« 【疫癘退散編】COVID狂想曲 Op.19 Mov.9(たけちゃん・ムジナもん コロナ対応) | トップページ | 似て非なるもの - POP vs POS(あるいは Initialism vs Acronym) »

2020年8月 2日 (日)

【疫癘退散編】COVID狂想曲 Op.19 Mov.10(大分県 新しい生活様式対応)

(承前)

 

【Mov.7】で、仙台弁こけし版ポスターのことを褒めちぎった。それはそうなんだけれど、一歩間違うととんでもないことになるって話で。

 

大分県
「新しい生活様式」対応POP
Oitaprefpopbestscore Oitaprefpopworstscore

 

謳い文句はこうだ。

 

-----
(2020.06.05 大分県サイト 抜粋)

 

飲食店に掲示できる新しい生活様式対応のPOPが作成できるサイトができました!
https://anshin-oishi.comからサイトへアクセスできます!
POPの作成方法は簡単♪
実際に新型コロナウイルス感染症対策として取り組んでいることにチェックをつけるだけでPOPができます!
出来たPOPを印刷し掲示することで、営業者が衛生管理を「みえる」ようにでき、利用者の方にその対策を知ってもらい、安心してもらうことができます。

 

〔後略〕
-----

 

つまり、ネット上でカンタンにポスター(「POP」と言っているが実際には「ポスター」だと思う)が作れちゃうわけです。色はピンク・オレンジ・グリーンの3色から自由に選べる。
ま、そこまではまあいいんだけど・・・。

 

ちょっと脇道に逸れますと。

 

Jugosendadialectkokeshicorona1

 

仙台弁こけし版ポスターへのツッコミどころとしては、「スタッフみんなで対策してるっちゃ!」といっても、それは自己申告であって本当に対策が徹底されているのかどうか、信用に足るお店なのかどうかがお客にはわからない、確かめようがないというところにあるだろう。「出す料理が美味しいかどうか」なら自分の舌で確かめられるけどね。
まあ、絵柄入りで挙げられた5つはどれもこのところごく当たり前になった点ばかりだから、さして問題視するほどでもないような気はするが(しかしそれを言い出すと、やなぎはら作品群に目くじらを立てている愚blogこそどうなんだということになって存立の意義を失いかねないか^^;)。

 

で、大分県版ポスターの場合、上記のURLに飛ぶと;

 

-----
「安心はおいしい」

 

「安心はおいしい」をお届けするために

 

本サービスは新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドラインに沿った感染防止対策状況を確認できる自己診断ツールです。

 

Create a POP.
安心はおいしいPOPを作成する。

 

設問の回答を選んでいくことで「新しい生活様式」の基準に該当している箇所を簡単に利用者の方へ周知できるPOPを作成できます。
POPを作成し、店外や店内への表示
またホームページやお店の情報発信などにお役立てください。
-----

 

というページが出てきて、具体的には、8つ用意されたハコのうち例えば左上の『入店時 例 消毒対策をしています』(註:この部分の文言は変更できない)のところでは;

 

-----
お店で取り組んでいることすべてにチェックをしてください。

 

お客様の安全

 

1. 入店時
□ 店舗入口には、発熱や咳など異常が認められる場合は店内飲食をお断りする旨を掲示している。
□ 店舗入口や手洗い場所には、手指消毒用に消毒液(消毒用アルコール等)を用意している。
□ 店舗入口及び店内に、近距離での会話は控えることや大声は避けることをお願いする旨掲示する。
□ 店内が混み合う場合は入店を制限する。
□ 順番待ちをする場合は、間隔を空ける(床に間隔を示すテープを貼るなど)または整理券の発行等により行列を作らない方法を工夫する。
-----

 

のように、予め用意されたそれぞれ5つの項目にチェックを入れていくわけ。最後に『POP作成』をクリックすると、チェックのついた数に応じて、8つのハコの下部にある☆印が「無星」から「三つ星」まで各々3段階に分かれたポスターがゲットできるという次第。冒頭の画像ファイルも、こうしてツルがスマホ上で作ったPDFファイル(8 × 5 = 40項目にチェックを全て入れたBest Score版と、全て外したWorst Score版を作ってみた、作れちゃった(@_@))をJPGに変換したものです。
You got it? どぉ?!

 

≪馬鹿じゃなかろかと思いまス。≫

 

自己診断ツールに徹するなら、それはそれで有益なものとしてアリだろう。販促ツールであれば(仙台弁こけし版はこちらだ)、それも効能は明確にあるはず。お上からの踏絵にしたいんだったらもう勝手にして。しかしこの大分県版はそのどれにも当てはまらず(or どれにも当てはまり??ww)のどっちつかずなんですわ。一番始末に負えないと思う。
民間のお店だの施設だのが、仮に正直に回答したとして、☆印が歯抜けになってるようなポスターを平気で店頭に貼り出せるかっつうの。「嘘をつかせる」好子/Reinforcerしかないように思えるんだよね、このスキーム自体。誰でも作成できてしまうし、誰かが認定/認証するわけでもない。

 

40項目の各内容はそりゃ正しいでしょう。しかし、その全体を一枚の布に織り上げるには深い智恵が必要です。

 

あまつさえ;

 

-----
このポップは「外食業の事業継続のためのガイドライン」に基づき、各店舗が自己診断した内容です。
-----

 

とポスターにも書き込まれており、安易なリスクヘッジに走っている。
不正を起こさない仕組みを確保した上でなければ、こんなことはやってはいけないし、こんな一文も入れてはいけないと思う。さもなくば、ただのお遊びツールに過ぎない。

 

もう少し深く考えてもらわないと。何がしたいのか、頭をシャッキリさせてからにして下さい。

 

(続く)

« 【疫癘退散編】COVID狂想曲 Op.19 Mov.9(たけちゃん・ムジナもん コロナ対応) | トップページ | 似て非なるもの - POP vs POS(あるいは Initialism vs Acronym) »

Visual界:キャラクター/シンボル/ロゴ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 【疫癘退散編】COVID狂想曲 Op.19 Mov.9(たけちゃん・ムジナもん コロナ対応) | トップページ | 似て非なるもの - POP vs POS(あるいは Initialism vs Acronym) »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想