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2020年2月29日 (土)

【やや速報編】ババンバ バンバンバン!はぁビバノンノン(登別市ナンバープレート)

ちょいとInterceptして、Expertの新作、入りました!半年ぶりっす(cf. 2019.09.28「令和の夜明けぜよ」・2019.09.29「令和の日暮れじゃん」)。10日前に発表されたばかりでございます。年度末も近づいとるしのぉ。

 

北海道登別市
市制50周年記念ご当地ナンバープレート
垂水秀行(45歳:香川県丸亀市:グラフィックデザイナー)
Taruminoboribetsucitynumberplate

 

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地獄谷の[雪景色]と、[鬼花火]を組み合わせ、静と動の表情を一つのシーンに描きました。
雪を装った岩肌の中に、[Noboribetsu]の文字が隠れています。黄色や桃色の下地色でも、番号や図柄が鮮明に見えるように、そして、[手筒花火]の迫力が伝わるように、丁寧に表現しました。
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えー、垂水さん、一体どうしちゃったんです、秋田のなまはげ👹なんか描いて(爆)。

 

それに「雪を装った岩肌」って何なんだよ。「雪を粧った」か、せめて「雪をまとった」でしょうが。「雪のように見えながら実は塩だった」「福添と見せかけて実は塩崎だった」のような場合に使うんですよ、その字は💣💣💣。ああ、垂水センセが間違ったのではないと信じたい。

 

「黄色や桃色の下地色でも」ってのはこういうことです↓。

 

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原動機付自転車用のナンバープレート(50cc以下、90cc以下、125cc以下)のデザインを募集します。
※3種類全てに同一のデザインを使用します。
市制施行50周年以降も長期間にわたって使用されることを念頭にデザインしてください。
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・下地の色(白、黄、桃の3種類)を考慮したデザインにしてください。
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つまり排気量ごとに地色が決められてるからですが、51~90ccの黄色地の場合、炎の中は何色で描かれるのだろう?(実際には、黄色ナンバーとなるバイクは現在ほとんど販売されていないらしいが。)
そして、率直に申しあげると、男性原理の象徴、みたいな(あるいは男子の通過儀礼には最適、みたいな)噴き上げる手筒花火の男衆の威勢よさ勇壮さカッコよさ、一言でいうなら陶酔感を表すことには成功していないと思う([鬼]になった瞬間にその感興は失われたのかもしれないが)。とにかく、へっぴり腰じゃん。

 

申しあげたいことはもう一つ。
あのね、「ご当地ナンバープレート」てのは今どき厳密には自動車用を指すんですよ、登別市の市民生活部税務グループさん and/or 総務部企画調整グループさん。国土交通省にお目玉食らっちゃいますよ。

 

手筒花火のことは前々から(昔ビールか何かのCMに登場してたよな)調べなきゃと思っていたのだけれど、どうやら発祥は三河の愛知県豊橋市あたりらしい。

 

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(Wikipedia)

 

伝統的に手筒花火が行われているのは、愛知県東三河地方とそれに接する静岡県遠州地方の浜名湖沿岸地域であり、同じ遠州地方でも、天竜川以東では伝統的なものは少なく、もし行われているとすれば、手筒花火が広く知られるようになった近年、伝統的に手筒花火を行っている団体を招くなどして新たにイベントとして打ち上げるようになったものがほとんどである。また同様のことが愛知県西三河地方にも言える。
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ふむふむ。登別のそれの由来も、どうもはっきりしない。単なる観光用の人寄せではないのかという臭いがしてきて。

 

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(同協会サイト 抜粋)

 

幸せを願い、人々の厄を持ち去りしために、打ち上げる―。鬼花火伝説の語り継がれる地獄谷に棲む「湯鬼神(ゆきじん)」たちが、噴火のごとく迫力たっぷりの鬼花火を夜空に放ちます。

 

日付 2019年6月1日~7月26日 期間中 木・金曜日
※2019年6月1日(土)はオープニング開催

 

時間 20:30~

 

会場 地獄谷展望台

 

観覧料金 無料
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わかったのは、日本語がかなり不自由ってことだけ・・・。
昨年は悪天候に祟られ、7月に入ると実施率が半分になっちゃったんですが・・・

 

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7月4日(木)
本日予定してりました「地獄の谷の鬼花火」/午後8時30分は、雨天のため 中 止 といたします。

 

7月12日(金)
本日予定してりました「地獄の谷の鬼花火」/午後8時30分は、雨天のため 中 止 といたします。

 

7月19日(金)
本日、予定をしておりました「地獄の谷の鬼花火」/午後8時30分は、雨天のため 中 止 といたします。

 

