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2019年3月 7日 (木)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その225:京都エコスタイル)

(承前)

昨年の11月には、こんなものが出ていた。

京都府
一般社団法人 京都産業エコ・エネルギー推進機構
京都エコスタイル認定製品 ロゴマーク
(優秀賞)
塩崎榮一
京都エコスタイル認定製品

なんだかなー。つまんないなー。[ECO]をそのままモチーフにしたのはまあいいとしよう、ヒネリは何もないけれど。[双葉]も超ありふれてるけど、百歩譲って許しましょう。しかし、[五重塔]には品がないし、この構図で無理くり[地球]が中空に浮かんでるのって、どうなのよ。

結局、説明的に過ぎるからこなれてなくて面白くないのね、きっと。
・・・いや、そうじゃないか。「顔」の入っていない、すなわちcharacteriseされていない塩ロゴは、訴求力が大幅に低下する。となるともう、「いつかどこかで見たような」という印象しか残らない, as follows:

【2016.02.01「無明の闇(その11)」】
大阪市
公益財団法人 地球環境センター
大阪CDMネットワーク(現 大阪JCMネットワーク
ロゴマーク
(作者不明)
〔2004年2月設立〕
大阪CDMネットワーク

【その159】
静岡県富士宮市
富士宮国際姉妹都市協会(FISCA)
ロゴマーク
佐藤健二(大阪市)
〔2015年6月発表〕
FISCA

で、この機構は一体何者であるか。

サイトに載っている理事長 中本 晃の「ごあいさつ」を読んでみると。

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「一般社団法人 京都産業エコ・エネルギー推進機構」は、京都府内の経済界、大学、行政、産業支援機関が結集し、古くから自然を取り入れたライフスタイルや自然素材を活かした製品づくり、更に関連する有力企業や最先端の研究を行う大学・研究機関の集積など京都の強みを活かしたグリーンイノベーションの創出に取り組み、世界的なエコ・エネルギー課題の解決に貢献することを目的として、京都府、京都市、京都商工会議所及び(公社)京都工業会をはじめとするオール京都体制の下で、平成25年3月に発足しました。
京都府及び京都市からのエコ・エネルギー関連補助金の執行のほか、コーディネーターを配置し、事業者における製品化や販路拡大、エネルギーコスト削減等につながる支援を行うとともに、EMS(エネルギーマネジメントシステム)の普及拡大に向けて、関係者間のネットワークの強化にも努めて参りました。

〔後略〕
-----

First Sentence、実に約240文字。こういうのを「翻訳しにくい日本語」というのよ。トップメッセージがこれではねェ。お里が知れます

一方、「京都エコスタイル認定製品」は同機構の発足より前、遅くとも2008年度には実施されていたもので;

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京都エコスタイル製品推奨基準

1. 企業のスタイル
新技術の導入や新たなマーケット開拓など、イノベーションを目指す製品として、企業にとっての経営上の位置づけや思いが明確なもの

2. ものづくりのスタイル
原材料の調達から製造・流通までの段階において、エコの価値が具体的に示せるもの

3. 消費のスタイル
使用から廃棄・再利用までの段階において、消費者のエコ行動につながるもの
-----

てな具合。おそらく、ロゴ制定は制度発足10周年を記念して、とかいうものだったに違いない。

お気づきでしょうか?全体的に、微妙に古臭いんですよ。↑の内容だったら「製品およびサービス」とするのが普通でしょ、今どき。「グリーン購入」やら「グリーン調達」やら「Supply Chain Management」やらの思想が盛り込まれているのはわかるけど、だったらなぜそう書かんのだ。ツルは読んでてイライラしました。
これらを一言にまとめれば、「SDGs/Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標」という流行り言葉になって、それはそれで多少の眉唾感は持つけれども。
"Sustainable" って、そんなに夢のような魔法の言葉なんでしょうか?今や、上場企業のCorporate Governanceまで「持続的成長のために」という御題目がついてるけどさあ?

募集要領には;

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一般社団法人 京都産業エコ・エネルギー推進機構(以下、「エコエネ機構」という。)は、「京都の中小企業が生産するエコ製品」を募集・認定し、京都産業の特色を広くアピールする京都エコスタイル認定制度を実施しています。
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ともあるので、地場産業に対する制度であることが知れます。

もう一つ、割と大事なことだと思うんだけど、この制度って、この手のものですっかり一般的になった「認証」じゃなくて「認定」なんですねえ。この違い、ツルはあまり詳しくないのだけれども、行政/公権力によるものか否か、強制力/拘束力がどの程度あるかといったところではないかと理解している。「認定」の方が強力なのだろうと。

また、こんな記載↓もあって;

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この要領でロゴマークとは、「シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたもの」及び「シンボルマークのみ」を言います。
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応募者は、所定の応募用紙に必要事項を記入(日本語に限る。)し、作品とともに、エコエネ機構に郵送により応募して下さい。
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やっぱり20年ぐらい昔な感じがします。今どきメール送信を認めないなんて・・・

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(Wikipedia)

京都議定書(英:Kyoto Protocol)は、1997年12月に京都市の国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)で同月11日に採択された、気候変動枠組条約に関する議定書である。正式名称は、気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書(英:Kyoto Protocol to the United Nations Framework Convention on Climate Change)。
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そうか。これがもう20年も経つのか。そのままずっと時が止まってる感じ。
そうか。それが「京都」の待つ永遠性の裏返しなのかも。

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