【疫癘退散編】Intermezzo; Amabie Prestissimo #3(厚生労働省アマビエ コロナ対応)
(承前)
前々回取り上げた日本高血圧学会版のアマビエ制作文中に、「厚生労働省の感染拡大防止の啓発用アイコン」とあったのはこれのこと。
厚生労働省
感染拡大防止アイコン
アマビエ
♪ハァーーー 猫も杓子も アマビヱ様よ
キャラに黄金が ヱーマタ 生り下がる
なぜか原図とは左右を逆転させ、ワーディングはこの他にも「もし自分のおじいちゃんおばあちゃんにうつしちゃったら・・・・・・と想像してみる。」「この今も闘っている医療現場のためにも。」などなど、Politically Correct な各種バージョンが制作された。「拡」の字で「ひろめる」と訓ずることは無理があると思うけど。
こういう、広告会社丸投げ臭ぷんぷんの Sentiment に訴えかける路線のコピーって、往々にしてこっちの心の中にずかずかと土足で踏み込んでくるようなところがあって、心してかからんと、といつも思う。早い話が、医療現場のためにマスクしてるんじゃないわ、ツルは。
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(2020.04.09 ハフポスト日本版 抜粋)
〔前略〕
厚労省は4月9日、公式Twitterにアマビエのイラストを掲載。「知らないうちに、拡めちゃうから。STOP! 感染拡大」というキャッチフレーズが書かれており、次のように訴えた。
「アマビエをモチーフに、若い方を対象とした啓発アイコンを作成しました。自分のため、みんなのため、そして大切な人のため、できることを私たち一人ひとりがしっかりやって、ウイルスの感染拡大を防ぎましょう!」
アマビエの画像は厚労省の公式サイトにも掲載された。
Twitterでは「とうとうアマビエ様が政府公認になった」と喜ぶ声が続出する一方で、「厚労省の今やる事がこれなんだ...」と呆れる声もあった。
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ふふふ。
HuffPost(旧称 Huffington Post)は一応リベラル系メディアということになっていて、日本版は朝日新聞社との合弁により発行されている。ネットメディアと従来型メディアの中間的な立場なんじゃないかと思うけれども、論調はいかにも朝日っぽい感じやな。
でもツルも、「何やってんだ?厚労省の小役人どもは。」ぐらいは思うしねえ。
もとい。
ばってんツルも、「何ばしよっとや?厚労省の木っ端役人どんが。」てろん思うけんねえ。
・・・と思ってテレワークしてたら、それでは済まないことになっちゃってた。
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(2020.05.01 厚生労働省 Twitter)
みんなでStay Home。
大変だけど、それが何よりの感染防止。
アマビエからのこの呼びかけは、
拡散希望です。
「みんなで」という大義名分の同調圧力。そして、なんかちょろっと動画様のモノ作って拡散したんですね。高血圧学会の手づキャラには及びもせぬが。しかし、それがネット民の逆鱗に触れて大炎上した。
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(2020.05.01 ガジェット通信 抜粋)
〔前略〕
アマビエと、「STAY HOME」の文字がそれぞれプルプルと震えているGIF画像をアップした。
これに対し、
「これ不要不急でしょ。作るのにいくらかけた?」
「広告会社に払う金あったら医療施設支援に回しなさいよ」
「物凄く頭が悪く強烈にセンスが無い。緊急事において悪ふざけ?」
「優先順位を考えてください。まともに検査も診察も受けられず、犠牲になる方がどんどん増え続けているのですよ」
「こんなん作る金と暇あるなら、一枚でも多く医療機関に防護服配れよ」
「厚生労働省のすることじゃないです」
などの批判が殺到していた。
〔後略〕
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あーあ、こういうのを「社会が殺気立つ」ちゅうんやろうなあ💨。日本が一番苦しかった時だし。
こんなもの↓も発信されて、差別を助長しかねないとしてやはり叩かれていた。
まあ、ツルだって軽蔑の眼差しを投げますもん、こうしたアレコレ。不要不急だったのは否定しようがないし。
≪一体、どこに作らせたん?≫
もし内製だったら、それはそれでまた例の学会みたいでアレであるが。
アノ電通はアマビエを商標登録しようとして、批判の嵐にさらされ取りやめたとか。後味悪いな、どっちの話も。
おまけです。
さる書き込みから。
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なんで「あまびえ」なのかな?
AMABIE
↓並べかえると
IMAABE
「いま安倍」
とかかなあ。。
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うはは、座布団一枚。「時代はAMABIE」「時代はIMAABE」。
(続く)
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