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2019年1月23日 (水)

【加筆編】桜吹雪舞い散るTemplate(白河ナンバープレート・弘前ナンバープレート)

2018年11月から12月にかけ、ご当地ナンバー第3弾 = 地方版図柄入りナンバープレート第2弾のデザインが出揃ったところで(ただし「市川」と「船橋」は年内に発表されなかった)、採用・次点を問わず、気になったものをいくらか拾っていきます。

福島県白河市・西白河郡矢吹町・同 西郷村(にしごうむら)・同 泉崎村・同 中島村
白河版図柄入りナンバープレート
<春の小峰城>
穂積直樹(47歳:泉崎村:グラフィックデザイナー)
〔2018.11.21決定〕
白河ナンバープレート(応募案)
 ↓
白河ナンバープレート(最終版)

従来の「福島」から独立する形で導入されるもの。11.22の福島民報には「[白河だるま]や[小峰城]など白河の観光資源や特産品を取り入れることを条件にデザインを公募した」と出ているが、正確には域内のデザイナー等から募ったものなので(伏線)、コンペ形式に近かったのではないかと思う。応募が18点と少なかったのも、そこに関係しているだろう(対価は明らかにされていない)。きっとそうに違いない。

お城といえば[桜]なのですが(伏線)、不思議なことに[だるま]のデザインがわずかに修正されてます。そんなマイナーなところにどんなケチがついたのだろう??サイズが心持ち小さくなったのは視認性の配慮ということで理屈がつきそうだが。
答えは、ひょっとしたら次点作品の中にある。

(優秀賞)
<だるまナンバー>
福島県屋外広告美術協同組合白河支部
白河ナンバープレート(福島県屋外広告美術協同組合案)

<白河「小峰城物語」>
阿部明美(白河市)
白河ナンバープレート(阿部案)

前者はつまり看板屋さんの組合。
概念上、穂積作品と阿部作品がどうしても既存Iconを体よく切り貼りしたものに見えてしまうのに比べ([だるま]の代わりに「くまモン」が登場して、[お城]と[桜]をしょって「熊本」ナンバーになってもおかしくないっす)、どアップだるまの方がなんぼかインパクトはあると思うし、速度抑制、追突抑止だって期待できそうだ。でも、ナンバープレートとして視認性の観点さらさらなしっていうのはプロフェッショナルとしてどうなのよ?
あ、それで、だるまのデザインが微妙にこっちに近づいた気がする次第w。

福島の「白河」と対比させたいのは、従来「青森」ナンバーだったこのご当地です。

青森県弘前市・同 中津軽郡西目屋村
弘前版図柄入りナンバープレート
<弘前城・桜色のお堀と岩木山>
幸島麻子(45歳:千葉県松戸市:デザイン関係)
〔2018.12.07発表〕
弘前ナンバープレート 1

弘前ナンバープレート 2

こちらも大変不思議なことに、デザインが2バージョン出回っている。しかも途中で補整がかかったのではないようで、10月の人気投票時(「日本全国の弘前ファンの皆さま」を対象に含めていた)には1番目が告知資料等に、2番目が弘前市都市政策課の会議資料に掲載され、その後12.07の発表時には1番目がサイト上に、2番目が発表会パネルに使われているので、どうやら2系列が存在していたようです。2019.01.01付の「広報ひろさき」では1番目が登場している。つまりは内部連携のまずさからくる不具合と見ました。

-----
お城といえば[桜]なのですが、[弘前城]に関しては桜というよりも、桜色に染まった[お堀]が印象的です。遠目に[岩木山]を描くことにより、より弘前城をイメージしてもらえるよう、デザインしました。
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それはまあ、地元も首都圏辺りも一応満足させる理屈ではある。[お城]+[桜]は鉄壁の盛りアイテム(お山を富士山に見立てれば「暴れん坊将軍」の出番だろうが)。
でも、真実はこうだ(断言)。

≪ご当地が桜の名所として名が売れたのは、たまたまGWに落花盛んとなるからに過ぎない≫

ああ、「日本全国の弘前ファンの皆さま」を敵に回しちゃったぜ。
「桜色に染まったお堀」など、全国各地のどこにだってある。ということは、今後さらに温暖化が進めば、GWの頃に盛りを迎えるのは函館か札幌の桜になるかもしれぬということだ。(その頃鹿児島辺りでは、染井吉野はもはや咲かなくなり申そう。)

受賞コメントに曰く。

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私は遠くに住んでいるため、実際の弘前ナンバーを目にする機会は少ないと思いますが、自分のデザインを弘前市と西目屋村の皆さんが車に取り付けて走ってくれることに喜びを感じています。
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つまり、そういうことです。作者自ら、ご当地ナンバーや図柄入りナンバープレートの発信力を信じてはいないことになる。こういう時は、嘘でも;

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自分のデザインを弘前市と西目屋村の皆さんが車に取り付けて走ってくださることに喜びを感じています。弘前ナンバーの車がご当地はもとより、青森県や東北全体、さらには私の住む関東でも目にする機会が増えてくるよう願ってやみません。
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ぐらいの気を使って書くもんだぜ。

候補作品の中にはもう1点、同工異曲のものがあった。

(人気投票候補デザイン)
<こぎん(藍)>(優秀作品)
中野陽香(青森県北津軽郡板柳町:デザイナー)

<お城と桜>
(作者不明)
弘前ナンバープレート(候補2)

<弘前城・桜色のお堀と岩木山>(最優秀作品)
幸島麻子

<岩木の投影>
(作者不明)

<弘前になるりんご>(優秀作品)
成田真菜美(弘前市:主婦)

そう。「こぎん」は津軽すなわち青森県西部を中心に広く伝わる民芸だし、りんごは言うまでもなく青森県全体の誇る産品である。ならば、「津軽」でも「青森」でもない「弘前」ナンバーとしての純然たるIdentityはどこにあるのか。花びらで埋まったお城のお堀以外には見つからないのか?

「白河ナンバー導入実行委員会」の会長は白河市長鈴木和夫、対して「弘前ナンバー導入実行委員会」の会長は弘前商工会議所会頭清藤哲夫。次点まで読み解けば方向性に差異は認められるものの、結局はどちらもわかりやすい、あるいはわかりやす過ぎるIconを選んだ。でもそれは真にLocalityを表すものになり得ているのだろうか。

もっとも、愚blog的にわー、そんなあれこれより「弘前といえば工藤和久センセのお膝元なのですが、」です。一家総出で応募しなかったはずはないと思うんだ、「白河」のような応募資格の縛りもなかったわけだし(笑)。

(続く)

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