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2019年3月16日 (土)

【加筆編】イセエビロデオ!の巻(伊勢志摩ナンバープレート)

(承前)

ちょいと間が空きましたが、自動車用デザインナンバープレート、続けます。

次の公募も注目してたんだけど、一番地味目な、いや抽象的なのが採用された印象で、少し意外だった。

三重県 伊勢市・志摩市・鳥羽市・多気郡明和町・度会郡度会町(わたらいちょう)・同 玉城町(たまきちょう)・同 南伊勢町
伊勢志摩版図柄入りナンバープレート
<吹き行く魅力>
丸山晴美(静岡県伊東市)
〔2018.12.18発表〕
伊勢志摩ナンバープレート

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心温まる有数の観光施設や人の交流を[赤い風]で表し、恵み豊かな海に囲まれ潮風が満ちている様子を[青い風]で表現。赤と青の風が[伊勢神宮の鳥居]をくぐり[志摩半島]に多くのパワーや魅力が吹き渡る所をイメージしてみました。
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ふっ、変な文章。得体の知れぬ説明は、作者が職業デザイナー ―公募ガイダーというより― であることを示していると思う。でも、「デザイン」なる所業が「伝える」ことに本質を持つのならば、それには成功してないと思いますよ、ツルは。
ただ、丸山は2018.12.18の表彰式で「[志摩半島]を置いて1つの地域としてのまとまりを意識したデザインにしました」と語っており、そっちの方がコンセプトとしては重要ではなかろうか。

喜びの/お楽しみの受賞コメントと選定委員長ご講評(三重大学教育学部教授 岡田博明)は。

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(2018.12.20 南伊勢町サイト)

ご当地ナンバープレートに選んで頂き有難うございます。
受賞のお知らせにはビックリと喜びでいっぱいでしたが、移動出来る広告として伊勢志摩の魅力を全国に届きますよう地域の皆様の新たな顔になれたら嬉しいです。
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やっぱり、温度感極めて低し。

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(同上)

最優秀作品は伊勢志摩を代表するような景観や[鳥居]を風が気持ち良く渡るイメージと、エリアの[地図]を画面構成のバランスをとる要素として大変うまく用い、3市4町すべての住民に理解を得られるような作品である。優秀作品についても地域を走る車のナンバープレートデザインとして優れていると思われます。
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(2018.12.18 NHK 抜粋)

選定委員会の委員長を務めた三重大学の岡田博明教授は「ナンバーの数字もしっかりと見えたので評価が高かった。伊勢志摩地域のPRに一役、買ってくれることを期待している」と話していました。
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むむぅぅ。予想されたことではあるが・・・

≪つまらん講評出してんじゃねえよ

失礼。

本公募では、候補6点のうち3点までが写実的に[イセエビ]を描き入れており、「伊勢海老への愛があふれてる」だの「海鮮のクセがすごい!」だのとネットで一部盛り上がっていた。適宜画像とともに紹介しますと。

(優秀作品)
<えびちゃんのお伊勢参り>
世古あゆみ

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この地を訪れたことのない人でも、絵を見れば「伊勢志摩」をイメージできる[伊勢神宮の鳥居]と[伊勢海老]をシンプルに表現してみました。小さなお子様にも親しみやすいようにお絵書き絵本風に仕上げました。見た人がどこかほっこり優しい気持ちになっていただけたらうれしいです。
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ヘタウマ狙いなので、このイセエビはオミット。

<伊勢海老と夫婦岩>
渡會麻莉菜
伊勢志摩ナンバープレート(渡會案)

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伊勢志摩といわれて思いつき、形に特徴のある二つをモチーフにしました。
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そうなんだよね。「わたらい」はもともとこの字を書くのじゃないですかね(そこかよ)。

<世界に誇る伊勢志摩 (Ise-shima proud of to the world)>
高瀬 洋

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伊勢志摩をイメージする、[宇治橋]、[鳥居]、[夫婦岩]、[海女]、[真珠]、リアス式海岸、[島]、[海]、[川](宮川・五十鈴川等)をモチーフに、豊かな自然と文化、歴史と伝統をタイトルの“世界に誇る伊勢志摩”でデザインしました。
プレート下部の[青い色のウェーブ]は、海と川の波や流れ、それと時の流れと[二本の白い曲線]は伊勢参りで賑わった街道を表現したものです。それらの表面には海中で漁をする美しい海女の姿と、伊勢志摩7市町をシンボル化した輝く真珠を配しました。右上部は鳥居と宇治橋でグラデーションで深い森と神域を、左上部の大小のシルエットは夫婦岩で、その間に取り付ける封印ビスを太陽や月に見立てこの地の象徴的な景色を表現しました。また夫婦岩の下に並ぶ大小の[楕円]は、鳥羽湾や英虞湾に点在する島々やリアス式海岸をイメージしたものです。
伊勢志摩の皆さまはもとより、市町以外の方々にも親しみ愛される、視認性と認知性を意識した物語のあるプレートにしました。
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長過ぎ・・・、400字以上。
時折目にする、「日本人にありがちなプレゼンの失敗」というのを思い出した。PowerPointの画面で見せるのと逐一同じ内容でシナリオを読み上げるなんて愚の骨頂!て論です。
高瀬はどうやら伊勢市のインテリアデザイナーらしい。ビスまで無理やり取り込んだてんこ盛りDogmaに囚われて、「物語」は未消化なまま「言葉で語る」ものになっちゃった。
返す刀で斬っとくと、結果発表時には英語から「to」の語が外れ、一層こっ恥ずかしいことになってます。

<伊勢志摩の海>
楠 麻耶
伊勢志摩ナンバープレート(楠案)

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三重県の魚でもあり、「伊勢」を名前に冠する名産の[イセエビ]と伊勢志摩の美しい[リアス式海岸]をモチーフにナンバープレートをデザインしました。飛沫を立てて大きくうねる[波]を前面に描くことで、画面に動きが出ることを意図としています。また、シンプルな表現にすることで、遠くからでも図案が認識できるようにしています。
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いつ頃から「伊勢は伊勢海老」てな話になったんだろう。ツルが京都にいた80年代はそんな風ではなかったような。県魚制定は1990年11月。

<伊勢志摩の暁>
垂水秀行
伊勢志摩ナンバープレート(垂水案)

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[夫婦岩]と[伊勢海老]をモチーフにしたデザインです。夫婦岩の間から昇る[太陽]を、伊勢湾の真珠にも重ねて大きく輝くように表現しました。伊勢海老が元気よく跳ねている姿は、伊勢志摩地域の発展や、観光地としての活気がますます勢いづくように思いを込めています。
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おっ、じゃーん遂に垂水作品、お目見えっす

イセエビがロデオみたいに飛び跳ねる躍動感、祝祭感は他とは比べ物にならない。実はこれ、垂水作品じゃないかと予想はしてました↓。

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【2018.11.21「「ご当地ナンバー」なるものについて:9-A」】

「伊勢志摩」の6点の候補あたり、垂水案が入ってそうな気がしてるんだけどなあ。「高松」の5点の候補ももちろん気になる。
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予想はばっちり。でもよく考えれば、選考側が伊勢海老ネタを何点も残した、特に渡會作品と垂水作品の双方を候補に入れといたのはどうなんだという気がしてくる。

・・・今回の見出し、どれだけの人が読み間違えたでしょう・・・わっはっは。元ネタはご当地にある鳥羽水族館の飼育員スタッフblogの古い記事です(2000.03.02付)。

(続く)

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