« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その223:くだまる):壱 | トップページ | 【加筆編】忘れられていくものども(苫小牧ナンバープレート) »

2019年2月19日 (火)

【加筆編】Phoenix vs Serpents(出雲ナンバープレート・成田ナンバープレート)

(承前)

も少し、気持ちのいいネタも書いとかないと、ね。

今回のご当地ナンバー第3弾 = 地方版図柄入りナンバープレート第2弾の17地域の中で、最もサマになる対は「飛鳥」と「出雲」あたりだろうと漠然と考えていた。長い歴史に培われたまほろばとして。

【2018.11.23「「ご当地ナンバー」なるものについて:10」】
奈良県橿原市・高市郡明日香村・同 高取町・磯城郡田原本町・同 三宅町
飛鳥版図柄入りナンバープレート
<朱雀>
凸版印刷株式会社
〔2018.12.04発表〕
飛鳥ナンバープレート

この[朱雀]と対峙するのはこれ↓。

島根県出雲市・仁多郡奥出雲町・飯石郡飯南町(いいしぐん いいなんちょう))
出雲版図柄入りナンバープレート
<八岐大蛇(やまたのおろち)>
土江淳志(つちえ じゅんじ)(46歳:出雲市:印刷業)
〔2018.11.22発表〕
出雲ナンバープレート

-----
出雲と言えば出雲神話。出雲神話に登場する[八岐大蛇]です。カラーは虹をイメージしてみましたが、黄色など見えにくい色は使っていません。ナンバーの視認性を上げるために彩度も落としてあります。
-----

予想に違わなかった印象。カッコいいっす。ちょっと、往年のテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」のオープニングみたいだけどww。あるいはやんちゃな「走り屋」のイメージがちょっと強いかな。やや攻撃的なデザインだし。

ご当地にはこんな塩キャラもおったねえ。

【その25】
島根県出雲市・雲南市・仁多郡奥出雲町・飯石郡飯南町
出雲の國・斐伊川サミット
JR西日本 木次線 トロッコ列車 奥出雲おろち号
マスコットキャラクター
おろっち
塩崎まさよ
おろっち

「おろっち」の4市町のうち、雲南市は「出雲」ナンバー検討を途中でやめてしまったけど(cf. 2018.12.23「16」)、今は臍を噛んでいるかもしれないなあ。

片や龍にもなろうかという大蛇、片や毒蛇を喰らうと言われる孔雀(仏教の孔雀明王はここに由来する)の血を引く朱雀。まあ、カラフルなこちら↓の方ががっぷり四つ感は強かったんですけどww。

飛鳥ナンバープレート候補(3案)

もひとつ言えば、2018年5月に発表された【地方版図柄入りナンバープレート第1弾】のこの↓彩雲が長く裳裾を引いたかのようです

千葉県 成田市・富里市・山武市(さんむし)・香取郡神崎町(こうざきまち)・同 多古町・山武郡(さんぶぐん)芝山町・同 横芝光町)
成田版図柄入りナンバープレート
<飛行機が飛ぶ街>
(作者不明)
成田ナンバープレート

-----
空に[虹色]の軌道を描きながら飛ぶ[飛行機]の絵を安定感のある構図で爽やかな印象に仕上げ、多くの人が思い描く「飛行機が飛ぶ街」のイメージと成田国際空港周辺の7つの市町を表現しました。
-----

閑話休題。
神々の地でのツルの一推しは、何を隠そうこの作品だった↓。

(優秀賞)
<神々しい光の國、出雲>
天野穂積(静岡市)
出雲ナンバープレート(天野案)

-----
背景に神々しい[光]をレイアウトし、[雲]、[しめ縄]と組合せ神話とロマンあふれる出雲らしさを表現しました。また視認性を重要ポイントとし、色彩は淡色で構成しました。
-----

何やらただならぬストーリーを感じる。何やら宗教に近づき過ぎてる気配はあるものの。上古の楽の音まで響いてくるようです。
今回の一連の流れで半ば予想、半ば注目していたのは、天野の活躍。しかし採用はなく、「出雲」と「松戸」の次点に入るにとどまったみたい(公開情報限り)。

(優秀賞)
<神話の国 出雲>
門田(もんでん)直美(広島県福山市)
出雲ナンバープレート(門田案応募案)

 ↓

出雲ナンバープレート(門田案最終版)

-----
神話のふるさとである出雲市にちなんで、[雲]や[霞]といった古来から親しまれる柄を取り入れ、和や伝統を感じる図案にしました。出雲市ならではの[白兎]や、[勾玉]といったモチーフが地域の方々の愛着や誇りにつながるデザインです。
-----

劇的な、あるいは祝祭的な場面を描いたものの多かった ――つまりは「カッコいい」ものの多かった―― 候補5点のうち、本作だけは多少毛色を異にしている。テキスタイル的な雰囲気もありですかね。次点なのになぜ途中でリデザインされたのかはわかりません。ただの表示上の不具合だったのかもしれない。

この作者名で検索をかけると、広島県立福山葦陽(いよう)高等学校の教諭(おそらくは英語の)が引っかかってくるので、おそらくはそういうことなんでしょう。

デザインアンケートの結果は以下のとおり。

1位 候補2 1,052票(29.4%) <八岐大蛇>
2位 候補1  753票(21.0%) <神々しい光の國、出雲>
3位 候補3  671票(18.6%) <神話の国 出雲>
4位 候補4  629票(17.6%) <稲佐の浜の夕日に舞う出雲神楽>
5位 候補5  445票(12.4%) <出雲神楽>
無回答・無効  28票 (0.8%)
計     3,578票

そこそこ票差はついた。候補4と候補5は互いにカニバリズムで食い合った部分もあると思われます。そこはそのような選考をした出雲ナンバー推進協議会(会長:出雲市長 長岡秀人)の責を負うべきところだろう。

おまけ。
ツルが子供だった昭和40年代頃までさあ、お正月には自動車にもちっちゃな注連飾りをつけてたよねえ。バスとかだけじゃなく、自家用車にも。いつの間にか廃れたけど、天野作品を見てそんなことを思い出しました。

(続く)

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その223:くだまる):壱 | トップページ | 【加筆編】忘れられていくものども(苫小牧ナンバープレート) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その223:くだまる):壱 | トップページ | 【加筆編】忘れられていくものども(苫小牧ナンバープレート) »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想