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2020年1月11日 (土)

【加筆編】むすんで、つないで:第六結節(空気の器)

(承前)

 

ちょっとばかり書き込みにお正月休みをいただきましたが(なにせ新入社員は忙しいのよ、社長秘書まで仰せつかったし)、松も取れたところで続けてまいります。

 

「かみの工作所」で何と言ってもすごいと思ったのはこれ。

 

空気の器
アーティストコラボレーションシリーズ 第五弾 野老朝雄ver.
Tokoroairvases

 

(デザイン)トラフ建築設計事務所
(製造・販売)福永紙工株式会社
(企画)かみの工作所

 

空気の器 No.32
Kumapon(g)
両面金箔押し
750円(税抜)
Tokoroairvaseno32kumapong

 

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空気の器の直径から、黄金比の比率で割り出された円のみで構成されたクマは美しく、愛らしい。
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空気の器 No.33
RHOMBUS
金×銀 箔押し
750円(税抜)
Tokoroairvaseno33rhombus

 

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45個の菱形から構築される環形には、「輪(和)を成す」という意味が込められている。
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空気の器 No.34
PPP
500円(税抜)
Tokoroairvaseno34ppp

 

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曲線で構成された有機的な紋様は、コンパスで作図されたピースが結合することによって形成される。
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空気の器 No.35
BABEL
500円(税抜)
Tokoroairvaseno35babel

 

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小さな円を段階的に拡張することによって生まれる波紋は、塔(BABEL)のような紋様を形成する。
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空気の器 No.36
BABEL COLORED
650円(税抜)
Tokoroairvaseno36babelcolored

 

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小さな円を段階的に拡張することによって生まれる色の濃淡は、1枚の紙に立体感を生み出す。
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空気の器 No.37
ATOM WAVY
650円(税抜)
Tokoroairvaseno37atomwavy

 

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正三角形から規則的に変形させた三角形で構築された紋様は、波のような揺らぎを生み出す。
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はー、美しいっすね・・・。同心円状に細かく切り込みを入れた紙を引き伸ばしていくと器状になるというしかけです。

 

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空気を包みこむように、形を自由に変えられる紙の器です。
広げ方によって、様々な形をつくることが可能です。
紙なので薄くて軽く、立体になると張りと強度がでて自立します。
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なんだそうで。「何に使うの?」なんて訊いちゃいけません(笑)。とにかくアーティスト達の創造意欲をかき立てるアイテムであることは間違いないのだから。

 

時期的には、「PAPER PHOMBUS PUZZLE」と「TOKOLO PATTERN ORIGAMI」の間に入る2017年4月の発売です。こちらは銀座の文房具店、Itoyaで記念イベント打ったとか。(因みに、RHOMBUSとKumapon(g)がお高いのは多分、箔押しだから。一方PPPとBABELは単色使い。)

 

もっとも、これの基本デザインを作り出したのは野老ではない。鈴野浩一と禿(かむろ) 真哉のユニット、トラフ建築設計事務所/TORAFU ARCHITECTSによるもので、2010年に発表されて以来45種類以上のバリエーションが生まれている。いろいろ賞を獲ったりしているようです。上掲のシリーズはそのうちのTOKOLO柄バージョンという次第。
2018年12月、遂にはこんなものまで発表された。

 

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(2019.01.15 デザイン情報サイトJDN コラム 技あり紙モノ通信 第23回 抜粋)

 

〔前略〕

 

今までの空気の器には表裏の両面にクリエイターが制作した絵柄が印刷されていましたが、今回は印刷ではなく、紙自体の色を活かした120色の空気の器が登場。紙の専門商社、竹尾が扱うファインペーパー「NTラシャ」四六判100kgのラインナップにある120色すべてを使った「空気の器 120 COLORS」ができました。こちらが120色の空気の器。圧巻です。

 

Airvases120before
紙を広げる前

 

Airvases120after
紙を広げたあと。2枚以上重ねて、色が混ざり合うのを楽しむこともできる。

 

NTラシャは、ファインペーパーの中でも色数が多くそろうことで知られる定番紙で、良質のコットンパルプを配合した、緻密で温かい肌触りが特徴。紙自体に適度なハリがあるので、紙を細かい網目状に広げても形崩れせず、しっかりと広がります。

 

空気の器の型抜きの間隔は約0.9mm。これ以上、狭い間隔では抜けない限界だそうです。通常の空気の器にはもう少し薄い紙が使われているので、NTラシャ100kgの厚みで抜くのは難しいのではないか?と思いましたが、適性は良かったとのこと。今までにさまざまな種類の紙で型抜きのテストをしたそうですが、適性のよい紙のほうが少なく、紙選びにはいつも苦労しているとか(和紙のような繊維質の紙は向かないそうです)。

 

〔中略〕

 

福永紙工の山田祥子さんに企画意図をうかがったところ、「空気の器は2010年に発表してから、まる8年が経ちました。直径20cmの円形の型を変えることなく、空気の器を長く楽しんでもらえるように展開をしてきました。9年目となる、次の展開を考えた時にあえて素材に立ち返り、紙の風合いや色に着目した空気の器があったなら、折り紙、画用紙のような感覚で空気の器を素材として使ってもらえる。いろいろな人の発想の素になって、世界中で楽しい作品が生まれる予感がします」とのお返事をいただきました。

 

〔後略〕
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へー。和紙じゃダメなんだ。

 

こちらはバラ売りのみで1枚350円(税抜)、24色セレクトの「空気の器 24 COLORS」だと3,500円(税抜)。野老バージョンに比べ、だいぶお求めになりやすい価格となっております(笑)。

 

確かにこれも、「つながる」、いや「つながってる」わけじゃあるなあ(物理的に)。

 

(続く)

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