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2019年9月22日 (日)

【加筆編】年輪を重ねるということ(京都育樹祭・香川育樹祭・東京育樹祭・沖縄育樹祭) 壱の輪

(承前)

cf.
2019.04.06「高齢ガイダーの一徹」
2019.04.07「団塊の世代の執念」
2019.04.08「前期高齢者とて執着」

以前、春の全国植樹祭と秋の全国育樹祭のシンボルマークにつき、松岡英男を中心に取り上げたことがあった。
しかし、梅村も実は全国育樹祭で、2016年の京都から2019年の沖縄まで、4年連続で入賞していた(2020年北海道では選に漏れている)。加えて、2018年福島開催の第69回全国植樹祭でも優秀賞を獲ている(残念ながら画像なし)。

おさらいしておくと、育樹祭とは、春の植樹祭で天皇・皇后が「お手植え」「お手播き」して育った木に、概ね10~30年後の秋に皇族(昨年までは皇太子(および皇太子妃)が出席した)が枝打ちや間伐、施肥等の「お手入れ」のセレモニーをする行幸啓である。例えば令和初となる今年12月の沖縄大会では、1993年4月の第44回全国植樹祭で平成天皇夫妻が植樹したリュウキュウマツとフクギを、秋篠宮皇嗣夫妻が手入れすることになっている(どうせなら悠仁親王も連れてきゃいいのに)。

対象となった樹種と絡めてデザインを見てみよう。

京都府
第40回全国育樹祭 シンボルマーク
(佳作)
梅村元彦(74歳:愛知県:デザイナー)
〔2015.03.18発表・2016.10.08~09開催〕
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「お手入れ」は北山杉と枝垂桜の剪定・施肥(桜剪る馬鹿梅剪らぬ馬鹿とやら😁)。育樹祭でも植樹祭でも使えるデザインだろ、とか、これが北山杉なの?ってなツッコミは取り敢えずおいといてと。下部の[波]の形は覚えておくように。


(最優秀賞)
丹羽凜花(17歳:愛知県:学生)

(優秀賞)
重田 修(70歳:神奈川県:会社員)
松岡英男(76歳:山形県:デザイナー) ※2020年秋開催の第44回北海道育樹祭シンボルマークでも優秀賞

(佳作)
梅村元彦
石井隆文(65歳:山梨県:自営業)
西田大地(23歳:兵庫県:専門学校生)
小谷紗弥(17歳:京都府:学生)
豊増秀男(84歳:福岡県:無職)

〔1991.05.26 第42回全国植樹祭〕
お手植え:北山スギ(府木)・シダレザクラ(府花)
お手播き:ヒノキ・イロハモミジ

 

香川県
第41回全国育樹祭 シンボルマーク
(優秀賞)
梅村元彦(75歳:愛知県春日井市:デザイナー)
〔2015.12頃発表・2017.11.19開催〕
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(最優秀賞)
藤田和生(かずき)(19歳:香川県高松市:専門学校穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科2年)

(優秀賞)
梅村元彦
東原諄実(19歳:高松市:専門学校穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科2年)

(佳作)
三巻保征(71歳:新潟県三条市:無職)
深川重一(67歳:大阪府和泉市:グラフィックデザイナー)
奥野英一(65歳:京都市:デザイナー)
宮脇亜弥(29歳:香川県綾歌郡綾川町:専門学校穴吹デザインカレッジ グラフィックデザイン学科2年)
工藤和久(50歳:青森県弘前市:自営業)

若手が全員「穴吹」だった不自然、シンボルマークなのに愛称をつけちゃったおかしさ。

(愛称)
みどりひろ丸
大村眞道(66歳:高松市:太田南地区コミュニティ協議会職員)

「お手入れ」はヒノキとクロガネモチ。

〔1988.05.22 第39回全国植樹祭〕
お手植え:ヒノキ・クロガネモチ
お手播き:クロマツ・オリーブ(県木・県花)

作者による「作品の趣旨」と制定側の「講評」は次のとおり。

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香川県の[地形図]の中で[人々]が育樹して、やがて大きな森が出来、美しい日本になるイメージのデザインとしました。
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外枠は森を表し、三つの[若葉]は育樹を表しており、香川県から多くの人々の力で育樹により森づくりに取り組んでいこうということを表そうとした佳作である
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そんなものは嘘っぱちだ。次の年、梅村はこんなものを出しているのだから。

 

東京都
第42回全国育樹祭 シンボルマーク
(佳作)
梅村元彦(愛知県春日井市)
〔2016.11.17発表・2018.11.17~18開催〕
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イニシャルの[と]だって言うんでしょ?とうに陳腐化したひらがな遣いのふにゃふにゃデザインに、香川から使い回しの[若葉]を一つ増やして描き込んだだけ。「お手入れ」対象となったイチョウなんて、極めて特徴的な葉の形をしてるのに、なんて思ってしまう。

〔1996.05.19 第47回全国植樹祭〕
お手植え:イチョウ(都木)・スダジイほか
お手播き:ヒノキ・ヤブツバキ

(最優秀賞)
盛 秀雄(青森市)(cf. 2019.04.08「前期高齢者とて執着」)

(優秀賞)
当具(とうぐ)かおる(三重県名張市)
三巻保征(新潟県三条市)
工藤和久(青森県弘前市)

(佳作)
池田克也(埼玉県狭山市)
梅村元彦
古室英恵(東京都立つばさ総合高等学校1年)
小野由理(東京都立荒川商業高等学校2年)
吉野遥香(東京都立工芸高等学校3年)

 

沖縄県
第43回全国育樹祭 シンボルマーク
(優秀賞)
梅村元彦(愛知県:デザイナー)
〔2017.12.15表彰式・2019.12.14~15開催予定〕
Umemuraokinawatreegrowingfestivalnex

[波]は寄せては返し、3年前の京都に戻る(苦)。どうでもいいけど沖縄じゃ12月も秋なんですね(笑)。

(最優秀賞)
シンボルマーク → マスコットキャラクター
がじゅ丸
松岡英男(山形県:グラフィックデザイナー)

(優秀賞)
梅村元彦
宮川さやか(長野県:主婦)
立志哲洋(東京都:無職)

(佳作)
村山純一(群馬県:グラフィックデザイナー)
駒井 瞭(大阪府:グラフィックデザイナー)
松永心華(沖縄県:豊見城市立ゆたか小学校6年)
内藤新二郎(大阪府:会社員)
とうままり(沖縄県:インターナショナルデザインアカデミー)

〔1993.04.25 第44回全国植樹祭〕
お手植え:リュウキュウマツ(県木)・フクギ
お手播き:イヌマキ・カンヒザクラ

 

老(おい)不気味わがははそはが人間(ひと)以下のえたいの知れぬものとなりゆく
     齋藤 史

(続く)

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