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2020年7月 2日 (木)

【顚末編】ウサギ・バトルのその後

cf.
2016.05.01〜02「野心と不安 → 挫折と希望」
2017.05.29〜30「もう一度、野心」
2017.05.31「もう一つの野心」
2017.10.01〜02「もち-うさぎ latest update」
2018.05.09「糸の切れたキャラは何処へ行くのか」

 

あの「もち-うさぎ」の20周年記念日だった2020年3月3日から遅れること三月ほど経った頃、こんな代役が作られつつあるのに気づいてかなり仰天した。

 

新潟県西蒲原郡弥彦村
マスコットキャラクター
(愛称未定)
Yahikovillagechara1

 

Yahikovillagechara2

 

新型コロナウイルス感染が緩やかに収まりかけていた今年5月下旬、着ぐるみが既に完成した姿で発表された非公募キャラで、二次元画像は公表されていない。(コロナ禍拡大で当初のスケジューリングが狂ったであろうことは想像に難くない。)
もち-うさぎとの契約が終了してから2年余り、空席が続いていた弥彦村公式キャラクターの座がやっと埋まったわけですが・・・。

 

≪また[ウサギ]なん?!?!≫

 

ええ、でもそれだけではなくて。

 

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(2020.05.25 ケンオー・ドットコム 抜粋)

 

新潟県弥彦村の[うさぎ]伝説に登場する「良幸餅(うさちもち)」をモチーフにした新たなマスコットキャラクターが誕生。名前はまだなく、5つの候補から村民の投票で決める。

 

ふっくらしたほおを赤く染め、弥彦村に人を引き寄せるという願いを込めて耳は人と人を結びつけるという意味の[水引]の形をしている。
首から[鳥居]を下げ、[はっぴ]と、[みこ]風の2種類の衣装を用意し、いろいろなイベントに対応して活躍できるようにした。着替えるキャラクターは珍しい。

 

2015年5月から弥彦のPRマスコットキャラクターとして「もち-うさぎ」が活躍していたが、18年4月で契約を終え、新たなキャラクター制作に取り組むことになった。
イベント会社と相談しながらコンセプトを決め、頭部のデザインを委託した。小林豊彦村長の子どもたちの意見を反映し、子どもたちから愛されるキャラクターをつくりあげたいという思いもあり、胴体部分は昨年10月に弥彦中学校美術部の部員からデザインしてもらった。

 

新型コロナウイルス感染症の影響でイベントが軒並み中止、延期されているので、新ゆるキャラのデビューXデーはしばらく先になりそう。

 

〔後略〕
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≪ええぇ、[餅]までかぶっとるんかい!!≫

 

思い切ったねえ。桜餅をモチーフにしていた先代への面当てのように見えなくもない。

 

弥彦村に兎伝説があるとは不勉強にして全く知らなかったので軽くググってみると、引っかかってきたのが弥彦観光協会のサイト「弥彦浪漫」。

 

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弥彦名産「玉兎」の由来
大昔、霊峰弥彦山に沢山の兎が棲んでいたが、毎日、里へ下りては神領農民達の大切な田畑を荒らす為に、ほとほと困り果ててしまった。
農民達の苦しみをお聞きになった彌彦大神様は、早速弥彦山にいる兎達を全部集められて、大切な田畑を荒らすことのないようにとお諭しになったので、すっかり恐れ入った兎達は、以後絶対に里へ下りていたずらをしませんと固く誓い、それから後はぷっつりと被害が無くなったと云う。
神領の農民達は彌彦大神様の御神徳を大変感謝し、大神様のお諭しを聞いて畏まっている兎達の丸くなった姿を米の粉で形作って献上した所、大神様はこの菓子を喜んでお召し上がりになられ、「良幸餅(うさちもち)」と名付けられたと云う。
良幸餅・・・ウサギ餅は、彌彦大神様の宏大無辺の御神徳を今の世まで語り伝える弥彦の名産品であります。

弥彦名産玉兎組合
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「彌彦大神」は越後国を開拓したと伝わる天香山命(あめのかごやまのみこと)のことで、これを祀ったのが越後国一の宮、ご当地にある弥彦神社。昔、東京株式懇話会の7月部会で訪れたことがある。大変立派なお社です。(わかる人にはわかるでしょうが、今年の「7月部会」は一泊旅行に行ったりするところはないんだよねぇ?それとももうそういう時代じゃないのかな。)

 

しかし、なんじゃい。ずっと前に書いたことがそのまま当てはまる気がする。

 

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【2013.10.13「下ぶくれの神様 再び」】

 

民話というものが有しているはずの、抽象化・普遍化や忘却による匿名化といった過程を経ていないように感じられる。話が生しいんですよ。だから微妙に小気味良くない。

 

うーん、例えば、この店が今も実際にあって、「創業寛永六年 ガラガラ餅本舗 須磨家」なんて大店になってるとする。で、店内に「門真名物 ガラガラ餅の謂れ」なんて額がかかってて、そこに書かれてるのがこの話、てなことだったらしっくり来るんですけどね。菓子折の中に入ってる栞でもええけど。
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でもそうなると、「ご当地の伝説」ではなくて「銘菓の謂われ」に過ぎないよね。いや、そう取られることを避けて「ご当地銘菓玉兎を模したキャラ」じゃなくて「伝説の良幸餅を模したキャラ」にしたのか(微伏線)。

 

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(2020.05.28 新潟日報)

 

〔前略〕

 

村では2015年から約3年間、同じくうさぎをモチーフにした「もち-うさぎ」が公認キャラとして活動した。版権の関係で18年に卒業したが、お別れイベントには県外ファンも含む約100人が村に集まり、卒業祝いのケーキをもらうほど愛されていたという。

 

当時版権を管理していた坂井商店(弥彦村)の坂井良一社長(64)は「もち-うさぎをしのぎ、新キャラクター目当てに観光客が来るくらいの全国的な人気になってほしい」と期待する。ただ、新型コロナウイルスの感染防止のため当面は大勢の観光客が集まるイベントは開けず、村は「まずは村内、県内を中心に知名度を上げたい」としている。

 

〔後略〕
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あまりに直球な坂井商店社長の発言にちょっと驚きます。もち-うさぎ作者MAKIと坂井商店の間にはだいぶドロドロがあったようだから、今度はうまくおやんなさいまし。彌彦大神の神威によって、もち-うさぎの轍を踏んだり、しんじょう君のような筋の悪い話に巻き込まれたりすることがありませんように。

 

お名前候補は「ミコぴょん」「弥彦みこと」「うさ玉」「ひこ姫」「うさちー」の5点。投票は6月26日(金)までだったのでもう締め切られてますが、結果はまだ発表されていません。
上記の経緯からして、「うさ玉」に決まる確率はかなり高いと思うぞ。

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