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2019年7月28日 (日)

もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その235:いわきサンシャインマラソン)

(承前)

このところ「山口 類」やら「今井泉州」やらの名義を追いかけたけど、塩崎一族総帥の榮一も活動停止したわけではない。古稀をとうに越えた(はずの)この冬にもこんなものが。

福島県いわき市
いわきサンシャインマラソン 第10回大会記念 シンボルマーク
(優秀賞)
塩崎榮一
Eiwakisunshinemarathonnext

走る[ランナー]に[フラ]を踊る女性を組み合わせたもので、[波頭]の表現は一族作品でしばしば見られるところ。素直な感想として、塩ロゴとしては割とまともな方じゃないのと思うけど、どうでしょう。

しかしねー、これじゃまるでホノルルマラソンだよねえ。でもそこは他の入賞作品も同じ。

〔シンボルマーク〕
(最優秀賞)
小松仁一(福島県いわき市)

(優秀賞)
塩崎榮一(大阪市)
庄司義行(三重県四日市市)

画像は省略するけど、小松作品は(グリコ的な)ランナーとハイビスカス、庄司作品はランナーとハイビスカスとゴクラクチョウカ/極楽鳥花/ストレリツィア/Strelitzia reginae(花屋でよく「ストレチア」と略してあるのは誤りです。ついでに言うとブーバルディア/Bouvardiaを「ブバリア」とするのも許せんっ)を盛ったもので、どっちも熱帯感満喫。南国のどこぞのゴルフ場かゴルフ大会のロゴマークにでもありそうなw。
募集要項には、『大会キーワードの「フラ・フラガール」「海」「サンシャイン」「ありがとう」を表現すること』という記載があった(やっぱりホノルルマラソンだ)。
因みにフルマラソン男女各優勝者の副賞はカウアイマラソン派遣となっとります表情ほっ

もちろん、ご当地にあるSpa Resort Hawaiiansを意識したものだろう。いわき市のバイク用ナンバープレート(by 居関孝男:cf. 2017.08.23「珍説弓張板/Lunatic Bow」)もハイビスカスとフラガールの図柄である。

でもねー。植物おたくのツルとしては、戸外でブッソウゲ/仏桑華/Hibiscus rosa-sinensis等のハイビスカス類が冬越しできない土地でこの花をPRに使ったりしてはイカン表情ぶんぶんと思うぜ。さもなくば、ムクゲ/木槿/Hibiscus syriacusかせめてフヨウ/芙蓉/Hibiscus mutabilisぐらいの耐寒性をハイビスカスに導入するか、それともハイビスカスの真っ赤な花色をムクゲに取り込むかしてみせよ(この交配は昔から試みられてきたが、同じ属ながら親和性が低く成功していない)。
ゴクラクチョウカの方は案外耐寒性があって、実は23区内での戸外越冬も可能です。

おっと、ついつい気持ちよく脱線。本公募ではキャッチフレーズも同時に募集された。

〔キャッチフレーズ〕
(最優秀賞)
「走り抜こう!潮風薫るフラの街いわきを!!」
田名部雄一(福島県いわき市)

(優秀賞)
「人が輝く海が輝く汗が輝くいわきのサンシャインマラソン」
島田順一(長崎県西彼杵郡)
「いわきの風になり「ありがとう!」のゴールへ」
吉田慶嗣(秋田市)

ああ、やっぱり福島らしい、いわきらしい、ウィンターマラソンらしい感じはしないやね。

今大会の名称は正式には、「駆け抜けよう!フラガールのふるさとを。第10回いわきサンシャインマラソン」だった。そこへもってきてさらに「走り抜こう!潮風薫るフラの街いわきを!!」を公募で選んだというのが信じ難いです。
「田名部」は「たなぶ」と読むのだと思う。東北によく見られる姓ですが、つまるところ、シンボルマークもキャッチフレーズもジモティ採用という結果になっちゃったんだ。
優秀賞も、「いわき」の3文字を例えば「みやこ」に置き換えれば、沖縄県宮古島市で毎年4月に開かれるトライアスロンにも応募できてしまいそう。

これらはいずれも、2019年2月10日開催の第10回大会を記念して、2018年10~11月に募集されたものである(ただし、「永続的に使用する」ものとして)。その後がまた非常に信じ難いのだけど、最優秀賞の発表・表彰は大会前日、2月9日のウェルカムパーティで行われたという。
へっ!?せっかくの10年目の節目の記念なのに、その第10回大会のポスターやらグッズやらあれこれに使わなかったの!?なんで?翌年からでいいやってこと?そんな悠長な。
でも;

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(2019.02.09 福島民友新聞 抜粋)

〔前略〕

いわき市のいわきワシントンホテル椿山荘で午後4時から開かれるウエルカムパーティーでは、11回大会から使用するシンボルマークとキャッチフレーズを発表する。
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とあるので、やはり、来年から使うためのものを今年制定したということのようです台風台風

それはさておき。
今年のこのマラソンは雪に祟られ、前日9日の午前10時には早々に中止が公表された。つまり、パーティでシンボルマーク等が発表された時には、翌日の競技が行われないことは周知の事実だった。とにかくトロピカルイメージで押しに押してきたのに、まさかのSnowfallでSunshineどころではなくなってしまったわけです(意地悪)。

博多出身のツルは、小さい頃から師走の風物詩と言えば福岡国際マラソン、ってなもんでしたが、いくら北部の日本海側とは言え、九州の沿岸地域で12月に雪が降ってどうこうなったという記憶はないように思う。
うーん、そうしたリスクがあるのなら、天候の安定する晩秋あたりの開催としちゃどうなのなんてつい考えちゃうけど、冬の最中に開催することにこそ意義があると言いたいんでしょうな、主催者としては。しかし、それは参加者目線に立った考え方だろうか?

選手達は全国からわざわざやってくるわけでしょ、仕事休んだりもして。募集要項には「ランナー及び関係者の皆様の記憶に残る満足度の高い大会となるよう」取り組んできたと耳当たりのよい言葉が書かれているけれども、それは「さんまのポーポーつみれ汁の振舞い」(ここが最もLocalityを発揮しているところではあるが表情嬉しい汗)といったことで達成されるものではないはすだ。「よい環境で」、「気持ちよく」、そして「好タイムで」走れることが彼らの一番の望みだろう。

福岡国際マラソンは昔、博多湾の東に長く突き出た砂州「海の中道」を走るコースだった。「雁の巣(がんのす)折り返し」という言葉を覚えておいでの方もおありでしょう。これを1985年に廃した理由は、海風にさらされることを避け平坦な内陸コースで好記録を期待するところにあったと記憶している。ツルは「何じゃそりゃ、ケッ、難コースってことが格の高さの証やんけ」ぐらいに思ってましたけど、つまりはそれはある意味CS度向上ってことだったかもしれないと今にして思う(その意味では真夏の東京五輪のマラソンなんて最悪ですな)。

結局は田舎公募、いや、田舎イベント。

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