長く愛されるキャラクターデザインになってます。
-----
今こそ断言、工藤一族ですね。根拠は二つ、一つにはコメントの〆のSuper Cliche。二つ目は画像に添えられた「奈良へ おいでよ」というフレーズ、これは2011年11月の「ウッディーくん」by 工藤元市における「おいでよ 京北へ」↓と practically same。
はあああぁぁ。平気でリサイクル品をよそに出しまくって恥ずるところのないその感覚がどうにもイヤなんだよ、ツルは。("spec work" 論には与しないと前々から言ってるでしょ!!)
こんなものもある。
(一次選考通過作品 6)(愛称なし)
(作者不明)
※ Web投票17位(957票/49,003票:2.0%)
街頭投票21位(74票/4,553票:1.6%)
-----
鹿と大仏さんをさけてデザインしてみました。[平城京]そのものを描いてみました。
-----
そりゃいいよ。いいですよ。でもこれとの血縁関係はどうなんだよ。
【2017.09.19「一匹の竜もし死なずば」】
兵庫県丹波市
丹波竜マスコットキャラクター
(丹波竜の)ちーたん
古田 新
〔2008年8月デザイン発表〕
ああ、時期もほとんど同じ。
驚くネタはまだまだ。
(一次選考通過作品 21)はるか
(作者不明)
※ Web投票6位(2,628票/49,003票:5.4%)
街頭投票9位(238票/4,553票:5.2%)
-----
古都奈良の象徴として、元気で可愛い[子鹿]をデザインしました。柔らかく巻いた頭の毛で[1300]をアピールし、多くの人々に奈良の魅力を伝えようと張切っています。首にかけた[勾玉]は過去から未来へとつながる生命をイメージしています。
-----
え!!これって・・・・・!?
【2016.04.23「「ご当地」をつくる人々:川上編 その2」】
東京都板橋区
いたばし観光キャラクター
りんりんちゃん
木村直樹
〔2008年1月までに発表〕
そして、「はるか」の直前にも全く同じポーズの作品が置かれている。
(一次選考通過作品 20)ひめか
(作者不明)
※ Web投票13位(1,023票/49,003票:2.1%)
街頭投票19位(78票/4,553票:1.7%)
-----
奈良県花であり平城京の古から今に伝わる[奈良八重桜]がモチーフです。紅から純白そしてまた紅に移ろう美しい色と姿は、悠久の時を越えて息づく古都奈良の息吹を象徴しています。身につけた[勾玉]は連綿と続く生命を表しています。
-----
画と文の乖離があまりに大きくてつい笑っちゃいますが、大事なのはそんなことじゃないやね。数々のご当地公募で補作やアドバイザーを相勤めた業界の影の仕掛人にしてこれです。
【2016.04.23「「ご当地」をつくる人々:川上編 その2」】
千葉市
花の都・ちば 花のあふれるまちづくり イメージキャラクター
ちはなちゃん
木村直樹
〔2003年11月発表〕
二千年前の大賀蓮も千三百年前の八重桜も、その手にかかればさほど変わりはしなかったという。
« 【加筆編】正月から、ちょっとしたホラー。(ときも・ウッディーくん) | トップページ | もはや盡きせぬ無明の闇キャラ(その27:やまとくん・ヘイジョー君) »
「Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事
- 【杜撰編】「愛恵エッセイ受賞作品集」のこと(2021.04.01)
« 【加筆編】正月から、ちょっとしたホラー。(ときも・ウッディーくん) | トップページ | もはや盡きせぬ無明の闇キャラ(その27:やまとくん・ヘイジョー君) »
コメント