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2019年7月13日 (土)

【加筆編】ゆるキャラ神経衰弱(マツリン・カスミン・とみっぴー・アイアイ・小美玉市キャラ・岬町キャラ):1

(承前)

 

なぜ、どうして、こうしたものを次々ととっかえひっかえ提出できるのだろう??

前から気になっていたガイダーではあるけれど、このところ入賞が続いたので取り上げます。

 

まあ、まずは作品だけ見てつかあさい(一部、愚blog既出のものを含む)。

 

(1)(審査委員特別賞)マツリン

Satomimatsulynnext

 

(2)(優秀賞)カスミン

Satomikasmynnext

 

(3)とみっぴー

Satomitomippy

 

(4)(優秀賞)アイアイ

Satomiaiainext

 

(5)イカりん

イカりん(応募案)

 

(6)クルリン

クルリン

 

(7)(優秀賞)小美玉市キャラ

Satomiomitamacitycharanext

 

(8)(奨励賞)岬町キャラ

_satomi_misakitowncharanext

 

もちろん、全て同一作者(のハズ)。

すごいっすねーーー、[かぶりモノ系]オンパレード、ひたすら頭でっかちのラインダンス。いずれも二頭身未満なので、着ぐるみ化した時に印象の差が大きくなっちゃうと思うんだけどねえ。

塗りムラが露わだから手描きだろうけど(作者は若かりし日アニメの彩色の職にあったという)、デジタルで盛りアイテムをとっかえひっかえしながら作ったとしか思えないテンプレワークです(冷笑)。何なんだろこの偏差の狭さは。

 

トランプの神経衰弱に例えて言うなら;

 

・(1)マツリン & (8)岬町キャラ奨励賞

・(2)カスミン & (3)とみっぴー

・(6)クルリン & (7)小美玉市キャラ優秀賞

 

が正解ペアってとこ。(5)イカりんは、マツリン&岬町のひっかけだね。

 

この8点、実は逆時系列で並べてあります😱😱。制作時期には6年間の開きがあるし、「ボツネタをいじって再応募」ばかりではなくその逆もありってことを意味する。やるせないわー。

 

詳細を見ていこう。

 

(1)

山口県下松市

下松市公式マスコットキャラクター

(審査委員特別賞:No.331)マツリン

里見節子(72歳:大阪府泉佐野市)

〔2019年1月投票候補決定〕

(cf. 2019.03.29【その223:弐】)

 

[松]+[松ぼっくり]+[星]は「下松」の地名伝承に因む盛りアイテム。

 

(2)

茨城県かすみがうら市

公式キャラクター

(優秀賞:投票8位:作品No.5)カスミン

里見節子(69歳:大阪府泉佐野市)

〔2018年10月投票候補決定〕

(cf. 前回)

 

[帆引き船]+[ワカサギ]+[果物]イロイロ+[市章]+[蓮根]のてんこ盛り。霞ヶ浦を表そうとしたら[道化師]になった、というのはさすがに苦しい。

 

(3)

福島県双葉郡富岡町

公式マスコットキャラクター

とみっぴー

里見節子(大阪府)

(愛称)

利光澄子(大阪府)

〔2015年11月デザイン発表〕

Satomitomippyfrontandback_1

 

福島第1原発と福島第2原発の間に位置するご当地は、キャラ制定当時、震災当初の「警戒区域」から「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」に再編されていた(後二区域は2017年4月に指定解除されたものの、「帰還困難区域」は今も町内に残る)。

 

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(2015.12.15 福島民友新聞)

 

東電力福島第1原発事故で全町避難が続く富岡町は14日、公募していたマスコットキャラクターの愛称が「とみっぴー」に決まったと発表した。また、町のキャッチフレーズを「未来へと つながれ ひろがれ 富岡町」に決めた。同日、郡山市で開かれた12月町議会で町が明らかにした。

「とみっぴー」は町の鳥[セキレイ]の妖精で、町の幸せ(ハッピー)への願いを込め、親しみやすい愛称にした。11月6~26日に募集し、全国から427件の応募があった。

今後、着ぐるみを制作し、来年1月10日の成人式で新成人と交流するほか、同22日の賀詞交換会でお披露目される予定。

キャッチフレーズは全国から寄せられた342件から選んだ。これまでもキャッチフレーズはあったが、今回は避難生活が続く中、つながりを保ちながら一緒に頑張ろうとの思いを込めたという。

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キャッチフレーズは内河江美子(神奈川県)によるもの。

 

「郡山市で開かれた」の一言がズッシリきます。

全町避難という苦しい状況が継続していたのであれば、ゆるキャラ制定も対外的な情報発信力の強化というより、町民の帰属意識や連帯意識を強めるというところに力点を置くものであったはずと思う。

 

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(2016.01 広報とみおか No.639)

 

遠い昔から、大倉山にはセキレイの妖精が住んでいました。妖精は、自然豊かな町とそこで暮らす人々が大好きでした。

桜の季節やお祭りの時などは山の上から、まれに町へ降りてくることもありました。子どもたちがほおばるワタアメを羨ましく眺めたり、火祭りでは、「センドウ、センドウ」と山間に轟く勇ましい男たちの声に心躍り、森の友だちと真似をしたりして遊んでいました。とってもシャイな妖精は人々に見つかることはありませんでした。

ところがある日…麓の町の灯りが消え、人々の声が消えてしまいました。妖精はとても淋しくなりました。今までで一番悲しいことでした。

そこで、町の灯りを取り戻すため、小さな翼で散り散りになった町の人々に会いに行くことを決めたのです。もう、シャイなんて関係ありません。みんなに会いに行くためには…

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ああ、それなのに。

 

一番問題なのは、町の鳥と町の木[桜]というネタしか探し出せなかった、という点にあると思う(註:「ゆるキャラ」サイトには「町の花であるツツジを飾っています」と書かれているが、誤りである。いや、ご当地の町の花がツツジなのは正しいんですがね)。一番ありきたりで地域性も特徴もないパターンではないか。愛称もこれまた超ありがちの[ピー系]ネーム。町民の心に訴えかけるところがいかほどあったのか、という思いがする。

 

まずはここまで。

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