【加筆編】Mauvais Sang, Partout #4(ジュッピーちゃん)
(承前)
「駒井グリーン」、今少し責め立ててまゐりませう。
福島県石川郡平田村
しばざくらの里 道の駅ひらた
シンボルマーク?キャラクター?
(作者不明)
イニシャル[ひ]のプラットフォームに、ご当地名所の森林公園「ジュピアランドひらた」ご自慢の25万株の[シバザクラ]+[ハート]を盛り付けた感じ。
因みに、「ジュピアランド」とは何から来てるのだろう、シバザクラのことかいなと思ったら学名 Phlox subulata、英名 moss phloxでこれは関係がない。調べていくと『樹 + ピア(仲間)+ ランド(大地)』だそうで、まさか “peer” が含まれてるとは思わなかった。
何かしら、コンセプトに少しずつ少しずつズレや歪みが生じている気がする。なぜ、道の駅PRのために別の公園のアイテムを用いるのだろう。そこまでシバザクラが村のイチ推しだったら当然村の花だろと思ったら、それはタンポポ(*_*)。
不明なところの多い作品で、マークなのかキャラクターなのかという性格づけも制定時期もわかりません。もっとわけがわからないのは(愚blog的に言えばやり甲斐のあるのは)、2009年オープンのこの施設に実はもう一つIconがあることで。
あ、これって・・・・・!
【2018.10.28「月曜から・・・日曜まで夜ふかし」】
福島県石川郡平田村
平田村商工会
芝桜の里ひらた イメージキャラクター
ジュッピー
井口やすひさ(?)
〔2004年5月制定?〕
商工会のIconのバリエーションが道の駅で使われてるわけだ。ま、いずれもテンプレの塊やけど。
「道の駅ひらた」で検索をかけると駒井版の画像がこの施設のところに現れてくるものの、同施設サイト本体では現在どちらも使われていない。
平田村サイトには駒井版のバナーが出ている。
かと思うとTwitterとFacebookではやすひさ版Ⅱ。
カントリーサインにやすひさ版が出てくるのは、これは道の駅を示しているのではなくて、平田村そのものを表しているんだろうな。
肝心の施設そのものもやすひさ版Ⅱのカラバリが。
一方、駒井版はあれこれグッズも出ていた。
チラシ類はやすひさ版のようです。
ツルははじめ、駒井版がこの道の駅の看板Iconだったところ現在は使われなくなり、やすひさ版が後釜に据えられたんじゃないかと思ったのだけれど、変更になったんなら理由はなんで?駒井版が気に入らなかったってこと?権利関係が錯綜したん?などなど考えて、いろいろ調べてもようとわからん、と締めかけたところにこんな手がかりを見つけた。
全国の道の駅には、お買い物をするともらえる「記念きっぷ」なるものがありまして(きっぷ単体での販売もしとるらしい)。福島県下だけでも35ヵ所ほども導入されてるそうです。
道の駅ひらたでも手を替え品を替えしてやっているところから時系列に沿って表・裏で抜粋すると・・・
オープン記念切符
1周年記念きっぷ
道の駅ひらた除染完了記念きっぷ
入場者50万人達成記念きっぷ
180円きっぷ(いちごソフト)
「除染完了記念」という言葉にはっとします。(こんなものでも転売の対象になったりしてるのであろうが。)
ツルの想像とは逆に、この施設がオープンした2009年7月にはやすひさ版Ⅱ、1周年の2010年7月には駒井版だったわけ。しかしその後も双方が入り乱れ状態だったとは!(+_+)
しかも駒井版の愛称が「ジュッピーちゃん」だなんて!この愛称は他では見出せないけど、やすひさ版「ジュッピー」と区別がつかんばい😖。
「いちごソフト」きっぷでは、駒井版が盛りアイテムを[指から血飛沫]+[花籠] → [ソフトクリーム]+[いちご]に持ち替えている。
脱線すると、「ご当地ソフト3兄弟 その参」とある残りの二つは、「アスパラソフト」きっぷと「じゅうねんソフト」きっぷ。前者はアスパラガスをソフトクリームに一本突き刺した図柄で、調べてみたらホントにそんな姿でサーブされてるんです↓。
同じ福島県下、会津大内宿の「高遠そば」が、太葱丸ごと一本を箸代わりに添えて供されるのを思い出しました😜。前に女優の杏がテレビでこの蕎麦を猛烈な勢いで食ってたっけ。
「じゅうねん」とはご当地言葉でエゴマのことで、食えば十年寿命が延びるという謂れらしい。残念ながらエゴマは図柄に描き込まれてませんが(そりゃ無理やろww)。
そうこう道草食いながらとうとう辿り着いたのが、道の駅ひらたのスタンプです。
まさかの「ジュッピー」&「ジュッピーちゃん」ダブルフィーチャー、究極のテンプレ揃い踏みですぜwwww。
結論。
両建てで運用してるんですね。率直に言って、現在、人口6千人を割ったレベルのご当地でそう来るとは思わなかったけど。
(まだ続く)
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