« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その239:70歳現役都市・浜松) 後編 | トップページ | 【加筆編】再び隠居して再び諸国漫遊!?(ハッスル黄門・ねば〜る君・いばラッキー・ねばラッキー・うめねばちゃん・いきいき黄門さま) »

2019年10月 9日 (水)

【加筆編】涼しくなってもバトルは熱い —— しんじょう君 vs ちぃたん☆(まだまだ)

cf.
2019.01.19~20「謎が謎呼ぶ、闇が闇呼ぶ」
2019.02.08~11「瓦解 崩壊 信頼 未来 ―― しんじょう君 vs ちぃたん☆」
2019.02.27「瓦解 崩壊 信頼 未来 ―― しんじょう君 vs ちぃたん☆(その後)」

今まで何度か取り上げてきた、高知県須崎市「しんじょう君」 vs クリーブラッツ「ちぃたん☆」の紛争の件。
今年2月に須崎市側がちぃたん☆の活動停止の仮処分申請を行った後、動きがあったようです。

-----
(2019.09.20 オリコンニュース)

高知県須崎市がゆるキャラ「ちぃたん☆」の使用停止を東京地裁に仮処分を申し立てていた件について、同裁判所は20日、「ちぃたん☆」のデザイン使用が須崎市側の主張する「権利を侵害するもの」ではないとして、申立を却下する旨を決定した。「ちぃたん☆」のマネジメント会社が発表した。
須崎市は今年1月、市のマスコットキャラクター「しんじょう君」に酷似したキャラ「ちぃたん☆」について、著作権を侵害しているとして運営している所属事務所のクリーブラッツに活動停止を要求。同社は市側に複数回デザインの確認を取りながら制作を進めたとし、市側の許可「不要であると回答いただいた」と見解を発表していた。
この日の決定を受け、マネジメント会社は「当社がこれまで主張して参りましたとおり、そもそも『ちぃたん☆』デザインの使用は須崎市側のご許可のもとでなされていたこと、須崎市側が『ちぃたん☆』が商業活動を行っていることを認識し容認されていたこと、ちぃたん☆がその活動により『しんじょう君』の全国的な知名度を上げることに貢献し、ひいては須崎市側の広報活動や地域振興に役立っていたことなどについて認められ、当社が須崎市側との信頼関係を破壊するような行為を行っていないと認められました。当社の主張が全面的に受け入れられたことにつき大変、安堵しております」とコメント。
また、「当社は、今回の訴訟手続においても、須崎市側との和解を一貫して希望して参りましたが、須崎市側が『ちぃたん☆』デザインの使用を中止する以外の解決方法は存在しないとの対応であったため、裁判所による仲介によっても、残念ながら具体的な和解のお話には至れませんでした」と経緯を説明。
今後の対応については「引き続き社内で検討して参りたいと思います」とし、「今後とも『ちぃたん☆』は活動を続けて参りますので、引き続きご支援を賜りますよう何卒、宜しくお願い申し上げます」と呼びかけている。
-----

須崎市が最も恐れていたことが現実化した雰囲気。守時 健氏も頭を抱え込んだと思う。

クリーブラッツはリスクを予見した上で確認を取り、相手側の(問題なしとの)回答を信じた、そのことに過失はなかった、という判断なんだろう。
しかしそもそも、類似を理由に商標登録を認められなかったようなキャラクターの使用が権利侵害に当たらないという点が納得しにくいところではある。その上で、自治体の一担当者に全責任を負わせる結果となったことを考えると、釈然としない思いも残る。

須崎市も間を置かずカウンターパンチを繰り出した。

-----
(2019.09.24 毎日新聞 抜粋)

〔前略〕

市は24日、決定を不服として東京高裁に即時抗告する方針を決めた。
須崎市によると、地裁の決定は、ちぃたん☆の着ぐるみ使用などについて、市が事実上承諾していたと判断したという。楠瀬耕作市長は21日付で「偏った判断だ」とのコメントを発表し、24日には「市民の公共財産を毀損させてはならない」と即時抗告の方針を明かした。
ともにカワウソがモデルのゆるキャラで、同じ作者がデザインを担当した。市は2018年に実際に飼われていたコツメカワウソのペット「ちぃたん☆」を観光大使に任命。ゆるキャラのちぃたん☆が大使を名乗ることを黙認してきたが、今年1月に「PRの実態を確認できない」として解任。ゆるキャラのちぃたん☆についても、活動停止を求め2月に仮処分申請した。
-----

市長の会見資料には;

-----
東京地方裁判所 申立却下の理由小括
債務者が債務者標章等を使用することについては、債権者の黙示の許諾が認められ、その期間が満了又はその解約につき正当な理由があることも認められないから、債務者標章等の使用の差止めを求める債権者の請求は理由がない。
-----

と出ている。

-----
(2019.10.01 NHK 抜粋)

須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう君」の著作権を侵害しているとして、市が、よく似たキャラクター「ちぃたん☆」の使用停止を求めた仮処分の申し立てを東京地方裁判所が却下したことに対し、須崎市は2日、知的財産高等裁判所に抗告することになりました。
これは1日、須崎市の楠瀬耕作市長が記者会見で明らかにしました。
「ちぃたん☆」は、全国的に人気があるゆるキャラで、同じ作者がデザインしたため、須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう君」と見た目がよく似ています。

〔後略〕
-----

-----
(2019.10.02 高知新聞 抜粋)

〔前略〕

楠瀬市長は1日の定例会見で「黙示の許諾はあり得ない。期間や範囲、対価を定めた契約もなく、無制限で無料の許諾が成り立つはずがない。類似性の部分も判断されていない」と強調。許諾の内容などを抗告審で争う方針を示した。
-----

さて、結果はどう出るか。

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その239:70歳現役都市・浜松) 後編 | トップページ | 【加筆編】再び隠居して再び諸国漫遊!?(ハッスル黄門・ねば〜る君・いばラッキー・ねばラッキー・うめねばちゃん・いきいき黄門さま) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« もうやめようよ、ご当地キャラとか。(その239:70歳現役都市・浜松) 後編 | トップページ | 【加筆編】再び隠居して再び諸国漫遊!?(ハッスル黄門・ねば〜る君・いばラッキー・ねばラッキー・うめねばちゃん・いきいき黄門さま) »

2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想