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2019年3月17日 (日)

【加筆編】屋島再生計画のその後(高松ナンバープレート・高松市ナンバープレート)

(承前)

伊勢志摩ナンバー発表の3日後には、今回四国から唯一のエントリーとなった高松ナンバーが発表された。となればこの作家の動向がいやでも気になってたんですが・・・。

香川県高松市
高松版図柄入りナンバープレート
(優秀作品)<黒松×屋島×饂飩>
垂水秀行(香川県丸亀市)
〔2018.12.21結果発表〕
高松ナンバープレート(垂水案)

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瀬戸内の穏やかな波と海岸を、[うどん]と[ダシ]に重ねて描き、奥には[屋島]を望み、左右には[黒松]を添えました。シンプルかつスマートなデザインを目指し、ナンバーの視認性や、車のデザインとの調和を心がけました。
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おおっ!!麺だけでなくダシにまでこだわりが!!(爆)。でも、海が茶色というのはちょっとマズかったかもね(笑)。

これも垂水作品であろうことは半ば確信していた。

【2015.11.29「いはばしる バイクの臀の プレートの;再び」】
福島県喜多方市
ご当地ナンバープレート
垂水秀行
〔2015年11月発表〕
喜多方市ナンバープレート

【2017.12.03「バイクをクルマに乗り換えて('_'?)」】
香川県
香川版図柄入りナンバープレート
(優秀作)
垂水秀行
〔2017年12月発表〕
香川ナンバープレート(垂水案)

これが世に言う「麺類三部作」である(ウソ)。
願わくば、もしも「博多」ができたあかつきには、長浜ラーメンでこってりデザインしてネと在外博多っ子からのこれはお願い(笑)。「喜多方」よりよかやつを一つよろしく。当然、細麺で頼むじぇ。

その他の入賞は次のとおり。

(最優秀作品)
<高松港から屋島を望む>
中井幹夫(68歳:高松市:陶芸家)
高松ナンバープレート

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[高松港]から[屋島]を見た風景です。高松港には、市の木である[黒松]が植わっています。丁度、女木島から高松港に[めおん号]が入ってきました。
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「めおん号」とは高松市の雌雄島(しゆうじま)海運株式会社の運営する小型フェリーで、高松港−女木島(めぎじま)−男木島(おぎじま)を結んでいる。両島は、泣く子も黙るあのトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭の会場ともなっていて、4回目の開催年に当たる今年は4月26日〜5月26日の日程で開催されます。おかげでまた乗船も増えるんでしょう、芸術祭様様(男木島では移住者増により、休校中の小学校が再開するという「奇跡」も起きたとか)。

ツルは基本的偏見として、「陶芸家」という肩書に胡散臭ーい印象を持っている(「陶工」と書かれた方がよほど本物っぽい)。NHKでは、「中井さんは、会社を定年退職したあとデザインを本格的に学び始め」とも報道された。
なんぼのもんじゃいと思って調べてみれば、意外なところに情報が落ちていた。NTTデータグループのOB会サイトに以下の文章が寄せられている。

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この度、「高松市ナンバープレート」の応募で私がデザインした「高松港から屋島を望む」が市民投票で1位になり、最優秀賞をいただきました。
市役所からその連絡を受けた時は、私は「115件の中から、プロのデザイナーさんも沢山応募しているのに、なんで私が選ばれたのか」と本当にビックリしました。
2010年、60歳の定年退職と同時に、趣味にしていた陶芸を本格的に学びたいと2年間、島根県の山間部にある島根デザイン専門学校に入学しました。その時に陶芸と一緒に学んだのがデザインでした。そのデザインのソフトも年賀状、個展やグループ展の案内状には使っていましたが、陶芸の方に集中して、あまり使っていませんでした。
2017年10月に島根デザイン専門学校の学園祭に行ったおり、学生さんがデザインした、鳥取県に採用されたナンバープレートの原画を見た時、私も機会があれば作ってみたいと思いました。その後、今年の8月に高松市のナンバープレートの図柄募集があり、挑戦することにしました。
作成するにあたり、メインとする図柄を何にするか悩みましが、幼い時から「屋島」を見て育ちましたので、これしかないと思いました。どの方向から見た屋島をデザインするか考えました。やはり高松市の玄関である高松港から見た屋島が一番と思いました。すぐに高松港へ屋島の写真を撮りに行きました。丁度、女木島からのフェリー「めおん号」が入港して来ました。屋島の緑色と瀬戸内海と空のブルー、そしてめおん号の赤色のバランスがとても素敵でした。
写真からスケッチをしてプレートを完成しました。作業時間は2週間位でしたが、作業全体の1/3は、右側の黒松で何度も手直しをして大変でした。

〔後略〕
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なんと、これ↓に触発されたものだったとは!偶然の集積の為せる僥倖でもあったろう。

【2019.02.15「誰が為に梨は成る:下」】
鳥取版図柄入りナンバープレート
<砂丘、大山、梨>
深石直希
〔2017.08.09選考〕
鳥取ナンバープレート

そうか。団塊の世代のRole Modelとしてぴったりくる感じ。

(優秀作品)
<瀬戸内海に浮かぶ彩り豊かな街・高松>
仙頭英知(愛媛県松山市)
高松ナンバープレート(仙頭案)

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光り輝く美しい瀬戸内海から、緑豊かな[屋島]と日本の伝統美を感じさせる栗林公園という高松市を代表する風景を望み、高松市花である[ツツジ]が、より彩豊かで活気ある街をイメージさせるようデザインしました。
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以上3点、どれにも[屋島]が描かれた。残りの候補2点も1点は屋島盛り(もう1点は栗林公園)。この史跡の抱える課題は【その116】で書いたけど、ツルはがっかり名所だと思っていたのでm(__)m、ちょっと意外です。
実はご当地ではバイク用プレートも[屋島]あしらいである。

香川県高松市
原動機付自転車 ご当地ナンバープレート
白色(〜50cc)
黄色(〜90cc)
桃色(〜125cc)
〔2013年2月頃発表〕
高松市ナンバープレート

目立たないけど、下部に「瀬戸の都」と書かれていて、人口ではご当地に勝る愛媛県松山市への対抗心がむき出しww。

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下地が白のものは、「屋島」の美しい稜線を緑色で表したほか、黄色の下地は紅葉の「屋島」を、桃色の下地は赤冨士になぞらえて、夕焼けの「屋島」をイメージしたものです。
黄色と桃色につきましては、全国で初めての試みとして、ドット印刷を用いて、色に濃淡をつけ山の高さを強調しています。
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法令で定められた(でしょ?)地色をネタに取り込んでしまうという恐ろしい荒業は初めて見たけど、青色(ミニカー)と緑色(小型特殊自動車:農耕用含む)は作られていない。「ドット印刷」についてはコメントのしようもございません。

再生計画により、「屋島」は今や再び栗林公園以上の扱いになりつつあるのネ。

(続く)

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