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2020年3月21日 (土)

【加筆編】むすんで、つないで:第十六結節:前節(PPP PATTERN DISH・study for hydrangea・FRAMEFLAME・ICCカード)

(承前)

 

[有田×野老]展のポスターでは、これも気になるところ。

 

Tokoroppppattern3

 

「つながる」[十文字]ピースが動きを停止しながらも執拗に連鎖を繰り返す。何だか、血液中の血小板が互いに絡み合って止血するの図、みたいな(よく知らんが)。
これも次の姿で展示されたのだけれど・・・

 

PPP PATTERN DISHES
Tokoroppppatterndishes

 

パターンは完全に同じではない。ポスター図案の方は、右下に回転対称を乱す要素が含まれている!よくよく見れば、十文字ピースを6つ融合させた雪の結晶のような六角形の大ピースが1個潜んでいることにも気がつきます。この乱拍子も、野老のいう「律」なんですかねえ。

 

実はこの十文字↑には別途ルーツがある。寺倉ゆかり(ジュエリーデザイナー)と野老朝雄(アーティスト)によるジュエリーブランドのブログより。

 

FRAMEFLAME
TOKOLO patterns
study for hydrangea
Tokoloframeflamehydrangeastudy

 

画質わろしですんまへん。江戸小紋的ながら、これも十文字の群れなんですよ、基本。
このショップは寺倉の自宅兼工房@東京都文京区が拠点だそうだから、基本的には寺倉の手によって加工され運営されていたんだろう。

 

ブログには;

 

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(2012.06.11)

 

フレイムフレイムのオリジナルジュエリーは野老朝雄のパターンから生まれています。
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とあるので、野老はブランディングアドバイザー的な立場でもあったんでしょう。

 

“study for hydrangea” は2013.01.29の同ブログ記事に出ており、上掲の PPP PATTERN DISHES とはよく似ているけれど異なります(^_-)。三角形や六角形をベースにした(とツルには思える)このパターンがなんで “Hydrangea” なんだと思わなくもないけど、[十文字]ピースを使ったところが(色合いも?)アジサイなのかな。

 

この[十文字]形は、 “flat 4pod ring” というメタルジュエリー(さらにルーツとして “4pod series” や “6pod series” がある)のデザイン図でもあるらしい。展開形はいろいろ出てます。

 

Tokoloframeflameflat4pod1

 

Tokoloframeflameflat4pod2

 

後者については;

 

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(2012.06.11)

 

6pod series was born from this tokolo pattern.
[PIECING PIECES +++ 2002]
-----

 

とあるので、2011年にこのブランドがスタートするより前からあったようです。組み方が正十二角形をベースにしている点、(幻の?)2020東京五輪組市松紋と相似性を持つとも言えよう。
各ピースをつないでいく角度の取り方は案外シンプルな法則なのではないか、補助線を適宜入れていくとまるで違う姿が見えてくるのではないかという気もするけど、これ以上深掘りはよそうかな(^^;)。

 

「4」を基本要素に持つ「個」が、「3」の倍数という「群」に変わっていくというところがこの場合の腕の見せどころで、それが「律」というもののはず。けれども、“study for hydrangea” は意外に複雑な構造をしており、このパターンをコピーして無限連鎖させ平面充填することを考えた場合、どこからどこまでが最小単位なのか簡単にはわからないようにできている(気がする)。言い換えると、1単位作るのに何個の十文字ピースが必要かという問題で。
複雑ということは、一面、贅肉が削ぎ落とされていない、洗練されていないということであるのかもしれない。つぶさに見ると、十文字ピースだけではなく、単なる「点」も用いて構成されてます(少し密度の疎らな感じのする三角形エリアに3個ずつ入っている)。おそらくこれは、前述のジュエリーデザインが当初は小さな球体のジョイントパーツを持っていたことと関係するのだと思う。

 

さらに、このブランド自体のロゴデザインは、同様のフォルムの5podになっている。

 

2012.12.24
Merry Christmas!
Tokoloframeflame2012xmas

 

2014.01.02
HAPPY NEW YEAR!
Tokoloframeflame2014newyear

 

五角形は定規とコンパスだけじゃ描けないぞ。分度器が要るな。

 

2012クリスマス版からは、2017年1月決定のこれ↓のことが思い出されたり。

 

【第九結節】
東京都文京区
シンボルマーク 発展例
野老朝雄
Tokorobunkyowardsymbolmarkvariation1

 

どちらも10ピース構成ですし。

 

2014新年版の中に出てくる水鳥の足跡形のピースは、家紋の「初雪」紋(cf. 2009.02.19「続 家紋夜話」)のような六角形由来のものであろうことが見てとれる。

 

Hatsuyuki_20200323015801

 

他にもX染色体のような四本足のものなどあって、どんどん展開していったわけ。

 

Tokoloicccard

 

2011年8月の「トランス・スケール(ものさしをかえてみよう)」展@NTTインターコミュニケーション・センター@東京都新宿区(cf. 2017.09.12「阿波より藍をこめて・野老より永遠に;凝縮」)の際に販売されたカードのようです。これも六角形由来ってことやね。

 

(続く)

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