7月26日(金)
本日予定してりました「地獄の谷の鬼花火」/午後8時30分は、雨天のため 中 止 といたします。
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原文ママですよ(苦)、やっぱり不自由。
しかし、である。苦あれば楽あり。

 

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(2020.02.10 同協会サイト)

 

登別の「地獄の谷の鬼花火」が地域活性化センターによる「第24回ふるさとイベント大賞」(1996年創設)で応募総数120の中から、なんと、大賞(内閣総理大臣賞)に選ばれました!
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同協会サイトに載っている、一般財団法人 地域活性化センターの発表資料には次のように出ている(抜粋)。

 

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令和2年2月6日

 

※受賞イベントに関する公表(報道解禁)は、令和2年2月10日(月) 14:00以降として頂きますよう、お願い致します。

 

各賞
受賞イベント名
市町村
主催団体

 

大賞(内閣総理大臣賞)
地獄の谷の鬼花火
北海道登別市
一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会
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うわっ、Embargoなんて、何十年ぶりに実例見たって感じ。今どき For Immediate Release でしょ。
しかも、センター側のサイトには「※」印以下の一文を外したメディア向け2月10日付バージョンがアップロードしてあるのに、協会サイトのものは関係者向け2月6日付バージョンをそのまんまスキャンして掲載してるんですよね。そりゃマズいでしょう。やっちゃいけんことですよ。情報管理がなってない。

 

さらには、同センターのサイトに、開催回数として「14回」と出ているのを遂に見つけた。つまり平成も後期になってから始まったイベントだったわけだ、やっぱり。
ともあれ、このナンバープレートが発表されたのはバズーカ花火がふるさとイベント大賞に選ばれたすぐ後の2020.02.19だから、その余勢を駆っての本件決定だったかと思われます。

 

因みに、ご当地を訪れるとたくさんの「鬼」が騒々しく、じゃなかった賑々しく出迎えてくれるらしい。PRキャラクターも鬼の「登夢(とむ)くん」である。地方の湯の里(しかも北国の)に都会人(や外国人)が求めているものとはいささかズレがあるように思えてしまうけど、そりゃま考え方はいろいろあるでしょう。でもツルはネットでいろいろ見てみて、正直、ご当地を旅したくなったりはしませんでした。

 

このこと、作者の目にはどう映ったろうか。例えば、鎌倉市ナンバープレート(cf. 2015.10.25「いはばしる バイクの臀の プレートの;C」で、 「小豆島 島T計画」の「審査員特別賞「小豆島をつくる人々」(cf. 2016.01.02「遠い祭りの音と 郷土の匂いと:中」)で、垂水が着目したのは観光やイベントごとではなく地元に暮らす人々の日常だった。花火を手にした人寄せ鬼の図は不本意なものではなかったかという思いが消えない。

当然、このイベントは夜間の開催なんですが、本作ではそこは表されなかったようです(cf. 2015.10.27「いはばしる バイクの臀の プレートの;D」)。

 

さらに言うと、この時は同時に;

 

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(2020.02.20 室蘭民報 抜粋)

 

この日は、50周年記念キャッチフレーズやオリジナルの婚姻届・出生届のデザインも発表。キャッチフレーズは札幌市在住の根本信男さん(67)の「湯のまち、youのまち、登別。」に決定。オリジナル婚姻届には、市内在住の後藤奨平さん(22)、出生届は日本工学院北海道専門学校CGデザイナー科の伊藤春那さん(18)の作品がそれぞれ選ばれた。婚姻届・出生届は4月から使用開始する。
市企画調整グループは「市制施行50周年をPRするアイテムが出そろったので、さまざまな場面で活用・周知をしていきたい」と話している。
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とあって、げんなりします。婚姻届も出生届も登夢くんイラストつき、しかもこの前月には50周年記念ロゴマーク決定(by 白石 長(しらいし たける):42歳:大阪府)、これも鬼モチーフで。

徹底的に鬼オシで周年アイテム一式取り揃えて、あとは岡山あたりのどこぞの自治体と友好関係結んで「どっちが勝つか!?鬼 vs 桃太郎 ご当地対決大綱引き」なんてイベントでもぶちかましゃあメディアも注目してくれるは観光客もドカドカ来てくれるはで、ご当地が抱える課題も雲散霧消することでしょうよ。

 

― Title Inspired by「いい湯だな」ザ・ドリフターズ(1967.06.10リリース:作詞 永 六輔:作曲 いずみ たく;cf. 2019.06.08~09「似て非なるもの - ダークダックス vs デューク・エイセス vs ボニージャックス」)―

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