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2021年2月21日 (日)

【加筆編】不明の闇に漂うの巻(西宮市マンホールカード)

(承前)

 

ああ、無用かつ不要不急の枝葉が繁りまくって止まらぬわい。

 

マンホールカードの仕掛け人である下水道広報プラットホーム(以下、GKP) 企画運営委員の山田秀人(日之出水道機器株式会社 広報部)曰く。

 

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マンホールカードを取りに来る人の6割は、県外から訪れていることがアンケートにより分かっています。マンホールを通して下水道に理解を深めてもらいたい想いで作ったカードですが、各自治体にとっては観光のきっかけづくりになっているんです。企画当初は想像していなかった嬉しい効果でした
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「ダイエットのために○○茶を飲み始めたらお化粧ののりまでよくなってビックリです」みたいなww。こういう能天気な発言を見るとムキになって食ってかかりたくなる生真面目なワタシ。活動が始まってもうすぐ5年、「下水道に理解を深めてもらいたい」という大目的がどのような具体的成果に結実したのかお聞かせ願いたいもんですな。
因みに日之出水道機器株式会社は福岡市(!)博多区に本社を置く一部上場企業。早い話がマンホール蓋で稼いでいる会社だから、GKPも半ば業界の利益代表なんでしょうがね。

 

以下はマンホールカードのPRチラシから。

 

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日本のマンホール蓋は世界に誇れる文化物!
奥深い 『楽しさ♪』 を1枚に詰め込みました!
日本のマンホール蓋は全国各地デザインが違うご当地モノなのです。その土地に縁のある各所、名物品、スポーツ、 キャラクター等が描かれています。 まさに日本人の繊細さや丁寧さが生み出した路上の文化物!そのユニークさや美しさに惹かれて訪ね歩くファンが急増する中、ついに世界に誇れる『マンホールカード』 がここに誕生!!
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勘違いするな。海外各地にだって独自の装飾を施した印象的なマンホールは存在する。そう、これ見よがしにご当地アイテムをてんこ盛りにしたりしなくても、もっと美しいものが。
でもその話は気が向いたらまたの機会にってことで、今回は敢えてdeepでcoreなヲタクの世界に潜入します・・・。(ぶっちゃけ、マンホールにもマンホールカードにも興味関心はないんだけど、調べりゃ調べるほどわからないことが出てくるので、それをそのままにしておくのがどうにも気持ち悪かっただけ。)

 

Af_mitochanmanholecardbeforeAfmitochanmanhole

 

このミス↑について調べていて、だんだんにわかってきたこと。
そもそも、マンホールカードに記載されている経度緯度の座標というのは、そのカードに出ているマンホール蓋そのものの所在場所を表すという立て付けらしい。配布場所でもらったカードの座標情報を頼りに歩いていけばお宝の在り処に辿り着けるという♥ス♥テ♥キ♥な仕組みでス。
だからその現物に何かの変更が加えられれば、カードも修正されて再印刷され、裏面に記載されたロット番号が1増えることになる(増刷がかかるたびに増やしていくらしい)。ヲタクのコレクター魂に火をつけるガジェットが満載です。
ところがここには落とし穴もあるようでして。このカードをめくってみる。

 

兵庫県西宮市
マンホールカード
〔2017年12月9日 発行(第6弾)〕
NishinomiyacitymanholecardbeforeNishinomiyacitymanholecardafter

 

当初:34°42'35.9"N 135°20'45.3"E
現行:34°43'21.5"N 135°21'44.8"E

 

これはミスではなく、特段の事情あっての変更であり、さるマニアのサイトに次のように出ている。

 

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座標蓋のあった甲子園浜浄化センターが平成30年9月の台風21号に伴う越波と高潮の被害を受けたため、座標が変更された。また、「うすい」の表記が「ごうりゅう」と変わるなど、蓋の写真も変更されている。台風の被害にあう一か月前からカードの配布場所も変更されており、蓋の写真と併せて変更されている。
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つまり現物が替わったわけ。情報が微妙に中途半端なので裏を取ってみると、次々に意外なことがわかってきました。

 

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(2017.12.10 西宮市政ニュース 抜粋)

 

こうしえん観光案内所での配布のほか、甲子園浜浄化センターの施設見学者(要事前申込。10人以上で実施)にも配布します。
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(現在の西宮市サイト)

