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2019年11月10日 (日)

【加筆編】校章と校歌の修羅(園部小学校・園部第二小学校・八木西小学校・八木東小学校・福部未来学園・車力小学校)下

(承前)

ここで再び、京都府南丹市の校歌歌詞を覗いてみる。石井昭吉の手になる次の2校。


南丹市立園部第二小学校
校歌

1.
緑の山と せせらぎと
優しくみんなを 見つめてる
学びの心 たいせつに
理想をかかげ 歩み行く
ああ 笑顔きらめく
園部の丘に

2.
桜の花も そよ風も
みんなの歌声 聴いている
きらめく夢を 胸に抱き
こころとからだ きたえあう
ああ 共に伸び行く
園部の友よ

3.
青空高く 澄みわたり
明るい未来が 呼んでいる
豊かな心 羽ばたかせ
やさしく さとく たくましく
ああ 明日へはためく
園部の空へ

南丹市立八木西小学校
校歌

1.
明るい空に 夢あふれ
山並み映える 朝の窓
輝く瞳 きらきらと
なかよくみんな 学びあう
豊かな心 ふれあって
笑顔きらめく 八木西小学校

2.
緑の風が さわやかに
瀬音も歌う 大堰川
希望を胸に いきいきと
心と身体 きたえあう
生き抜く力 たくましく
明日に羽ばたく 八木西小学校

意外にもと言うべきか、やはりと言うべきか、フレーズのダブりがありますねえ。「こころとからだ きたえあう」「えがおきらめく」。石井昭吉(あきよし)はまさか同じ自治体での同一時期の公募にダブルで採用されるとは思っていなかったのじゃなかろうか。(甘い?そんなの常識!?この業界。)
いや、一番驚いてるのは園部第二小と八木西小の生徒たちかも。先生だって、転勤した先でまた似たようなのに出会ったりとか。(そんなのはいつものことか。)

だんだん「公募ガイダー臭」がしてきた。調べてみると石井は愛知県岡崎市在住で現在74/75歳、各地の校歌や市歌等の歌詞公募で相当採用されているコトバ界の大御所ガイダーらしい。

//

でも、だんだん、わからなくなってくる。校歌というものが、山がどうした川がどうした朝日が昇った風が薫った夢があふれた希望が躍ったと全国似たり寄ったりの紋切り型なのはわかっている(その範疇に入らないイメージソング風なものももちろんあるけれど)。
しかし、開校前に新校の校風を汲み取って歌詞を書いたり校章を画いたりすることなどまず無理。そこは自治体章公募なんかより困難が伴うことになりそうだ(だからと言って駒井や和久や小寺光雄あたりに自己弁護の機会を与えるものではないが)。

大分県臼杵市で、新市章制定まで2年もかけたことなどちょっと思い出しました(cf. 2017.09.29「丸ブー🌀艶競べ♥ [52]」)。


これに手っ取り早く解決をつけようとするのが頻出単語の並べ替えだとか旧校章のドッキングだとかなら、それは公募自体の方向性が間違っていると思う。ご当地限定募集にして50万円ぐらい積めば、ベクトルが大きくズレることもなくなるんじゃないのか?
「携わっている期間中は当事者のことを誰よりも考えている」と自信を持って言い切れる奥野(cf. 2018.11.10「校章エキスパートの来歴:1」)にはまた別の言い分もありましょうが。

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