もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その227:こももちゃん・しもぴぃ)
(承前)
昨年末発表の魅惑の塩キャラ、もう一ついきます。
岡山県赤磐市
赤磐市社会福祉協議会
マスコットキャラクター
こももちゃん
福添歩美
〔当初案〕
より正確には、【その224】の長野県中野市「なかのん」発表の翌日、2018年12月28日にデザインが発表されたもの。
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≪プロフィール≫
性別:女の子
年齢:5歳
性格:元気で明るい
特技・趣味:ボランティア活動
お仕事:福祉活動のお手伝い
チャームポイント:[桃]の髪飾り、[ぶどう]の実がついたマフラー
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[お団子頭]系はいささか既視感を覚えるところ。この桃は明らかに[ハート]を意識してるよなあ。[社協マーク]つきだし😓。
でも、相当驚いた。[?]は一体何を表しているのだ???こっちの頭の中に?が飛んじまうわい。塩キャラにしてはずいぶんと冒険したものです。(でもこれとてこないだ見たばかりの「やらにゃん」候補のしっぽの先にルーツを持つのかもしれないが。)
愛称「こももちゃん」はデザイン発表後に別途募集されたもので、3月下旬に発表されたようである。性格づけに全く厚みがないのは命名前だったせいかしらん😔)。
ネーミングに合わせて[?]マークが修正されるようなこともあるのかな?と思っていたら、とんでもないことに。
なんと、頭の疑問符が消失してしまった(だけ)であったという・・・。
ある意味すんごく当たり前な結論ではあるのだけれど、意表を突かれましたぜ。
は?次点ですか?
(優秀賞)
工藤和久(青森県)
げっ。
「福添歩美」名義、もっと新しいところでもう一丁、年明け1月11日発表のこれ。
栃木県下野市
コミュニティーFM イメージキャラクター
しもぴぃ
福添(ふくぞえ)歩美(42歳:グラフィックデザイナー)
〔2018年8〜9月募集・2018年12月決定・2019年1月発表〕 →
応募総数48点の中から第1次選考を通過した13点を対象に、「全市職員で投票を実施」して1位になった作品だとか。最終的に輪郭線が細く修整されたようです。
変ですねえ。なぜ栃木で洋梨なのだ。と思ったらば。
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(2019.02.01 広報しもつけ No.157 抜粋)
名前は「しもぴぃ」で、市の特産品である「かんぴょう」と市の鳥である[うぐいす]を掛け合わせたデザインになっています。
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へっ!?ますます変ですよねえ🌀🌀。干瓢とはウリ科のユウガオの実を加工した乾物のことでしょ!?生の[実]をモチーフにしているのに、なぜそこを「かんぴょう」呼ばわりしておるのだ。教育上よろしからず😆。それともご当地ではこの植物のことをも「カンピョウ」と呼ぶのであろうか。
そしてひょっとしたら、添えられた[音符]は、同時期に募集がスタートした山口県下松市キャラに転用されたのかも👍。「下野−下松つながり」。
【その223】
山口県下松市
下松市公式マスコットキャラクター
くだまる
福添歩美
〔2018年8月〜2019年1月募集・2019年2月候補発表・2019年3月開票〕
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残る難題は[音符]。・・・わかりません。〔中略〕(実は、目星をつけているものがあるんだけど、それはまた折を見ていずれ。)
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こういう種明かしでした😓。
それと、日程が全体にひどく間延びしている。というより、不思議なスケジュール感。
2018年8月に広報紙等で告知してから9月末まで2ヵ月間募集を行い、職員投票を経て12月21日に決定し年明けの2019年1月11日に発表した、という辺りまではまあよしとしよう。(とは言え、途中「選考遅延について」が発表されたようであるが😞。)
しかし、その後になって「ステーションネーム」を募集してたんです。
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ステーションネームとは、ラジオ局の愛称のことです。例えば、FM〇〇、ラジオ〇〇などです。「FM」「ラジオ」がつかなくても下野市にゆかりがある愛称であれば大歓迎です。
■応募資格
市内在住、在勤、在学の方
■応募期間
2月1日(金)〜3月31日(日)
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またもや2ヵ月もかけて。
団体等の名称より先にキャラクター決めちゃったという、ちょっとお目にかかったことのないパターン。局名発表は6月になるらしいです。ま、キャラクターをありきたりな[ぴぃ系ネーム]にしちゃったことから推測して、「しもぴぃラジオ」あたりに落ち着くんじゃないかと予想。サウンドロゴは「しもつけ、ハッピィ⤴⤴コミュニティFM、しもぴぃラジオ」とかね🌀。
そして開局は本年12月に予定されている👀。現在、サテライトスタジオをJR自治医大駅近くの公園「スミレひろば」に建築中だそうな。
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【2020.05.26 追記】
すっかりこれのこと忘れとりました。「FMゆうがお」に決まったそうです。その手があったかあ。そりゃまた今度はえらく典雅な名前をつけたもんやのう。「しもぴぃ」のイメージとはかけ離れたもんになっとる気がするが(笑)
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(優秀賞)
ウーグイ
内木 翠(下野市)
すみっぴょ
神山美萌里(下野市)
一言苦言を呈しますと。
「コミュニティーFM」なるものが、例えば昔懐かしいFEN/Far East Network(現 AFN/American Forces Network)なんかのように音楽中心の放送になるとは思えない。もしそうなら、この放送局自体の存在価値が疑われよう。従って、「歌うことが大好き」という設定で[音符]まで散らしたこのデザインが、(予想される)運営内容に照らして的確なものだとは思えない。
そんなこと言い出したら、「すみっぴょ」なんてただのアニメ風女の子キャラですが。
結局は、何も具体化していない中でキャラクター制定を先行させてしまった科が顕れているのではないか。「うぐいすのように、きれいな声で下野市の話題を皆さんにお届けできるようなラジオにしていきたい」とか、「普段は身近に、防災時は安心安全に役立ってもらうFMとして親しんでもらいたい」とか紹介されているけれど、そんなものはどこでも同じことであって、何も特色を表していませんね。
んーー、でも目下の最大の懸念は、一時沈静化していた塩崎一族の活動がこのところ再び活発化の様相を呈していることかなー。
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