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2019年2月 5日 (火)

【加筆編】キャラクターとしての筋の良し悪し ― Ⅰ(ブツブツくん&ブツブツちゃん)

つい先日、「ちぃたん☆」のオイタを取り上げたばかりですが。ここんとこ、このペアキャラが問題化しているらしい。

長崎県佐世保市
させぼパール・シー株式会社
九十九島パールシーリゾート
PRキャラクター
ブツブツくん・ブツブツちゃん
ブツブツくん&ブツブツちゃん

それなりに完成度は高いからプロのデザインワークだと思うけど、作者は不明です。

ああ、懐かしいや。子供の頃、春休みの家族旅行で巡ったことがある。お父さんが車を運転して、お姉ちゃんたちとお歌を歌いながら行ったんだよね。お母さんがいつも出発直前までグズグズしてて、「早く早く!」な感じだったっけ。

九十九島(くじゅうくしま)は佐世保市・平戸市にわたるリアス式の風光明媚な群島で、島数は99どころか公式で208ある。数え方によっては216まで増えるそうな(もっとも有人島は4つだけ)。

で。
当初はこんな触れ込みだった。

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(2018.07.06 Entame Plex 抜粋)

させぼパール・シー株式会社は6日、九十九島パールシーリゾート新PRキャラクター「ブツブツくん」と「ブツブツちゃん」が出演するWeb限定動画「九十九島パールシーリゾート WEB CM」を公開した。
本動画は九十九島パールシーリゾートの新PRキャラクターのブツブツくんとブツブツちゃんが、九十九島の自然や生きものの魅力をラップで紹介していくもの。時には楽しくノリノリに、時には泣きながら必死に、長崎の方言を交えながら歌うラップに加え、美しい風景が映し出されており、視覚と聴覚に訴えつつ九十九島の魅力を発信する動画となっている。
ブツブツくんとブツブツちゃんは、[九十九島の島々]をモチーフにデザインされていることから、ゴツゴツしたルックスの、いわゆる「キモかわいい」キャラクター。
動画は、九十九島の島々を背景に音楽がスタート。すると、「ぶつぶつぶつぶつ」と言いながら、ブツブツくんとブツブツちゃんが登場。自己紹介に続いて、九十九島の魅力である「植ブツ、動ブツ、海洋生ブツ」についてラップ調で語り、「ここは色んなブツブツが楽しめる」と、自分達の名前の由来を明かす。
その後、九十九島パールシーリゾートの注目スポットである遊覧船、水族館、動植物園といった施設が映像とともに紹介されていく。さらに遊覧船、水族館、動植物園にカヤックなど…さまざまなレジャーの様子も。そして、「豪遊しよう」というサビを経て、必死にPRしている理由が、1年契約であるということを伝える。
実はブツブツくんとブツブツちゃんは、九十九島パールシーリゾートのPRに失敗してしまったらクビになるという理由から、遊びに来て欲しいと懇願していたという種明かし。シビアな契約条件の下、九十九島パールシーリゾートのPRを行う、ブツブツくんとブツブツちゃんが動画の中で必死になってPRしている姿は必見。

〔後略〕
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いかにもネットメディアらしい、素人臭いこなれの悪い文章。しかもアンタ、書いた後で読み直してないでしょうが。
因みに「ブツブツちゃん」が頭に挿したのは、佐世保市の市の花[カノコユリ]のはず。

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(2018.07.06 Jタウンネット 抜粋)

〔前略〕

ブツブツくんとブツブツちゃんがラップで九十九島の魅力を伝えるもので、途中、
「実は僕ら......1年契約なんです」
「お客さんの少なかったら、PRキャラクターはクビになるとですぅ......」
と情に訴えながら来客を図る部分もあるなど、その必死さがひしひしと伝わってくる。

〔後略〕
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1年間限定キャラとは、一般の民間企業なんかにはまずあり得ない思考だよ。キャラ老い易くブランド成り難し、お気楽だこと。

それが、直近こんなことになっている。

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(2019.01.25 西日本新聞)

長崎県佐世保市の九十九島パールシーリゾートのPRキャラクター「九十九島のブツブツくんとブツブツちゃん」が、予定より2カ月早い3月末で活動を終える。凹凸のある顔のデザインについて、皮膚の悩みや病気を持つ人への配慮を求める声が寄せられたためという。
ブツブツくんとブツブツちゃんは、九十九島の島をイメージした岩のような容貌。運営会社の第三セクター「させぼパール・シー」によると、名前は九十九島の動物や植物、海洋生物の多様な「物(ぶつ)」にちなんだ。
昨年6月から1年間の予定でCM、ポスター、土産品などに活用していたが、同社や市に批判的な反響が約20件届いた。子どもへのいじめにつながることを心配する声もあったという。「ブツブツ」の名前が影響した可能性がある。
担当者は「他にも同じように感じていた人がいるかもしれない。今後は消費者目線の広報に努めたい」と話した。
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最後の部分は朝日ではこうなる。

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(2019.01.29 朝日新聞 抜粋)

市から使用中止を求められた同社が、今年度内での使用終了を決めた。
同社の担当者は「キャラクターを選定する時に十分に考えが至らなかった。今回のことを踏まえながら、今後のPR活動に取り組みたい」と話している。
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つまりはたった20件の抗議で引退が2ヵ月早まっただけの話(それまで問題にはならなかったん?)。
炎上商法を狙ったのなら、市側にもきっちり話をつけとかんかいっ。

(続く)

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