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2019年10月26日 (土)

【加筆編】似て非なる、的な;ジオ vs エコ あるいは Geo vs Bio:上(白山手取川ジオパーク・白山ユネスコエコパーク)

日本の各地に「Geopark」というものが増えてきて、認知度もぼちぼち上がってきたのじゃないかと思う。今や、「日本ジオパークネットワーク」に加盟しているところは44ヵ所を数える。国立公園の34ヵ所より多くて、「一村一品」ならぬ「一県一ジオ」に近い感じ。
その一方で、「Ecopark」っちゅうのもあるんですねえ。現在9ヵ所、やはり「日本ユネスコエコパークネットワーク」というものも組織されているそうな。
地球的レベルで言えばどちらもUNESCOが絡んでいて、後者は正式にはBiosphere Reserve/生物圏保存地域と呼ばれ、これの日本名として「ユネスコエコパーク」の語が用いられているということのようです(この日本語ネーミング、大失敗だと思うけど。そのためになかなか認知度上がらないんじゃないかと言いたくなる)。実は1976年から存在している制度だというから、2004年にスタートした前者より歴史はずっと古い。

愚blog的には、両者にどういう違いがあるのかなんてところも格好のネタですが、なんだか気が乗らないので(ジオパーク類には萌えないツル)そこら辺の御託は今回すっ飛ばしてと。

我が国でいうと、次のような例がある。

石川県白山市
白山手取川ジオパーク推進協議会
白山手取川ジオパーク
ロゴマーク
梅村元彦(愛知県)
Umemurahakusantedorigawageopark

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手取川の[手]の字をモチーフとして、白山手取川の風景をイメージし、[白山]と自然豊かな緑の大地をデザインしたものです。
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さすがはふにゃふにゃの王様!

ふるさとの山に向かひて言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな
   啄木

ふるさとのロゴに向かひて言ふことなし
ふるさとのロゴは○○○○きかな

イメージキャラクターはこれ↓です。

【2013.02.21「三島宿、ひともとの柳いと高きぞありける:その5」】
石川県白山市
白山手取川ジオパーク推進協議会
白山手取川ジオパーク
イメージキャラクター・白山観光特使
ゆきママとしずくちゃん
高柳順子
ゆきママとしずくちゃん

同時制定だと軽く誤解してたけど、時系列で見てみると;

~2011.03.14 ロゴマーク募集
2011.04.15 ロゴマーク決定
2011.09.05 日本ジオパーク認定
2011.12.28頃~2012.01.31 キャラクターデザイン募集
2012.04.20 キャラクターデザイン決定
~2012.07.31 キャラクター愛称募集
2012.10.05 キャラクター愛称決定

と、1年の開きがある(結果論ながら、ロゴ締切は東北地方太平洋沖地震発生の3日後のあの月曜日だったのか)。そこが、単に[山]と[イニシャル]を装飾しただけのロゴと、「水の循環」をきちんと織り込んだキャラのコンセプトレベルの差に表れていると言ったら言い過ぎだろうか。

因みに世界ジオパークには認定されていません。

ご当地はもう一方のパークにもなっていて(+_+)。

石川県白山市
白山ユネスコエコパーク協議会
白山ユネスコエコパーク
ロゴマーク
濱口温男(はるお)(高知市)
Hamaguchihakusanbiospherereserve

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・全体のデザインは白山や山頂を構成する[3つの峰]、また白山の雪解け水を水源とする水系をイメージ
・色は、白山に降り積もる雪や山麓一帯の豪雪をイメージして、[青色]と[白色]を基調
・アクセントに、高山帯という厳しい環境下でもたくましく生き、また白山の名をいただく高山植物[ハクサンフウロ]を添える
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こちらは;

1980 登録(「核心地域」・「緩衝地域」のみ)
2016.03 「移行地域」拡張登録承認
2016.07.11~09.07 ロゴマーク募集
2017.05.08 ロゴマーク発表

となる。30年以上ほったらかし状態だったのがここにきてやおら盛り上がりを見せているのは、エコパーク該当地域(ジオパークの場合もそうかもしれないが)が一様に抱える過疎高齢化等の問題に対し、この資産の活用が有効だと認識されるようになったからではなかろうか。

参考までに、ご当地の市章も見てみる。

【2017.12.04~05「丸ブー🌀艶競べ♥ [60]】
石川県白山市
市章
水谷 勉
〔2004年6月頃決定〕
白山市章(最終版)

いつ見ても、ハマグリ → 蜃気楼 → 富山、あたりに連想が進んじゃう。ほんのり。
ふむ、[3つの峰]の重畳のしかたがマークごとに違っているのは、市内のどこで見るかによって変わってくるということだろーなー😁。

言うまでもなく、明日になったらどれがどのマークだったか覚えていないでしょうよ、アナタも。それはジオパークロゴのコンセプトが浅いせいかもしれないし、エコパークロゴが「貴重な自然環境を守りながら、それを持続可能に活用している地域」を表しているとは到底言えないからかもしれない。でも、そんなことはこの際忘れちゃってよろしい。

ジオパークロゴの方は、どうしても4年後の次のものと対比したくなる。

【2016.12.29「おうさまのなやみごと」】
宮崎県児湯郡川南町
JA尾鈴(尾鈴農業協同組合)
シンボルマーク

梅村元彦

〔2015年4月決定〕
JA尾鈴

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(2015.05.08 JA尾鈴サイト 抜粋)

〔前略〕

尾鈴の[尾]をモチーフにして、自然豊かで美しい緑の地で人々が笑顔で楽しく、農畜産物を生産している風景をイメージして作ったといいます。作者の梅村さんは「私の作品を採用して頂き感謝している。このシンボルマークを大切に使って頂きたいし、今後もJA尾鈴の飛躍を期待している」と心境を語ってくれました。
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うーん、ビジュアルだけでなくコンセプトまでかなーり似てるよなあ。

(続く)

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