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2020年9月22日 (火)

【疫癘退散編】COVID狂想曲 Op.19 Coda

(承前)

 

振り返ってみると、今回のコロナ騒動は、都市と地方、いや都会と田舎の格差を残酷に炙り出したとも言える。それは、人口が多いか、人口密度が高いか、といった点よりむしろ「人の行き来の激しいところ」、つまり人的交流・人口動態の問題として。

 

現在、感染者数の上位10位は次のとおりである(熾烈に争ってきた愛知県と福岡県は、ここにきて9月16日に再び順位が入れ替わり、愛知が4位に浮上した)。

 

東京都
大阪府
神奈川県
愛知県
福岡県
埼玉県
千葉県
兵庫県
沖縄県
北海道

 

因みに11番目は京都府で、沖縄・北海道・京都と、日本の三大観光地がひとかたまりに並んでいる。今回ダメージが特に大きかった地域とも言えるのだろう。

 

一方、下位10位は次のとおり。

 

岩手県
青森県
鳥取県
秋田県
山形県
香川県
愛媛県
高知県・島根県(同数)
徳島県

 

四国が全部入り、北東北も然り。本音で言えば、この辺りは GO TO トラベルのキャンペーンでも恩恵を受けにくい地域ではないのか、本質的に。

 

以上、かなり極端な傾向が見られると思うけれども、どうだろう。

 

前にも書いたけど、地域ごとに感染防止策や「新しい生活様式」は違っていて然るべきだとツルは思う。それはいろんな病気ごとに適切な予防策は違うよね、というのと同じことで。科学的知見と社会・政治がこれまでになく密接に絡み合っているところは違うだろうけど。
そこには、正体の知れないコロナという新たな敵を最も効果的に(いや、効率的に?)叩くことを求められていたにせよ、地域差を無視して一律のところを誘導した国と厚労省の責任も大きいとは思うが。
卑近なところで言えば、日本政府の提唱する「新しい生活様式」にも出ている「こまめに換気」なんて、冬が来たら、例えば北海道の士幌町や秋田の上小阿仁村では事実上不可能ではないの??食事を「屋外空間で気持ちよく」てのも同様。凍死のリスクはそりゃ鹿児島の伊佐市や高知の須崎市辺りとは違うでしょ?それって夏場の熱中症死のリスクと比べてどうなの?その辺り、九州人としちゃあ逆にえらく気にかかるばってん。

 

そんな中、全国均一のテンプレートに拠り続けることは選択肢を狭めるものであって、時が経てば経つほど弊害が大きくなっていくと考えます。第3波が来たなら、もっと。
やなぎはら天帝ポスターがこれまで、コロナ対応 → 感染症対策 → 新しい生活様式と変遷するにつれて実は採用数(依頼数?)先細りの身内ネタになっていったのは、何も途中で有料化したからとか、多くの地域で感染が収束を見たからとか、キャラクター運営側や自治体側が「一つありゃいいや」と考えたからとか、そんな理由からばかりではないと思う。「気づき始めている」からでしょう?

 

ひょっとしたら、新しい人類のあり方を、急ごしらえの「新しい生活様式」などのレベルではなく、人類が真面目に考えようとしている時に、ゆるキャラなんて不必要な雑音に過ぎないのじゃないかとも思う。・・・・・そうじゃないな。
そうした謗りを免れるためには、キャラクター入りのマスク作るとか、「グランプリ」や「さみっと」や「フェスティバル」や「ギネスに挑戦!」とかのお祭りイベント開くとかのレベルじゃなくて、カンファレンス開いて「ご当地キャラの将来」について実のある討論をやるぐらいのことをやらにゃいかんのじゃないでしょうかね。その時には着ぐるみなんか要らないわけで、運営者たちだけでいいはず。(そりゃ、「ゆるキャラなんてもう要らない」という結論の自治体も多いだろうけれども。)

 

/////

 

最後に、「正義の重み」について。

 

秋田県生涯学習センターのサイトに、「行動人」というページがある。

 

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行動人(こうどうびと)とは、秋田県の生涯学習がめざす人間像で、「学んだことを生かして行動する人」です。
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ここにやなぎはらともみも登場している。

 

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(2016.05.27 「行動人」サイト)

 

〔前略〕

 

[01689]
やなぎはら ともみ さん
ネコヤナギ
県北 , 県央 , 県南 , 県外 / 秋田市 / まちづくり

 

〔中略〕

 

私は、「世界キャラクターさみっと in 羽生」で、他のご当地キャラクターのアドバイザーをしたり、ガイドブックのデザインを手がけたりしています。(この催しは、2013年にマスコット最多集合記録を達成しギネス世界記録を達成しました)
最近では、真田幸丸、ねばーる君などのデザインにも関わっています。私はいわば、キャラクターの保母さんのようなもの。実は、捨て猫のように育児放棄されているご当地キャラクターがたくさんいて、そのキャラクターそれぞれのケースに合わせた運営の仕方のアドバイスもしています。
2016年2月7日に秋田市のエリアなかいちで、与次郎お散歩会を実施。これは、エリアなかいちのキャラクター与次郎にもっと親しんでもらおうと、与次郎がお友達のキャラクターたちと一緒にエリアなかいちとその周辺を散歩するというものです。第2回目の今回は、「童っこの雪まつり」に併せて開催しました。
赤い羽根共同募金あきたオリジナルキャラクター「はねっち」も私のデザインです。ニャジロウは、赤い羽根の応援団長をしたり、秋田動物管理センターの1日所長に就任したり、社会貢献活動も積極的に行っています。また、いぬ・ねこネットワーク秋田にも関わり、適正飼育を学べるホームページを作っています。

 

〔後略〕
-----

 

単なるゆるキャラデザイナーにとどまらずその運営者たる気概と自負があるのなら、この危機に臨んで己の行動を Slacktivism に終わらせないためにも、キャラクター保存が自己目的化してしまう結果を招かないためにも、エキスパートの立場から広い視野角と長い展望を持って自分の頭で深く考えていくことが必要ではないのか。それがこの数ヵ月やなぎはらのあり方をウォッチしていてツルが出した結論です。

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