« 【加筆編の加筆編】ふにゃふにゃの王様リターンズのリターンズ;大町温泉郷 vs えびの市 | トップページ | 【加筆編】むすんで、つないで:第十六結節:前節(PPP PATTERN DISH・study for hydrangea・FRAMEFLAME・ICCカード) »

2020年3月15日 (日)

【加筆編の加筆編】むすんで、つないで:第十三結節の綻び

(承前)

 

えー、愚blogには珍しく、この作品の解説を一切してなかったですな。

 

Tokolomeijichocolatebox

 

株式会社明治
東京2020オリンピック公式ライセンス商品
ザ・チョコレート ボックス
野老朝雄

 

あの💦、ただ単に書き忘れてupしちゃっただけっす💦。もちろん、そのミスはすぐに気づいたのだけれど、もっと面白いミスネタを発見して、一緒にして書くべえと考えた次第。

 

まず、次のような企画意図だった。

 

-----
(2020.01.10 同社発表資料 抜粋)

 

株式会社明治(代表取締役社長:松田克也)は、2020年7月に開催される東京2020オリンピック・パラリンピックの公式ライセンス商品「東京2020オリンピック公式ライセンス商品ザ・チョコレートボックス」など計4品を、東京2020オフィシャルショップ及び一部百貨店にて、2020年1月14日から発売します。パッケージには東京2020エンブレムの[組市松紋様]をあしらい、訪日外国人が日本文化を感じられる仕様となっています。
本商品のパッケージは、東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレムである組市松紋をデザインした野老朝雄(ところ あさお)氏が手掛けました。江戸時代から広まったといわれる伝統的な市松模様をベースにデザインされたシンプルながら非常に美しいデザインとなっています。
セットされたチョコレートは、ミルクを使用したダークミルクチョコレートと使用していないダークチョコレートをアソートしておりますので、香味の違いをお愉しみいただけます。
包装形態は、ボックスとスリーブタイプであるアソートセットの2種類があり、オリンピック仕様とパラリンピック仕様をそれぞれご用意しております。お土産やギフトとしてのシーンを想定したボックスには、[組市松紋様]の「折り紙」を封入しています。こちらは、先の東京2020オリンピック・パラリンピックを見据えて「もらって嬉しい日本らしいもの」を追加したいと考え、日本の文化として代表的な「折り紙」を選びました。また、初めて「折り紙」を手にする方々が楽しめるように、折り鶴の折り方説明書も同封しています。

 

〔後略〕
-----

 

ああ、日本って豊かで文化的な国ね(爆)。ここんとこコロナちゃん大暴れで『訪日外国人』は激減してますが(ツルが毎日乗降してるJR博多駅でも、朝、ガラガラ引いたアジア系観光客の家族連れなんてのはめっきり減ったと実感する)。今や学校もお休み、不要不急の外出も自粛をってなことで、戒厳令寸前状態。トイレットペーパー買い占め騒ぎなんて、子供の頃、1970年代前半のオイルショック時と何も変わってないじゃん、と思った熟年世代は多いハズ。

 

もとい。
描かれたのは、【第十三結節】本編に書いたとおり、モリサワ文字文化ポスター↓と同じ配列、同じ配色の[組市松紋様]。

 

モリサワ文字文化フォーラム

 

そこまではまあいいでしょう。
ところが、上記発表資料は一度訂正された後の内容。

 

-----
(2020.01.14? 同社発表資料 抜粋)

 

【訂正配信】
2020年1月10日に配信した本件リリースに誤りがございましたので、下記の通り訂正し、再送させていただきます。
ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

 

■文削除
【誤】同じベネズエラ産カカオを中心に使用したチョコレートですが、
【正】(削除)
 
■商品詳細の内容量を訂正
①「東京2020パラリンピック公式ライセンス商品 ザ・チョコレートボックス」
【誤】コンフォートビター・ベルベットミルク 各6枚ずつ
【正】エレガントビター・サニーミルク 各6枚ずつ
 
②「東京2020パラリンピック公式ライセンス商品 ザ・チョコレートアソートセット」
【誤】コンフォートビター・ベルベットミルク 各3枚ずつ
【正】エレガントビター・サニーミルク 各3枚ずつ

 

