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2021年2月11日 (木)

【加筆編】博多ラテンの血が騒ぐ?(福岡市マンホール)

(承前)

 

も少し書かせてつかーさい。

 

【Derivative Eight】に書いたようなわけでツルはマンホール蓋には全く関心がないけれど、唯一の例外として、自宅近くの路上で朝な夕なに目にするあるマンホール蓋のデザインがひどく気になっていた。実に不思議な幾何学模様でして、何を表しているのかはもちろん、どっちが上か下かさえわからない(もともとマンホールのデザインに上も下もあろうかいな)。でも妙に印象的で記憶に残る。今回ふと気になって調べてみたら、なんとこれもマンホールカードになってました。しかも第1弾(28都市30種類)に入っていたとは!世の中には知らんことが一杯あるのう。
こげな図柄ですとよ。

 

福岡市
マンホール蓋
〔1991年4月 設置開始〕
〔2016年4月1日 発行(第1弾)〕
Fukuokacitymanhole

 

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1990(平成2)年3月末に下水道普及人口100万人を突破したことを記念して、マンホール蓋のデザインを公募しました。「下水道施設のイメージアップと市にふさわしい個性的なデザイン」というテーマの公募に対して、全国から735点の応募がありました。
その中から[鳥]・[ヨット]・[街並み]などの抽象的なデザインの組み合わせが「人の都・福岡市のアクティブなイメージ」を連想させるという評価を受け、現在のデザインが選ばれました。またデザインの面白さや現代性がある、他都市にない斬新さなどもデザイン決定理由としてあげられています。
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へーえ、30年前の平成初期から存在してたんだ。しかも公募で!ちっとも知りませんでした。ツルが福岡を離れたのは40年前😌だったからなあ。作者は不明です。

 

いやどうしてどうして、アートしとうねぇww。いわゆるご当地アイテム -辛子明太子やら豚骨ラーメンやらもつ鍋やら鶏の水炊きやらあまおう苺やら山笠やらどんたくやら博多人形やら福岡ドームやら- を一切使わずに「活気」を表したというところは意欲的だと思う。改めてしげしげ見れば、微妙に傾けてあるんですね、この構図。
・・・って、ちょっと待った!!「鳥・ヨット・街並み」やて??
「街並み」はまあなんとなくわからんでもないし、「ヨット」は(逆)三角の図形がそうかなという感じがせんでもない。しかし「鳥」はどこにおるとやっ!?ばかちんが!

 

因みに、2006年にリデザインがかけられて今に至る。

 

Fukuokacitymanholemonochrome1Fukuokacitymanholemonochrome2

 

1個の大三角形が分割されて9個の小三角形になったわけ。これはビジュアル上の問題ではなく、路上での滑り対策を強化したということらしい。・・・ばかちんが!そんぐらい初めっからわかっとったやろうもんて!

 

今でも市内では両方のものをどこでも見ることができます。ツルが初めに見たのは小三角形×9の方。

 

因みに、周縁に並ぶ模様が●の場合は汚水用で、■の場合は雨水用である(「●」は「お」の字に似ていて、「■」は「雨」の字に似ているのね)。従ってこのマンホール蓋には「おすい」「うすい」の表示は施されていない。ついでに言えば「ふくおかし/福岡市」の表示もない(だから初めは福岡市のものなのか福岡県のものなのかわからなかった)。ここが一般的傾向と最も異なる部分ではないかと思う。考えてみりゃ汚水か雨水かなんて、いちいち一般人が知る必要はないよな(なんて口にしちゃ不適切なのかしら)。

 

調べていくと驚愕の事実はまだあった。なんと福岡市でも「マンホールコースター」が・・・。絶句。

 

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(2020.10.27 ファンファン福岡 抜粋)

 

〔前略〕

 

マンホールコースターを50人に! ハートのマンホールを見つけて応募を

 

Fukuokacitymanholecoaster

 

2枚セットです

 

福岡市内の「ハートのマンホール」を見つけて写真を撮影し、下記の1か2の方法で応募してください。

 

〔後略〕
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「ファンファン福岡」というのは、ローカル紙西日本新聞の運営するフリーペーパー&ネットメディア。
「ハートのマンホール」っつうのは以下のようなプロジェクト。スタンプラリーまでやったんだそうですよ(+_+)。

 

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昭和5(1930)年、博多・千代部の下水道整備に着手して88年。
福岡市の下水道事業が平成30(2018)年度に「下水道事業88周年」を迎えたことを記念し、「FUKU51MANHOLE(フクコイマンホール)」プロジェクトが立ち上がりました。
地下の見えないところで安全・安心なくらしを支えてきた、そして、これから先も支えていく下水道の姿=「見えないところでつながっている」をコンセプトとし、福岡の「福」と幸福の「福」、福岡に「来い」と「恋」、マンホールの形「円」と人と人とのつながり、巡りあいの「縁」を掛け、-福恋縁結び-として、福岡市のマンホールデザインの中に、[ハート]を仕込んだマンホール蓋を製作しています。
枚数は、限定51枚。下水道の存在に気付いてもらうきっかけとなり、そして、このマンホールを見つけた誰かの幸せが、縁が、これからもずっとつながっていきますようにというおもいを込めて、市内各地に設置を進めています。
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むちゃくちゃな企画やぞ(苦)。
実際にピンクや緑のものがあるわけじゃないようですが、ともあれ、福岡市に約15万枚あるというマンホール蓋のうちのたった51枚♥なんだから誠に有難いレアものですww。よく見りゃこれも「汚水」バージョンであるが(@_@)。ハートの位置は自分で探し出しんしゃい。

 

≪ふじみ野市以上のはしゃぎっぷりやないかーい!!≫

 

しかもコロナの最中に。

 

・・・オソロシイもので、マンホール蓋なんてとんと無頓着だったはずなのに、今回愚blogで取り上げてから微妙に気になったりしてるワタシ。
それと同時に、マンホール蓋が表す街並みの歴史、みたいなものも少し感じるようにはなってきた。伝統的な蜘蛛の巣デザインなら昔からある地区だと思うだろうし、上掲のような小異こそポイントで、ここの通りまでは大三角形タイプ、そこから横に入った路地では小三角形タイプ(無論この逆もあり)、なんてことも地域の成り立ちを表していると思う。

 

植物おたくのツル的には、これまでそうした役割を果たしていたのは家々に植えられている庭木だった。キンモクセイの多い住宅街なら1970年代までに家が建てられていったところだろうとか、それがハナミズキなら80~90年代かなとか、ヒメシャラやナツツバキなら2000年代、もっと新しいおうちではシマトネリコがよく植えてあるよなとか思って歩いてました。生け垣も同様で、前はサザンカぐらいしかなかったのが(もっと大昔ならマサキだ)、マンション等ではベニカナメの “Red Robin” が定番になっちまったし、トキワマンサクもぼちぼち使われたりしている。流行り廃りがあるから、それを確かめながらポタリングするのは楽しいです。
それとおんなじようなものをマンホール蓋にも感じている次第。

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