« 【加筆編】むすんで、つないで:第六結節(空気の器) | トップページ | 【Catastrophe編】地方のチカラを引き出せなくて・・・(2) »

2020年1月12日 (日)

【Catastrophe編】地方のチカラを引き出せなくて・・・(1)(高橋肉店ロゴ)

(承前)

 

続報です。筑西市のおせち料理の不始末、いや、ふるさと納税の不手際、思わぬ大騒ぎになっていた。

 

まず、小野瀬水産ルートから。

 

-----
(2020.01.08 帝国データバンク)

 

ふるさと納税返礼品のおせち発送停止問題でトラブルとなっていた小野瀬フーズなど2社(茨城)、破産開始

 

フードアナリストとの間でトラブルを抱えていた
(株)小野瀬フーズ(TDB企業コード:250280230、資本金5000万円、茨城県筑西市玉戸1004-22、代表小野瀬あや子氏)と関係会社の小野瀬水産(株)(TDB企業コード:250136719、資本金1000万円、同所、同代表)は、1月7日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は竹山 拓弁護士(東京都中央区銀座2-7-17、飯沼総合法律事務所、電話03-3567-7319)。

 

(株)小野瀬フーズは、1991年(平成3年)8月に設立された飲食店運営業者。回転寿司の「すし勢」、和風レストランの「ごほう」「晤寶」、とんかつ店の「かつ萬」などを地元筑西市や水戸市、栃木県小山市、千葉県我孫子市などに展開し、2003年7月期には年売上高約17億5600万円を計上していた。
しかし、その後は消費者の節約志向による外食離れや大手飲食チェーンとの激しい競争で客足は伸び悩んでいた。2010年には、都内吉祥寺や池袋にも出店するなど、スクラップ・アンド・ビルドを重ねていたが、2014年7月期の年売上高は10億円を割り込み、2017年7月期には約8億400万円と低迷、赤字経営を強いられていた。

 

この間、金融機関の支援を得ながら経営再建に取り組んでいたが、関係会社の小野瀬水産(株)が請け負っていた、ふるさと納税の返礼品として筑西市が企画した「おせち料理」の生産が期日までに間に合わないというトラブルが発生したことから、先行きの見通しが立たなくなり、7日までに事業継続を断念、同日東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 

関連会社の小野瀬水産(株)は1979年(昭和54年)6月創業、82年(昭和57年)5月に法人化した水産加工品卸売業者。主に(株)小野瀬フーズに対して生鮮魚介はじめ同加工品などを販売していたが、同社に連鎖する形で同様の措置となった。

 

負債は(株)小野瀬フーズが約9億円、小野瀬水産(株)が約1億円、2社合計で約10億円となる見込みだが、今後変動する可能性がある。
-----

 

あちゃー。「破産」だからもうつぶすしか道はないのね。前回、「ピンチをチャンスに変える方策はあるだろうか」と書いたけれど、自ら極刑を選んだわけです。

 

気になったのは「フードアナリストとの間でトラブル」で、なぜか本文には出ていない。調べてみると、もっと大変なことが見えてきました。

 

話は一月余り前に遡る。地元の茨城新聞が連日詳しく報じていた。

 

-----
(2019.12.02 茨城新聞)

 

食関連事業のコンサル業務を行い、茨城県をPRする「いばらき大使」も務めるフードアナリストの藤原 浩氏(55)と県内事業者の間で金銭トラブルが相次いでいることが1日、分かった。確定判決を含め、藤原氏が被告となった訴訟は、東京地裁、同簡裁で3件あり、中には県中小企業振興公社の勧めで藤原氏に業務を委託し、トラブルに発展したケースもあった。「被害」を受けた県内事業者は少なくとも6社に上り、一部事業者は今後、「被害者の会」を設立する。

 

藤原氏は、日本フードアナリスト協会理事を務める食文化研究家。これまでに県の「いばらき食のアドバイザー」をはじめ、鉾田や笠間、高萩の各市でブランド向上のアドバイザーなどを務めた。現在は古河市でも同様の業務を請け負っている。テレビやラジオ番組の出演のほか、日本経済新聞「NIKKEIプラス1 何でもランキング」審査員を長年務めている。

 

藤原氏とのトラブルが判明したのは、小野瀬水産(筑西市)▽高橋肉店(龍ケ崎市)▽金砂郷食品(常陸太田市)▽備前堀LABの水越建一社長(水戸市)-のほか、県西地区の2社(示談済み)。