〔後略〕
-----

 

恥ずかしいですね、これ。訂正発表の中にまた微妙ううな誤りがある。わかります?『内容量を訂正』なんて、してないじゃん(微伏線)。

 

その問題は後に回すとして、一体、この誤り、特に『文削除』はどんな意味合いなのか。
ツルの独自調査によると😆、原文で中段に書かれていたのはどうやらこういった内容だったらしい↓。(今や、同社サイトや大手メディアでは訂正前のものが探し出せないけど。)

 

-----
セットされたチョコレートは、ミルクを使用したダークミルクチョコレートと使用していないダークチョコレートをアソート。同じベネズエラ産カカオを中心に使用したチョコレートですが、香味の違いをお愉しみいただけます。
-----

 

へ?となると結局ベネズエラ産なのベネズエラ産でないの、どちらなの!?!?
さらに調べてみると、次の事実が浮かび上がる([ ]内はツル追記)。

 

-----
【誤】コンフォートビター[ベネズエラ産]・ベルベットミルク[ベネズエラ産]
【正】エレガントビター[ブラジルトメアスー産・ドミニカ産のブレンド]・サニーミルク[ブラジルトメアスー産・ドミニカ産を配合]
-----

 

であれば何だ、ウィスキーでいうシングルモルトとブレンデッドの差、みたいなもんかしら(多分、否)。全部ベネズエラ豆のシングルでいこうと思ってたら原料確保が厳しいとか何とかの理由でパラリンピックVersionはブラジル・ドミニカカクテルに作戦変更することを余儀なくされたのか、あるいは記者発表資料作成上の単なるミスだったのか。

 

なんでこんなことになったのだろう?もっと掘り下げてみると。

 

〔Before〕
Tokolomeijithechocolatebefore
 ↓
〔After〕
Tokolomeijithechocolateafter

 

 

そうか、そもそも商品構成に合わないフォーマットで発表資料の表を作っちゃったのが全てのミスの始まりだったんだ。ダメダメじゃん。

Beforeの元画像を拡大してみたら、赤いパッケージに辛うじて「Elegant」の文字が読み取れたので、当初からパラリンピックの方は Elegant Bitter と Sunny Milk のブラジル・ドミニカ連合で計画されていたものと推測されます。つまりはひとえに広報部門のミスだったってことですな。
もう一つ、もともと『内容量』の欄にチョコの種類まで書いてあったために、前述の微伏線のような違和感と誤解も生じやすくなったわけだ。

 

 

ツルの持っている知識では、カカオ豆市場は先物取引が現物の10倍近くあり、長年過大なVolatilityが指摘されている。陰樹であるカカオ/Theobroma cacaoは他の多くの熱帯作物とは異なり大規模プランテーション栽培には適さないそうで、勢い投機的取引のシワ寄せは零細な生産農家に来ることになる。アナタの好きなチョコレートは “Fair Trade” には程遠い食品なんですよ。“Theobroma” は「神の食物」を意味するというのに。

 

明治の「ザ・チョコレート」シリーズは、カカオをモチーフにした強いパッケージデザインでコンビニやスーパーのお菓子売り場の景色を変えたとまで思っていただけに、この不始末は大変残念。

自分のやった仕事の跡を見返すこと(それって社会人、特にスタッフ部門としては必須でしょ)をしていないのが見えちゃうようなミスだし、管理職は何をしていたんだと思っちゃうし、言葉を大切に扱っていない感があるのも後味が悪いです。結局はおまけ商売なのね。

 

-----
株式会社 明治は、東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナー(乳製品・菓子)です。
-----

 

底が知れるぜ。

« 【加筆編の加筆編】ふにゃふにゃの王様リターンズのリターンズ;大町温泉郷 vs えびの市 | トップページ | 【加筆編】むすんで、つないで:第十六結節:前節(PPP PATTERN DISH・study for hydrangea・FRAMEFLAME・ICCカード) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【加筆編の加筆編】ふにゃふにゃの王様リターンズのリターンズ;大町温泉郷 vs えびの市 | トップページ | 【加筆編】むすんで、つないで:第十六結節:前節(PPP PATTERN DISH・study for hydrangea・FRAMEFLAME・ICCカード) »

2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想