 

平成29年12月9日より配布を開始しており、平成30年8月1日からは「クリエートにしのみや(ららぽーと甲子園2F)」で配布しております。
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この変更は次のような大人の事情があったからです。

 

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平成27年8月に開設したこうしえん観光案内所(阪神甲子園駅東改札阪神電車サービスセンター内)ですが、平成30年3月31日(土曜日)をもって営業を終了させていただくこととなりました。
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ご愁傷様です。でもあれ、そうなると、2018年4月1日から7月31日まではどこで配布されていたのだろう。よくわからんなと思ったらさるブログに。

 

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(2018.08.05 オキラクウサギ 抜粋)

 

配布当初は、阪神甲子園駅出てすぐの観光案内所で配られていましたが、行く直前に市のサイトで確認すると2018年8月1日からはららぽーと甲子園に変わっていました。危ない危ない。
この場所で3度目のスポット変更みたいなので、今後も配布場所が変わってもおかしくないですね。
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あ、「3度目」?(多分、「3度目の変更」ではなく「3番目のスポット」の意味と思うが。)
「オキラクウサギ」氏が自らららぽーとに赴いてゲットしたというカードの裏面には「阪神アイビートラベル甲子園営業所」と表示されているので、そこが2番目だったのかもしれない。しかし、この営業所自体今はもう廃止されているので、これ以上調べようがない。
要するに、配布場所の変遷としては;

 

こうしえん観光案内所 & 甲子園浜浄化センター → 阪神アイビートラベル甲子園営業所 → クリエートにしのみや(ららぽーと甲子園2F)

 

ということみたい。

 

しかしそんなアレコレは枕に過ぎないんです。ツルが意外だったのは次の情報。これもやはり実地に行ってきた人。

 

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(2017.12.24 43才おっちゃんのはじめてのブログ 抜粋)

 

このカラーマンホール蓋は設置されず、甲子園浜浄化センターで展示されているそうです。
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えっ。「設置されず」!?それじゃ、初回ロットのカードに記載された座標情報は何を示していたわけ??ひょっとして、展示場所!?
そりゃ前回の宮城県柴田郡柴田町の例を挙げるまでもなく、カラー版は1個だけ作って設置せずに展示専用とすることがあるのはツルも(今では)理解している。よその土地でマンホールのイベント(いろいろあるんですよこれが)なんかがあった時に、それを貸し出せば大したコストもかけずに大きな顔ができようというものww。本末転倒で下らねえけど。
しかし、カードに載せるとなれば話は別でしょ。ご当地の街角はこんなきれいでかっこいいマンホール蓋で飾られているんだと思ってわざわざ「県外から訪れて」みれば、そんな風景はどこにもないわけ。そんな実態でマンホールカード作んなよ、だし、それで「路上の文化物」を名乗るなんて限りなく詐欺に近いじゃん。何のためにやっているのかと疑問を感じます。
違う?GKPはん。

 

ところがさらに、正反対の情報も。

 

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(2017.12.24 投稿:2020.10.18 更新 西宮流)

 

この配布に合わせて、阪神甲子園球場の近くにカードと同じ色付きのマンホールが設置されました。
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えーい、どういうこったよ。
愚blogを書いててしばしば感ずるところではあるけれど、みんな少しずつ、嘘をつくんです、それと気づかずに。

 

♪包帯のような嘘を 見破ることで
 学者は世間を 見たような気になる

 

2017.12.24の「43才おっちゃん」氏の情報は伝聞だから客観的事実とは多少違っているかもしれない。例えば近い将来に実地設置されることが決まっていたとかさ。
奇しくも同じ2017.12.24付の「西宮流」の記事は2020.10.18に更新がかかっているから、「設置」の文章はその時点で書き変え/書き加えられたものかもしれない。この記事では配布場所も「ららぽーと甲子園2F クリエートにしのみや」とされており、これは事後的に書き変えられたことを意味する。
いずれにせよ、2020年10月時点でカラーの現物の路上設置がされていたことは事実。それが今も続いているのかどうかは知りまっせんww。とかくこの世は有為転変。

 

― Inspired by「世情」中島みゆき(1978.04.10リリース アルバム「愛していると云ってくれ」より)―

 

(続く)

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