 

同公社が2016年度に扱った中小企業庁の事業「JAPANブランド育成支援事業」では、小野瀬水産と高橋肉店が、それぞれブランディング業務などを藤原氏に委託した。このうち、小野瀬水産は昨年10月、藤原氏を相手に損害金191万円余りの支払いを求めて東京地裁に提訴。近く判決が出される見通しだ。
訴状によると、同社は同公社の紹介で藤原氏に新商品のパッケージデザインやブランド戦略などの立案業務を200万円で委託。しかし、藤原氏は業務を行わず、委託料も返金していないという。委託料のうち85万円余りに同事業の補助金が充てられた。

 

〔後略〕
-----

 

詐欺師だったんですねえ。1年以上前の2018年秋にはもうトラブルが表面化してたわけだ。小野瀬水産は被害者の筆頭に挙げられており、12月10日には藤原に114万円余の支払いを命じる判決が出されている。
もう一つ見逃せないキーワードは「県中小企業振興公社」。茨城県のお役所が紹介したコンサルだったんですよ(@_@)。因みに中小企業庁は経済産業省の下にある(伏線)。

 

他のケースはこんなだったらしい。

 

-----
(2019.12.03 茨城新聞 抜粋)

 

フードアナリストの藤原 浩氏(55)と県内事業者の金銭トラブル問題で、藤原氏が無料イラストと酷似したデザイン画を事業者に納品する際、有名デザイナーの作品で「1点300万円」などと説明していたことが2日、分かった。別の事業者から現金120万円を借りた際は「一生恩は忘れません」と謝意を示したものの、その後、返済せず、連絡を一方的に絶っていたことも判明。事業者は藤原氏の対応に「絶対に許せない」と憤りの声を上げている。

 

高橋肉店(龍ケ崎市)によると、藤原氏は2016年11月、委託された店舗ロゴのデザイン画を同社に納品。その際、藤原氏はデザイン画の制作者について、「(1点で)300万円の一流クリエーター」とうたい、別の事業者もデザイン画の制作料として「1アイコン300万円を支払っている」と、高橋肉店の担当者に説明したという。
高橋肉店は、デザイン画の制作やブランディング業務などの代金として藤原氏に数十万円を支払った。しかし、デザイン画と字体は、インターネットサイトで誰でも自由に入手できる「フリー素材」「フリーフォント」とそれぞれ酷似していることが判明。その後、店舗ロゴを変更した。
同社は「(当時は)有名デザイナーのオリジナルと聞いて採用した」としている。

 

一方、洋菓子店・備前堀LAB(水戸市)の水越建一社長によると、昨年8月上旬、資金繰りが悪化したという藤原氏に現金120万円を無担保で貸した。藤原氏からは「本当に助かります」「一生恩は忘れません」と、謝意を伝えるメッセージがスマートフォンに届いた。
しかし、藤原氏は同10月上旬、一転して「万策尽きてしまいました」「債務整理せざるを得ない状況」「心苦しく申し訳ありません」とのメッセージを水越社長へ送信。借金返済を求める水越社長からの電話や無料通信アプリ「LINE(ライン)」のメッセージに一切応答しなくなったという。
藤原氏はその後も現在まで、コンサルタント業務を続けており、有名飲食店の料理やラジオ番組で共演した芸能人との写真などをフェイスブックで公開している。

 

水越社長は「事業途中ではしごを外されたし、借金も返済しない。謝って済む問題じゃない」と語った。
藤原氏は、これまでの茨城新聞の取材に対し「私にとって不利益な内容なのでコメントできない」と話した。

 

〔後略〕
-----

 

高橋肉店
ロゴ

藤原 浩提出

Fujiwaratakahashimeat

 

「イラスト沖縄」上のフリー画像
Illustokinawa

 

悪質だなあ。
因みに、高橋肉店の問いに対し、その「一流クリエーター」の名前はどうしても明かさなかったそうで🌀🌀。

 

(続く)

« 【加筆編】むすんで、つないで:第六結節(空気の器) | トップページ | 【Catastrophe編】地方のチカラを引き出せなくて・・・(2) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【加筆編】むすんで、つないで:第六結節(空気の器) | トップページ | 【Catastrophe編】地方のチカラを引き出せなくて・・・(2) »

2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想