もうやめようよ、ご当地キャラとか。(Derivative 11:川西市マンホール)
(承前)
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こういう、鉄製の枠にパネルを嵌め込んだ的なのと、鉄板を彫って象嵌だか七宝焼だかみたいに仕上げたのと、2方式あるんですかね、カラーマンホールちゅうものには。どっちが堅牢なんだろう?
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そりゃもちろん後者の方が長持ちするに決まってますがな。実態がよくわからないけど、カラー版のデザインマンホールというものは何かの(周年行事とか?)記念に1個だけ作って、実際には設置せず「展示用」として後生大事に取っておく場合もあるらしい。コストの問題も絡むのだろう(Tax Payerどもよ覚醒せよ)。そういうケースでは前者が比較的多いんじゃないかなーと思いますがどうでしょう。
で、前者が実際に設置され年月が経過していった例を一つ挙げておこう。
兵庫県川西市
マンホール蓋
〔2012年9月 製作〕
あーあ、とうとう「下水道」幟を持たされてしまいましたか。2012年9月の川西市水道展で華々しく?発表された時のものなんですが。
ナンバープレートもこの少し前に作られていた。
2015.04.27【Derivative One】
ミニバイク(原動機付き自転車)用ナンバープレート
北野博也(23歳:宝塚大学造形芸術学部アート・デザイン学科3年)
〔2011年12月1日 交付開始〕
2013.01.11【その20】
金太郎キャラクター
きんたくん
塩崎歩美
〔2008年8月27日 デザイン決定〕
その後、風雨に曝されてこうなっていく・・・
嗚呼、九相図状態。
因みに川西市にもマンホールカードはあるけど(しかも2種類)、別のデザインである。いずれも後者のタイプが選ばれている。はん、なるほどね(-_-)。
こういうの、どう思います?ご当地興し的観点からも、下水道啓発的観点からも、逆効果しかないんじゃない??少なくともこんなものを人目に晒しとっちゃまずいわな。
できあがった時が一番美しくて、古びていくにつれみすぼらしくなっていくモノが多いのは世の常だけど、アートやデザインの世界でそこを前提にしちゃってよいわけ?定期的メンテナンスが必要なのならキチンとやりなっせえ。それができないんなら初めっからこんなもん作るな、です。
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