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2020年6月 7日 (日)

【顚末編】デザインとパロディの関係/批判と忖度の境界(NUMBER 1 SHIMBUN):その後

cf.
2020.05.23~24「デザインとパロディの関係/批判と忖度の境界:上・下」

 

これ↓のことなんですが、思いがけない展開を見せたようで。

 

日本外国特派員協会
NUMBER 1 SHIMBUN
April 2020 Vol. 52 No. 4 表紙
Andrew Pothecary
Pothecaryno1shimbuncover

 

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(2020.05.20 日本経済新聞)

 

日本外国特派員協会の月刊誌に東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザインが掲載され、大会組織委員会が20日までに、取り消しを申し入れたことを明らかにした。
問題となったのは、新型コロナを特集した同協会の月刊誌「NUMBER 1 SHIMBUN」の4月号の表紙。野老朝雄さんが手掛けた大会エンブレムにウイルスの形を織り交ぜて、その下に新型コロナウイルスを意味する「COVID-19」と記している。
組織委は「多大な被害が出ている中で、多くの人々、特に大会を目指す世界中のアスリートへの配慮を欠く」と指摘。著作権侵害にも当たるとし、「社会的な影響が大きい」として同協会に取り消しを申し入れた。〔共同〕
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組織委員会、ドラッグストア業界ではないが、そして政治家でもないが、『我が世の春』ですなあ(ワカルかな)。会長は相変わらず森 喜朗である。

 

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(2020.05.20 毎日新聞 抜粋)

 

〔前略〕

 

ツイッター上では「防疫より五輪開催を優先した日本政府の姿勢を皮肉っている」「趣味の悪い行為」「(撤回の要請は)目くじらを立てすぎ」などさまざまな意見が出ている。組織委によると19日現在、協会から回答は来ていない。
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実は本件、前回愚blogの記事をUPした05.23~24の時点で既に報道されていたんですが、全く気づいていませんでした。やれやれ、情報弱者┓( ̄∇ ̄;)┏

 

で、ツルは偶然↑のネタを見つけて、外国人記者クラブでは取り合わないんじゃないかと思ったんですね。「報道の自由」とかを盾に取って。
だから、同協会のサイトを再訪して、この号の表紙から件のマーク(だけ)がそっくり切り取られているのを見つけて、むしろそのことの方に驚いた。PDFまで、ですよ。

 

NUMBER 1 SHIMBUN April 2020 Vol. 52 No. 4.pdf

 ↓

NUMBER 1 SHIMBUN April 2020 Vol. 52 No. 4 _revised.pdf

 

しかし、この件も既に報じられていて💦。

 

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(2020.05.21 日本経済新聞)

 

日本外国特派員協会の月刊誌の表紙に東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザインが掲載された問題で、同協会は21日、著作権法上の問題がある可能性が高いことを理由に、デザインの取り下げを表明した。ホームページから当該の表紙を削除した。

カルドン・アズハリ会長はオンラインでの記者会見で「今回の問題で不快な思いをされた各方面の方々に心よりおわび申し上げる」と謝罪した。一方で「著作権を巡る問題のみと考えている」と述べ、表現上の問題はないとの認識も強調。パロディーや風刺に関し、欧米ほど寛容でない日本で「議論が進むことを期待している」とした。

大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は同日、謝罪と撤回のファクスを協会から受け取ったことを明らかにし「われわれが望んだことであり、適切な判断をいただいた」と述べた。

問題となったのは、新型コロナを特集した4月号の表紙。市松模様が特徴の大会エンブレムにウイルスの形を織り交ぜ、その下に新型コロナウイルスを意味する「COVID-19」と記されていた。組織委は、著作権侵害に当たるとして取り消しを求め「多大な被害が出ている中で、多くの人々、特に大会を目指す世界中のアスリートへの配慮を欠く。自らの品位をおとしめる行為だ」と強く非難していた。〔共同〕

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あー、「表現上の問題」については平行線なんですね。ツルは、前に書いたとおり『これを「露骨過ぎ」とまでは考えない』という見方ですし、「自らの品位をおとしめる」という文句垂れは文化全体に対する冒瀆じゃないかと思うけど。

 

「著作権を巡る問題」だけのために取り消しに追い込まれたというのなら、45ピースのエンブレムのうち2~3個を削っておけば組織委員会に対する抗弁にもなったろうかと存ずる次第😜。だって、東京五輪開催側が著作権を有するのは、「組市松紋」のうちたった2種類だけなんでしょ??口出しできるのは野老センセだけだったはずじゃないの?それとも、あのデザインシステムのトータルを100万円ポッキリでゲットしたとでも?😜(cf. 2018.02.09「オリンピック/パラリンピックエンブレムの組市松紋のパズルを作ってみた(中段)」)

 

さらに、スポーツ紙ではこんなことも報じられている。

 

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(2020.05.22 スポーツニッポン)

 

〔前略〕

 

月刊誌の編集長は辞任したという。
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ありゃま、そういうことっすか。外国人記者クラブにとっちゃあ、屈辱の春、やね。

 

まあ、客観的に見て、2021年、公益財団法人 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会にとって屈辱の夏が来るんじゃないと?てなことでがんがらがん。

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